【本編完結済】ヤリチンノンケをメス堕ちさせてみた

さかい 濱

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プレゼント

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    疲れた。

    クリスマスパーティーなんて、少し顔を出してさっさと抜けようと思ってたのに、目の前で喧嘩が始まってうっかり仲裁したらガッツリ巻き込まれてこんな時間まで拘束されてしまった。
    殴り合いの喧嘩で、結構な騒ぎになっていた為、誰かが通報したのか警察が来てしまった。
病院に行ったり、その後警察で事情聴取までされて、さっきやっと解放されたところだ。
    ちなみに喧嘩をした二人はどちらも軽症で全治二週間。僕は止めた時に胸ぐらを掴まれてカットソーが伸びたのと、擦れて首にかすり傷が出来た程度で済んだ。


    深夜2時半。

    マンションの玄関の前でため息を吐いて、そっと鍵を開けた。

    春日部の靴はある。
    バイトは11時までだから、とっくに帰ってきてるし、もう寝ているだろう。

    起こさないようにそっと歩いて、リビングのソファーにバッグとコートを放り出し、洗面所で服を脱いだ。
    首のところが伸びてしまったカットソーはゴミ箱に捨てて、それ以外の服は洗濯機に放り込んだ。
    首のガーゼも剥がし、さっとシャワーを浴びる。

    洗面所にいつも置いてあるガウンを着て、歯を磨いて、髪を適当に乾かして寝る準備は完了。

    早く寝ないと。

    明日から泊まり込みのバイトで、昼過ぎにはここを出発しなければならない。

    温泉旅館の短期アルバイトは結構時給が良かった。年末年始はかなり忙しいらしくて。

    本当は通いが良かったが、春日部も実家に帰るし、交通費や不規則な労働時間を考えると、用意してくれるという部屋に泊まった方がいいと結論付けた。


    春日部の誕生日は二月二日。

    その日までに金を稼ぎたかった。自分で稼いだ金だけで買ったプレゼントを渡したいから。

    完全な自己満足だけど、例えその時、春日部が『卒業』していて僕と一緒に過ごしてくれなくてもプレゼントだけは渡しておきたいと思った。


    春日部は変わった。
    人間としての成長を遂げた。

    だからといって『卒業』なんて来ないかも、と楽天的には考えられない。

    今までの行いを省みて、謝れるようになったのは人間として素晴らしいことだし、僕も喜んでみせたが、春日部が完全に女の子をセックスの対象から外したのだとしたら、あまりよろしくない。それだけ男のチンポに嵌まってるってことで、ビッチ化の兆候でもあったりするから…。




    ベッドルームに入り、照明を点けるとベッドの真ん中に思わぬクリスマスプレゼントがあった。

    すーすーと寝息を立て、横向きの体勢で体を丸めて寝ている春日部。

    僕を待っていたのかと嬉しくなり、ベッドに駆け寄って顔を覗き込んだ
    寝顔は普段よりも幼く見える。しかも今日は、少し口を尖らせてる。まるで怒られて拗ねている少年のようだ。

    何の夢を見ているのだろうか。

    唇に指で触れると、尖っていた口は、にゅっと横に伸びていって、笑ってるみたいな顔になった。

    可愛すぎ。
    ヤバイ、好き。

    無防備な寝顔を見られて、さっきまでのどんよりとした気持ちが和らいだ。


    キスして、裸で抱き合って、チンポをしゃぶって、いっぱい啼かせて、一つになりたい。

    けど、起こすのは可哀想だから、おとなしく寝ることにする。

    春日部の頬にキスを落とし、枕元にあるスイッチで照明を消し、布団に入った。
    くっついて寝ようと体を寄せると、邪魔なものが。

    春日部は枕を抱き締めて寝ていた。

    取り上げようとすると、春日部は更にぎゅっと枕を抱き込んで離してくれない。

    仕方無しに、僕は移動し春日部の背後に回った。
    背中に顔をくっつけて、ぴったり体を合わせ、春日部と枕の間に腕を割り込ませて抱き締めた。

    おやすみ、と囁いて目を瞑る。


    が、眠れない。

    春日部は足を曲げて寝ている為、尻を突き出すような格好になっている。後ろから抱き締めれば、僕のチンポがそこに当たるのは必然なワケで。

    チンポは春日部の尻を意識して勃起してしまっていた。

    ごめん、春日部。

    心の中で謝って、春日部のスウェットパンツと下着をゆっくりと引き下げた。
    照明を下から二番目の明るさに設定して点け、ついでに暖房も点けて布団を捲った。
    まだ部屋は温まってないから、最小限。春日部の尻だけを布団から出す。
    日に焼けることの無い場所は、薄明かりの中で白く浮かび上がり、僕を誘っている。

    ガウンの紐を解いて自分のチンポを取り出して扱きながら、左手で春日部の尻たぶを開きアナルに舌を這わせた。

    舌がアナルに触れると、ピクッと春日部の体は震えたが、起きる様子はない。
    ちろちろと舐めると、ヒクヒクとアナルが動き、ふ、と熱い吐息を春日部は漏らし始めた。


    寝ていても、春日部はエロい。
    めちゃくちゃ、好き。

    尻の弾力を顔に感じながら、一心に舐め、扱く手を早めた。

    もう少しでイキそう。

「ハァアッ、春日部、僕、ッ、春日部のアナル舐めながら、ん、イッちゃうよ。」

    小さく小さく語りかけたつもりだった。しかしその言葉に反応し春日部はむくりと上体を起こした。

    マズイ。

    無駄な抵抗としてそのままの体勢で目を瞑り寝た振りをした。
    今にもイキそうな勃起チンポを手で掴んだままの状態で。
    生殺し、キツイ。

「え、あ、町屋……?帰ってきて、……ん?なんで俺、ケツ出して…………は!?」

    寝ぼけたような口調の春日部だったが、状況を把握したらしく絶句している。

    寝ているところを襲ったのは二回目。
    一回目は僕が初めて春日部に触れた日。あの日の春日部は僕に触られたことに対し嫌悪感を持っていた。

    そこから、春日部が僕のベッドで寝てしまうまでに二人の仲は発展した。感慨深いが、今は感動している場合ではない。
    さすがに勝手にアナルを舐めたことは怒られるに違いない。

    ぎゅっと目を瞑って悪あがきをしていると鼻の頭に何か――多分指先、が触れそのままぐにっと押された。
    痛くは無いが、おそらく間抜けな顔になってしまっていることだろう。

    指が離れていって、恐る恐る目を開けると、間近に見惚れてしまうほどのイケメンの笑顔があった。

    怒ってないのかとホッとしたが、一応謝っておく。

「ごめんね?」
「許さん。」

    笑顔のまま僕を見下ろす春日部。

「お願い、赦して?」
「だめだ。自分だけ出そうとすんなんてズルイだろ。」
「……赦してもらうには、どうしたらいいの?」

    顔がニヤけそう。
    春日部も堪え切れずに吹き出した。

「……ったく、早く、ローションとゴム持ってこいよ。」



    サンタがくれたプレゼント。
    僕は夢中になって、朝が来るまで貪った。


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