6 / 74
第1章 解放
第5話 ノルデン帝国
しおりを挟む
僕は無能として国外追放された後、道中でグレイ、バル、レイカの三人の冒険者に出会った。本来なら一人で別の国に到着する筈だったが、思いの外距離があり体力も限界に達し倒れる寸前になってしまった。
それから三人の冒険者の話を聞き、僕は焚き火を囲んだ訳だが、勇者一行を追放された身として今後の目的が無い僕は成り行きで冒険者を目指すことにした。
焚き火を囲んで朝になれば、僕を含めた四人は、僕の目的に合わせて北の国を目指す。
「そういえばハクさんの行こうとしている国はどういう所か知ってるいるんですか?」
「なんだい? 知ってなくちゃ危険だと言っているように聞こえるんだけど?」
「いや、別にそう言う訳では無いんですが、北の国と言うと思い当たる最も近い国は法に厳しい国なので……」
法に厳しい国か。これは聞いておいて損は無いね。僕は常識は持っていてもその常識は異世界で通じるとは思えない。だから僕は異世界にとっては世間知らず同然。しっかり聞いておこうじゃないか。
「へぇ、法に厳しいか。じゃあ出来る限りその国で安全に過ごせるように色々聞かせてもらおうか。じゃあまず、僕たちが目指している国について簡単に教えてくれ」
グレイは続けて答える。
「うん。俺達が行こうとしている国の名前は、ノルデン帝国。一人の皇帝と呼ばれるクラトラス王を中心で動き、軍事力に長けているんだ。法に厳しいって言ったけど、要は君主制でね。国民はみんな王様の機嫌を損ねないように生きている感じかな。
と言っても入国から生活に至るまで細かいって訳では無いし、"普通"に生活する分には申し分ないよ。ただ何が問題なのかと言えば、冒険者や軍かな。もし此処でこれからをやっていくつもりなら王様に従った方が良い。
調子に乗って生意気な態度取った人で生き残った人なんて見た事も聞いたことないよ」
君主制の帝国かぁ。ファンタジーの物語には必ず一つあってもおかしく無いありきたりな設定だよね。それから主人公は王様を更生させるとか? んな命知らずなことは決してやるつもりはない。
「なるほど。それは肝に命じておこう。とにかくヤバい国だってことは分かった。じゃあ、冒険者をやって行くについて注意すべきことはあるかな?
そんな国なら下手しても『知らなかった』なんて許されなさそうだ」
「そうだねぇ。強いて言えば軍と冒険者の上下関係かな。国民は当たり前だけど、軍人に逆らおうものなら、怪しまれようものなら絶対抵抗しない方が良い。理不尽なことなら抵抗したい気持ちも分かるけど、あの国は軍人に対する軽口で侮辱も王への反逆に繋がるから。
正直に本当のことを話して、例え事実が膨張されてもそれを認めるしかない。
もっと言って仕舞えば、素直に殴られろ。そんな感じかな」
尽く、絶対王政なんだねぇ。一切の抵抗、言論は許されない。例え抵抗せずとも舐めた真似すれば殺されるって? ストレスが溜まりやすい人は長生き出来なさそうだ。
これくらいなら……僕でも耐えられそうかな。いや耐えるって言い方は違うかな。僕に合ってる。何がなんでも反逆罪に問われてしまったらまぁ、何とかなるでしょ。
こういう国の王様はあまりの自己中心で国民から怖いイメージを持たれやすいけど、だからこそ真摯な忠誠の前では意外と温厚な人だったりする。僕の偏見だけどね。
「ありがとう。内情はよーく分かった。まぁ、平穏に生きていくよ」
「うん。さて、そろそろ着きますよ。今日は降ってなさそうだな。とりあえず一人だと色々と分からないことも多いだろうし、入口から冒険者ギルドまで付き添いましょう」
草原の道を歩きノルデン帝国とやらが近づくと若干の気候の変化を感じた。極寒って程でも無いけど若干肌寒いって感じかな。
それで漸く目的のノルデン帝国に到着っと。巨大な無機質な鋼の壁と、門番の死んだような目。外観は要塞そのものなのに、兵士の空気が物々しさ以上に陽気さが一切感じられない。この人たち生きてて楽しいのかな?
