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腹の中 ★真木

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俺のフェラで呆気なく達したルイは、布団に寝たまま真っ赤な顔をしてハァハァと荒い呼吸を繰り返してる。

よっぽど気持ち良かったんだろう。
精液が全部出切っても、ルイのチンコはビクビク動いてたから、長い射精感を得たはずだ。
でも少しばかり刺激が強過ぎたのかもしれない。ルイはまだオナニーを覚え始めたばかりだし。
少し反省もしたけどルイを気持ち良くさせてやったっていう達成感の方が強くて気分が高揚した。
もう自分は今日は出さなくてもいいや、って思うくらい晴れ晴れとした気持ちになった。

チンコをしまって、自分もルイの隣に寝転がる。

「気持ち良かったか?」

頭を撫でてやると、ルイは仰向けの体勢から横向きになり俺へと体を寄せてきた。甘えるように俺の胸に顔をくっつけると小さい声で「すごく気持ちが良かった」と呟いた。
顔は見えないけどルイの耳は真っ赤だ。それに俺のシャツをきゅっと握りしめてる。きっと恥ずかしいんだろう。

胸がキュンとしてもう一回しゃぶってやりたくなったけど、このままだと夕飯を食いそびれそうだから自重した。
でも、なかなか離れがたくて、ルイの頭を撫でる手を止められないでいた。
そうしてるうちにルイの手がモゾモゾと動き出した。どうやら俺のデニムのファスナーを下げようとしてるようだ。

「ルイ、しなくていいよ。俺は大丈夫だから。風呂入って飯食っちまおうぜ」

いつもなら夕飯の後に風呂だけど、今日は汗をかきすぎた。先にさっぱりしてから夕飯の準備をしたい。
そう考えて布団から起き上がろうとしたけど、ルイの手は止まらなかった。

「僕が大丈夫じゃない」
「ホントに気にしなくていいって」
「そうじゃなくて、僕は真木君の精液が飲みたい。飲んじゃダメなものだと思ってたから今朝は吐き出しちゃったけど、本当は飲みたかった」
「……そんなに美味いもんでもねーって」

思ったよりは不味くないかも、ってのがルイの精液を飲んでみた俺の感想。
よく苦いとか青臭いとかって表現されるけど、そんな感じはしなかった。例えるべきじゃないだろうけど、食べ物に例えるなら薄めた魚醤?どっかの国の調味料だって言われたら『世界は広いな』って思うくらいの感じ。

でも、もしかしてルイのが特別そんな味なのかもしれないし、俺の舌がバグってる可能性もある。

俺の心配をよそに、ルイは前のめりで返事をした。

「味はどうでもいいから」
「……そ、そうか?」
「うん。真木君の精液を僕のお腹の中に入れたいだけだから。……だめ?」

ルイは俺の股間を触りながら上目使いで見つめてきた。

こんな風におねだりされて駄目って言えるワケない。
一度落ち着いたはずの熱が振り返して舐めてもらいたくて堪らなくなった。

「……無理だと思ったら吐き出せよ?」
「うん」


横臥している俺の股間と向き合って顔を埋めるルイ。
ちゅぷ、と小さな音と一緒にチンコは濡れた温かい口内に包まれた。
それだけで気持ちいい。腰が前へと動きそうになってしまう。

「っは、ヤバ過ぎ」

思わず声を漏らすとルイは俺を見上げた。
咥えたままのルイの顔は俺の形に歪んでて綺麗な顔が台無しになってた。
それが凄く卑猥で愛しくて、無性に俺もルイに触れたくなった。
体を曲げてルイの体に手を伸ばして、シャツの裾を捲り上げ、直に素肌に触れる。
しっとりと滑らかな手触り。
まで撫でるように手を滑せていくと、到着したのは小さな突起だ。
触れるとルイから小さく息が漏れた。それに気を良くした俺は爪でカリカリとそこを刺激した。
指先に感じる突起が少しだけふっくらしてきたのを感じて興奮した。

ちゃんと感じてくれてるか?と、ルイの顔を覗き込めば、ルイはイタズラしてた俺の手を握り動きを封じた。そして咥えていたチンコを口から出した。

「真木君に触ってもらうと嬉しくて気持ちいいけど、僕の口が動かなくなっちゃうから」

確かに俺が乳首にイタズラし始めてから、ルイの舌や口は動かなくなった。
こうすれば射精までの時間が稼げてゆっくりイチャイチャ出来るんだな、と今後のことを考えてるとルイはまた俺のをしゃぶり始めた。
俺の片方の手はルイに封じられたままだ。

ルイは唇をすぼめ頭を前後に振って俺のを扱いてる。
『真木君、気持ちよくなって』そんな声が聞こえてきそうなほど一生懸命だ。
健気に見えてグッとくる。

「は、ル、イ……っ、いき、そっ」

割りとすぐ余裕がなくなって、途切れ途切れに限界だと伝えるとルイの頭の動きが激しくなった。

「っ、出す」

いく瞬間、ルイが言った「真木君の精液を僕のお腹の中に入れたい」という言葉が頭に浮かんで、俺は酷く嗜虐的な気持ちになった。
思わず空いている方の手でルイの頭を押さえつけてしまった。

「はっ、飲め、ルイ、くっ――」

無理なら吐き出していい、なんて言ったくせに真逆のことを言って、俺の出したものがルイの体に染み込めばいいって願いながら出した。

今朝よりも大量。

強い快感が通り過ぎて、心地よい気だるさに包まれ始めた頃、俺はやっと我に返ってルイを押さえ付けてた手を離した。

「っ、ごめん! 大丈夫か、ルイ」

ルイの口からチンコを抜くと唇の端から白い液体が一筋流れた。ティシュを持って来よう、そう思ってるのに体が動かなかった。

見とれてしまって。

ルイは、目尻を下げてとろんとした表情をしていた。世界中の幸せをかき集めたみたいな顔。
そんな顔のまま、コクリと喉を動かして俺の精液を嚥下した。
唇に付いた精液は指で掬って、更に舌で舐め取って。

頭の芯まで痺れる。

そんな感覚に囚われてルイをぼけっと見てたら目が合って、弾けるような笑顔を向けられた。
俺の中心がまたカッと熱くなった。


結局、その日の夕食はかなり遅い時間になってしまった。
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