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食べられているみたいな感触。だけどそこには恐怖は無い。

これが僕が食事をしている時の宗吾さんの気持ちなんだろうか。

奉仕される事に慣れていない体は、すぐに爆発寸前になってしまう。

「俺のもしてくれる?」

宗吾さんに言われて、ようやく彼の服を脱がせて昂り直接ふれるありさまだ。
彼の陰茎はすでに固くなっている。
血管が浮かび上がっていて赤黒いそれを見ると、やっぱり美味しそうだと思う。

多分、僕は愛を知っても、この先本能が消えることは無い。
先っぽを舐めるとやっぱり甘い。

好きな味だと思う。
だけど、彼の体液が体の中に入ってくる感じはしない。

体は満たされていてこれ以上の栄養を必要としていない。
だから、これも僕がしたいからすることなのだ。

宗吾さんの昂りに舌を這わせる。
えらの張った部分を舐ってそれから鈴口に舌をこすりつける。

ふっ、という宗吾さんの吐き出した呼吸に色気がある。
ドキリとしてしまうと、宗吾さんは口に含んだ僕のものを、じゅるりと緩く吸い上げる。

自分の陰茎が膨らむのが分かる。

宗吾さんの口淫に喜んで蜜をだらだらと流してしまっているが分かっているのに止められない。

宗吾さんから口を離して今度こそ待って、と言おうとしたけれどそれはかなわなかった。

舌で裏筋から鈴口を舐めあげられただけで駄目だった。

ドロドロとした白濁がせりあがってきて、宗吾さんの口を汚してしまう。

今度こそ、宗吾さんの昂りから口を離して「ごめんなさい。出してください!」と慌ててベッドサイドにあったティッシュを数枚取り出して差し出す。

宗吾さんは少し驚いた顔をしてから「君はいつも飲んでるのに?」と聞いた。

それとこれとは問題が全く違う。
宗吾さんのそれは食事ではない。

ごくり、と宗吾さんの喉がなる。
嬉しそうに笑う宗吾さんは相変わらず上機嫌に見える。
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