大門前に近づけば兵士が僕と三人を止める。
「そこ止まれ。通行証を見せろ」
「はいはい。えっとすみません。一人だけ通行証を無くしてしまいまして、再発行を頼めますか?」
「ッチ……面倒くせぇなあ。これが仮通行証だ。これでは何処でも国に入るまでが権限の限界だ。入ってすぐ横にある役所で通行証の再発行をしてもらえ。分かっているとは思うが変な真似はするなよ? こっちだって忙しいんだ」
通行証無くしたって僕のことだろうか? この感じだと通行証は誰でも持っているのが当たり前なのだろう。
適当に合わせよう。
「安心したまえ。僕は善良な国民だ。わざわざ喧嘩を売るような馬鹿な真似はしないさ」
「シッ! さっさと失せろゴミが」
おっとー? これはなかなかだねぇ。上下関係なんて言うより、軍人にとっては国民や冒険者は最早生物として見ていないようだ。
「じゃあ、次は通行証の再発行だね。確かシュトラール王国発だよね。出身でなくとも何処で生きていたか。それさえ有れば、これは全大陸共通でいつでも発行出来るんだ。
正直いって訳ありで出身地が無いとか覚えてないだとか、面倒だからね」
ノルデン帝国に入って役所を訪れるとグレイは通行証について話しながらテキパキと慣れた動きで僕に通行証を渡した。
通行証は5×7cmくらいの小さな硝子板で、硝子面に大きく僕の名前『カゲリ・ハク』と浅く彫り込まれていた。
そして名前の下に小さく『ノルデン帝国』と彫られている。
「はいこれ通行証。大事にしてね」
「美しい。こんな繊細な硝子細工、そんなに即興で作れてしまうのかい?」
「アハハ、人が彫ってる訳ないじゃないですか。それは音の『魔式』です。人の声や周囲の音を媒介として発動するものですね。別に珍しくは無い筈ですが……必要な時しか使われませんからねえ。俺達冒険者にとっては身近な物でも無いですねぇ」
「魔式? とはなんだい? 魔法とは違うのかな?」
「魔法……? ええっと……その魔法がなんのか分からないけど、色んな種類があるんだ。それは追々説明するよ。まずは冒険者ギルドへ行こう」
「あぁ、頼む」
異世界特有のものかな。どこでも魔法と魔術だけって訳では無いんだね。まぁ、これについては軽い知識として取り入れておこう。
それから三人の冒険者の話を聞き、僕は焚き火を囲んだ訳だが、勇者一行を追放された身として今後の目的が無い僕は成り行きで冒険者を目指すことにした。
焚き火を囲んで朝になれば、僕を含めた四人は、僕の目的に合わせて北の国を目指す。
「そういえばハクさんの行こうとしている国はどういう所か知ってるいるんですか?」
「なんだい? 知ってなくちゃ危険だと言っているように聞こえるんだけど?」
「いや、別にそう言う訳では無いんですが、北の国と言うと思い当たる最も近い国は法に厳しい国なので……」
法に厳しい国か。これは聞いておいて損は無いね。僕は常識は持っていてもその常識は異世界で通じるとは思えない。だから僕は異世界にとっては世間知らず同然。しっかり聞いておこうじゃないか。
「へぇ、法に厳しいか。じゃあ出来る限りその国で安全に過ごせるように色々聞かせてもらおうか。じゃあまず、僕たちが目指している国について簡単に教えてくれ」
グレイは続けて答える。
「うん。俺達が行こうとしている国の名前は、ノルデン帝国。一人の皇帝と呼ばれるクラトラス王を中心で動き、軍事力に長けているんだ。法に厳しいって言ったけど、要は君主制でね。国民はみんな王様の機嫌を損ねないように生きている感じかな。
と言っても入国から生活に至るまで細かいって訳では無いし、"普通"に生活する分には申し分ないよ。ただ何が問題なのかと言えば、冒険者や軍かな。もし此処でこれからをやっていくつもりなら王様に従った方が良い。
調子に乗って生意気な態度取った人で生き残った人なんて見た事も聞いたことないよ」
君主制の帝国かぁ。ファンタジーの物語には必ず一つあってもおかしく無いありきたりな設定だよね。それから主人公は王様を更生させるとか? んな命知らずなことは決してやるつもりはない。
「なるほど。それは肝に命じておこう。とにかくヤバい国だってことは分かった。じゃあ、冒険者をやって行くについて注意すべきことはあるかな?
そんな国なら下手しても『知らなかった』なんて許されなさそうだ」
「そうだねぇ。強いて言えば軍と冒険者の上下関係かな。国民は当たり前だけど、軍人に逆らおうものなら、怪しまれようものなら絶対抵抗しない方が良い。理不尽なことなら抵抗したい気持ちも分かるけど、あの国は軍人に対する軽口で侮辱も王への反逆に繋がるから。
正直に本当のことを話して、例え事実が膨張されてもそれを認めるしかない。
もっと言って仕舞えば、素直に殴られろ。そんな感じかな」
尽く、絶対王政なんだねぇ。一切の抵抗、言論は許されない。例え抵抗せずとも舐めた真似すれば殺されるって? ストレスが溜まりやすい人は長生き出来なさそうだ。
これくらいなら……僕でも耐えられそうかな。いや耐えるって言い方は違うかな。僕に合ってる。何がなんでも反逆罪に問われてしまったらまぁ、何とかなるでしょ。
こういう国の王様はあまりの自己中心で国民から怖いイメージを持たれやすいけど、だからこそ真摯な忠誠の前では意外と温厚な人だったりする。僕の偏見だけどね。
「ありがとう。内情はよーく分かった。まぁ、平穏に生きていくよ」
「うん。さて、そろそろ着きますよ。今日は降ってなさそうだな。とりあえず一人だと色々と分からないことも多いだろうし、入口から冒険者ギルドまで付き添いましょう」
草原の道を歩きノルデン帝国とやらが近づくと若干の気候の変化を感じた。極寒って程でも無いけど若干肌寒いって感じかな。
それで漸く目的のノルデン帝国に到着っと。巨大な無機質な鋼の壁と、門番の死んだような目。外観は要塞そのものなのに、兵士の空気が物々しさ以上に陽気さが一切感じられない。この人たち生きてて楽しいのかな?
大門前に近づけば兵士が僕と三人を止める。
「そこ止まれ。通行証を見せろ」
「はいはい。えっとすみません。一人だけ通行証を無くしてしまいまして、再発行を頼めますか?」
「ッチ……面倒くせぇなあ。これが仮通行証だ。これでは何処でも国に入るまでが権限の限界だ。入ってすぐ横にある役所で通行証の再発行をしてもらえ。分かっているとは思うが変な真似はするなよ? こっちだって忙しいんだ」
通行証無くしたって僕のことだろうか? この感じだと通行証は誰でも持っているのが当たり前なのだろう。
適当に合わせよう。
「安心したまえ。僕は善良な国民だ。わざわざ喧嘩を売るような馬鹿な真似はしないさ」
「シッ! さっさと失せろゴミが」
おっとー? これはなかなかだねぇ。上下関係なんて言うより、軍人にとっては国民や冒険者は最早生物として見ていないようだ。
「じゃあ、次は通行証の再発行だね。確かシュトラール王国発だよね。出身でなくとも何処で生きていたか。それさえ有れば、これは全大陸共通でいつでも発行出来るんだ。
正直いって訳ありで出身地が無いとか覚えてないだとか、面倒だからね」
ノルデン帝国に入って役所を訪れるとグレイは通行証について話しながらテキパキと慣れた動きで僕に通行証を渡した。
通行証は5×7cmくらいの小さな硝子板で、硝子面に大きく僕の名前『カゲリ・ハク』と浅く彫り込まれていた。
そして名前の下に小さく『ノルデン帝国』と彫られている。
「はいこれ通行証。大事にしてね」
「美しい。こんな繊細な硝子細工、そんなに即興で作れてしまうのかい?」
「アハハ、人が彫ってる訳ないじゃないですか。それは音の『魔式』です。人の声や周囲の音を媒介として発動するものですね。別に珍しくは無い筈ですが……必要な時しか使われませんからねえ。俺達冒険者にとっては身近な物でも無いですねぇ」
「魔式? とはなんだい? 魔法とは違うのかな?」
「魔法……? ええっと……その魔法がなんのか分からないけど、色んな種類があるんだ。それは追々説明するよ。まずは冒険者ギルドへ行こう」
「あぁ、頼む」
異世界特有のものかな。どこでも魔法と魔術だけって訳では無いんだね。まぁ、これについては軽い知識として取り入れておこう。
0
お気に入りに追加
62
あなたにおすすめの小説
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
デキナイ私たちの秘密な関係
美並ナナ
恋愛
可愛い容姿と大きな胸ゆえに
近寄ってくる男性は多いものの、
あるトラウマから恋愛をするのが億劫で
彼氏を作りたくない志穂。
一方で、恋愛への憧れはあり、
仲の良い同期カップルを見るたびに
「私もイチャイチャしたい……!」
という欲求を募らせる日々。
そんなある日、ひょんなことから
志穂はイケメン上司・速水課長の
ヒミツを知ってしまう。
それをキッカケに2人は
イチャイチャするだけの関係になってーー⁉︎
※性描写がありますので苦手な方はご注意ください。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
※この作品はエブリスタ様にも掲載しています。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
一人だけ竜が宿っていた説。~異世界召喚されてすぐに逃げました~
十本スイ
ファンタジー
ある日、異世界に召喚された主人公――大森星馬は、自身の中に何かが宿っていることに気づく。驚くことにその正体は神とも呼ばれた竜だった。そのせいか絶大な力を持つことになった星馬は、召喚した者たちに好き勝手に使われるのが嫌で、自由を求めて一人その場から逃げたのである。そうして異世界を満喫しようと、自分に憑依した竜と楽しく会話しつつ旅をする。しかし世の中は乱世を迎えており、星馬も徐々に巻き込まれていくが……。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる