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黒龍編
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「…ある、じ……?いま、…なん、て……」
ルークの言葉に、その場が凍りついた。
ヨトの脳は何を言われたのか、その耳が拾った言葉を直ぐには理解が出来なかった。
どうにか絞り出した声は、掠れて上手く言葉を紡ぐことが出来ない。
「お前は故郷に帰って、これまでのように幸せに暮らせ」
ルークの無慈悲な言葉が、ヨトの心に突き刺さる。
「そん、な……なんで……お、おれ……」
真っ白になったヨトの頭には、優しい声で自分の名前を呼ぶ…穏やかなルークの顔が蘇る。
だが
現実のその男は同一人物とはまるで思えない…無表情で淡々と冷たい言葉を放っていた。
「お前との婚約関係も主従関係も、ここで終わりだ。今までご苦労だったな」
「そ、そうだ!任務が…まだ、里長に命じられたタルスゼーレの調査が終わってないから…まだ、里へは……」
主従関係という言葉に、ヨトは当初この国へ来た目的を思い出し、必死に彼に食らいつく。
「……あぁ、そうだったな」
ルークはスっと立ち上がり、部屋の壁に立て掛けてある姿見に向かって手を翳す。
それは、いつぞやヨトが盗み見した…彼が何者かと対話をしていた鏡だった
ルークが姿見に向かって言葉を発し、しばらくすると鏡の向こうが歪み赤黒い空間へと変わる。
肌に厭な感じを残す、冷たい空気が流れたかと思えば…狐面を被った不気味な人物が鏡に姿を現した。
『おや、貴方の方から接触してくるなんて珍しいですねェ。何か御用で?』
その狐面は、体を揺らしながら薄気味悪い声でルークに話し掛ける。
(この声…あの時ルークと話していた…)
はっきり聞いた訳ではない…だがたしかにその声は、ヨトにとって覚えがあった。
「あぁ、悪いがタソカレ、大きめで綺麗なタルスゼーレを1つ用意してくれないか。今すぐに」
『これまた珍しい。貴方がそれを求めてなど…少しお待ちなさい』
そう言って狐面は姿を消し、鏡には赤黒い空間だけが残っていた。
「なんだよこれ…ゼノ、お前知ってるか?」
「お、俺も初めて見たよ…タルスゼーレは兄さんが管理してるって話は聞いた事あるけど…どこなんだよコレ…」
アレックスとゼノは引き攣った声で、目の当たりにしたその異様な光景を食い入るように見つめている。
『はいはいお待たせしましたよォ。コレなんて如何ですか?』
鏡の中から、狐面の腕と…煉瓦程の大きさがある不思議な輝きの石が飛び出してきた。
「あぁ、充分だ。この借りはまた返す」
『ルーク様には世話になっていますからねェ。この位お安い御用ですョ。では、ワタシはこの辺で』
そう言って狐面は姿を消すと、徐々に鏡の中の赤黒い空間も消え、しばらくすると元の鏡の姿へと戻った。
「ほら、里長に渡せ。タルスゼーレの調査はこれで完了だろ。お前がこの国にいる理由は無くなった」
放心状態で、立っているのがやっとであるヨトの手をルークは強引に掴み、無理矢理その手にタルスゼーレを握らせた。
そのままヨトの首元に手を翳すと……首に施されてあった黒い薔薇の魔法痕が、跡形もなく消え去っていった。
「おい、ルーク!さっきのは一体なんだったんだ!?タルスゼーレって…一体なんなんだよ!」
しばらく呆けていたアレックスが、我に返ってルークの腕を掴む
溜め息を吐き「離せ」とアレックスの腕を振り払うと、鏡の方に目線を向けて話し始めた。
「あれは常世と呼ばれる世界。…常世と言うのは所謂死後の世界と呼ばれるものだ」
「死後の…」
アレックスが息を飲む音が聞こえる。
「魔術師としての鍛錬として、色々な魔法を掛け合わせる実験をしていた時に俺は…偶然この現世と死後の常世を繋ぐ魔法を編み出した。」
「そんなの…初めて聞くんだけど…」
ゼノは信じられないとばかりに頭を抱え始める。
初めて耳にする言葉の羅列に、脳内の処理が追い付いていかない。
「さっきの面を付けた人物は、タソカレと呼ばれる常世の管理人のような存在だ。タソカレと出会った俺は、常世が現世にもたらす問題解決を協力する代わりに、そのタルスゼーレを分け与えるという契約を交わした」
「その」とヨトが抱える石をルークが指させば、全員の視線がそこに集まる。
「何故、常世でそのような鉱物が出来たのか…それはタソカレにも俺にも分からない。ただ、この世に存在し得ない美しい鉱物だ…まぁ、悪くない取引だと思い俺はそれに応じた。…それが、皆が血眼になって探しているタルスゼーレの正体だよ」
「だから…この世界でいくら探しても見つからない…そう言う事か…」
アレックスはその大きな塊に目を向けたまま、納得したかのように腕を組んで頷く。
「あぁ。よく、タルスゼーレはこの世の物とは思えない…そう言われているが、実際この世の物ではないんだよ、ソレは」
想像すらしていなかったタルスゼーレの正体に、その場の全員が言葉を失った。
「さて、これでタルスゼーレの正体も解っただろ。本当に調査は終了だ、ヨト」
「………いや、だ…」
絞り足した悲痛か声が、その部屋に虚しく響く。
「ヨト。頼むから、言う事を聞いてくれ」
「いや、だ。そもそもラセツも黒龍も俺の仇だ……!!!だから、俺にも戦う理由が!!」
「それは俺が1人で片付ける。お前の分の仇も取っておくから、安心しろ」
「……どう、して……どうしてそんな事……」
手にしたタルスゼーレを抱き締めたまま、ヨトはその場に崩れ落ちた。
「どうにかして一緒にいたい」と思いつく言葉は、悉くルークによって否定される。もう、ヨトには立っている気力すら残ってはいなかった。
その心に、絶望という影が顔を覗かせ始める。
「…わかってくれ、ヨト」
「それなら…俺が黒龍の討伐に行かなければいい。この王宮で待っていればいい。…だから、…」
「ダメだ。またいつラセツが来るともわからない。アレが狙っているのはタルスゼーレ…その情報を、持つ俺なんだ。……お前が、俺の愛している人間だと言う事がラセツにバレている以上……お前は……また…危険な目に合うんだ……だからっっ……」
もう、最後の方は掠れてよく聞こえなかった。
ルークは俯き、自分のその顔が悲痛に歪むのをどうにか隠す。
「……たく、ない、よ……」
「……ヨト?」
「俺は…ルークの傍を離れたくない!嫌だ!!!!俺は……ルークと一緒が……」
いつの間にか、ヨトの目には大粒の涙が溢れていた。
「……っっ……!!!ヨト……」
つい…その涙を拭おうと右手が伸びるのを、どうにかルークは左手で抑え込む。
「…おね、が…ル、ク…」
嗚咽交じりのヨトの声は、もう何を言ってるのか聞き取ることが出来なかった。
「……わかった、…なるべく自分の意思で、とは思ったが…仕方ないな」
ため息混じりにルークはそう呟くと、覚悟を決めた表情でヨトに向かって両手を翳す。
程なくしてヨトの足元に魔法陣が現れたかと思えば、青い光が彼を包み込む。
何かを察したヨトは、ハッとした表情になり急いで魔法陣から抜け出そうと、ルークに向かって手を伸ばす。
「……待って、ルーク!!!!!ルーーー……!!!」
絶望に満ちたヨトの悲痛な叫び声は途中で途切れ……その姿は、一瞬にして体ごとこの場から消え去ってしまった。
「お、おい!!!!お前ヨトに何を……!!」
それまで静観していたアレックスは「さすがにもう黙っていられない」とルークの胸倉を掴んで詰め寄る。
その逞しい体を片手で強く押し払い、己の顔を隠すかのように大きな手で自らの手で覆った。
「転移魔法で強制送還をした。別にヨトの体に支障はない事だ」
「兄さん……なにもそこまでしなくても……」
「いいんだ、これで。…さよなら、ヨト。…ごめんな、俺が無力で…………っっ、!!」
表情の無い顔でルークはそう呟いたかと思えば、顔を覆っていた手を口へと移動させ、その場へ崩れるように倒れ込んだ。
「は!!?おい!!ルーク!!??」
慌てて駆け寄ったアレックスが、ルークの手を口から引き離すと……その手のひらと口元は真っ赤に染まっていた。
「……兄さん……!!」
ゼノも慌ててルークに駆け寄る。
「おい、ルーク!!息しろ!!おい!!!」
(これは…身勝手にお前を振り回して最後には泣かせた…俺への罰だろうな……)
薄れゆく意識の中で、ルークはそんな事を思いながら愚かな自分を嘲り笑っていた。
ルークの言葉に、その場が凍りついた。
ヨトの脳は何を言われたのか、その耳が拾った言葉を直ぐには理解が出来なかった。
どうにか絞り出した声は、掠れて上手く言葉を紡ぐことが出来ない。
「お前は故郷に帰って、これまでのように幸せに暮らせ」
ルークの無慈悲な言葉が、ヨトの心に突き刺さる。
「そん、な……なんで……お、おれ……」
真っ白になったヨトの頭には、優しい声で自分の名前を呼ぶ…穏やかなルークの顔が蘇る。
だが
現実のその男は同一人物とはまるで思えない…無表情で淡々と冷たい言葉を放っていた。
「お前との婚約関係も主従関係も、ここで終わりだ。今までご苦労だったな」
「そ、そうだ!任務が…まだ、里長に命じられたタルスゼーレの調査が終わってないから…まだ、里へは……」
主従関係という言葉に、ヨトは当初この国へ来た目的を思い出し、必死に彼に食らいつく。
「……あぁ、そうだったな」
ルークはスっと立ち上がり、部屋の壁に立て掛けてある姿見に向かって手を翳す。
それは、いつぞやヨトが盗み見した…彼が何者かと対話をしていた鏡だった
ルークが姿見に向かって言葉を発し、しばらくすると鏡の向こうが歪み赤黒い空間へと変わる。
肌に厭な感じを残す、冷たい空気が流れたかと思えば…狐面を被った不気味な人物が鏡に姿を現した。
『おや、貴方の方から接触してくるなんて珍しいですねェ。何か御用で?』
その狐面は、体を揺らしながら薄気味悪い声でルークに話し掛ける。
(この声…あの時ルークと話していた…)
はっきり聞いた訳ではない…だがたしかにその声は、ヨトにとって覚えがあった。
「あぁ、悪いがタソカレ、大きめで綺麗なタルスゼーレを1つ用意してくれないか。今すぐに」
『これまた珍しい。貴方がそれを求めてなど…少しお待ちなさい』
そう言って狐面は姿を消し、鏡には赤黒い空間だけが残っていた。
「なんだよこれ…ゼノ、お前知ってるか?」
「お、俺も初めて見たよ…タルスゼーレは兄さんが管理してるって話は聞いた事あるけど…どこなんだよコレ…」
アレックスとゼノは引き攣った声で、目の当たりにしたその異様な光景を食い入るように見つめている。
『はいはいお待たせしましたよォ。コレなんて如何ですか?』
鏡の中から、狐面の腕と…煉瓦程の大きさがある不思議な輝きの石が飛び出してきた。
「あぁ、充分だ。この借りはまた返す」
『ルーク様には世話になっていますからねェ。この位お安い御用ですョ。では、ワタシはこの辺で』
そう言って狐面は姿を消すと、徐々に鏡の中の赤黒い空間も消え、しばらくすると元の鏡の姿へと戻った。
「ほら、里長に渡せ。タルスゼーレの調査はこれで完了だろ。お前がこの国にいる理由は無くなった」
放心状態で、立っているのがやっとであるヨトの手をルークは強引に掴み、無理矢理その手にタルスゼーレを握らせた。
そのままヨトの首元に手を翳すと……首に施されてあった黒い薔薇の魔法痕が、跡形もなく消え去っていった。
「おい、ルーク!さっきのは一体なんだったんだ!?タルスゼーレって…一体なんなんだよ!」
しばらく呆けていたアレックスが、我に返ってルークの腕を掴む
溜め息を吐き「離せ」とアレックスの腕を振り払うと、鏡の方に目線を向けて話し始めた。
「あれは常世と呼ばれる世界。…常世と言うのは所謂死後の世界と呼ばれるものだ」
「死後の…」
アレックスが息を飲む音が聞こえる。
「魔術師としての鍛錬として、色々な魔法を掛け合わせる実験をしていた時に俺は…偶然この現世と死後の常世を繋ぐ魔法を編み出した。」
「そんなの…初めて聞くんだけど…」
ゼノは信じられないとばかりに頭を抱え始める。
初めて耳にする言葉の羅列に、脳内の処理が追い付いていかない。
「さっきの面を付けた人物は、タソカレと呼ばれる常世の管理人のような存在だ。タソカレと出会った俺は、常世が現世にもたらす問題解決を協力する代わりに、そのタルスゼーレを分け与えるという契約を交わした」
「その」とヨトが抱える石をルークが指させば、全員の視線がそこに集まる。
「何故、常世でそのような鉱物が出来たのか…それはタソカレにも俺にも分からない。ただ、この世に存在し得ない美しい鉱物だ…まぁ、悪くない取引だと思い俺はそれに応じた。…それが、皆が血眼になって探しているタルスゼーレの正体だよ」
「だから…この世界でいくら探しても見つからない…そう言う事か…」
アレックスはその大きな塊に目を向けたまま、納得したかのように腕を組んで頷く。
「あぁ。よく、タルスゼーレはこの世の物とは思えない…そう言われているが、実際この世の物ではないんだよ、ソレは」
想像すらしていなかったタルスゼーレの正体に、その場の全員が言葉を失った。
「さて、これでタルスゼーレの正体も解っただろ。本当に調査は終了だ、ヨト」
「………いや、だ…」
絞り足した悲痛か声が、その部屋に虚しく響く。
「ヨト。頼むから、言う事を聞いてくれ」
「いや、だ。そもそもラセツも黒龍も俺の仇だ……!!!だから、俺にも戦う理由が!!」
「それは俺が1人で片付ける。お前の分の仇も取っておくから、安心しろ」
「……どう、して……どうしてそんな事……」
手にしたタルスゼーレを抱き締めたまま、ヨトはその場に崩れ落ちた。
「どうにかして一緒にいたい」と思いつく言葉は、悉くルークによって否定される。もう、ヨトには立っている気力すら残ってはいなかった。
その心に、絶望という影が顔を覗かせ始める。
「…わかってくれ、ヨト」
「それなら…俺が黒龍の討伐に行かなければいい。この王宮で待っていればいい。…だから、…」
「ダメだ。またいつラセツが来るともわからない。アレが狙っているのはタルスゼーレ…その情報を、持つ俺なんだ。……お前が、俺の愛している人間だと言う事がラセツにバレている以上……お前は……また…危険な目に合うんだ……だからっっ……」
もう、最後の方は掠れてよく聞こえなかった。
ルークは俯き、自分のその顔が悲痛に歪むのをどうにか隠す。
「……たく、ない、よ……」
「……ヨト?」
「俺は…ルークの傍を離れたくない!嫌だ!!!!俺は……ルークと一緒が……」
いつの間にか、ヨトの目には大粒の涙が溢れていた。
「……っっ……!!!ヨト……」
つい…その涙を拭おうと右手が伸びるのを、どうにかルークは左手で抑え込む。
「…おね、が…ル、ク…」
嗚咽交じりのヨトの声は、もう何を言ってるのか聞き取ることが出来なかった。
「……わかった、…なるべく自分の意思で、とは思ったが…仕方ないな」
ため息混じりにルークはそう呟くと、覚悟を決めた表情でヨトに向かって両手を翳す。
程なくしてヨトの足元に魔法陣が現れたかと思えば、青い光が彼を包み込む。
何かを察したヨトは、ハッとした表情になり急いで魔法陣から抜け出そうと、ルークに向かって手を伸ばす。
「……待って、ルーク!!!!!ルーーー……!!!」
絶望に満ちたヨトの悲痛な叫び声は途中で途切れ……その姿は、一瞬にして体ごとこの場から消え去ってしまった。
「お、おい!!!!お前ヨトに何を……!!」
それまで静観していたアレックスは「さすがにもう黙っていられない」とルークの胸倉を掴んで詰め寄る。
その逞しい体を片手で強く押し払い、己の顔を隠すかのように大きな手で自らの手で覆った。
「転移魔法で強制送還をした。別にヨトの体に支障はない事だ」
「兄さん……なにもそこまでしなくても……」
「いいんだ、これで。…さよなら、ヨト。…ごめんな、俺が無力で…………っっ、!!」
表情の無い顔でルークはそう呟いたかと思えば、顔を覆っていた手を口へと移動させ、その場へ崩れるように倒れ込んだ。
「は!!?おい!!ルーク!!??」
慌てて駆け寄ったアレックスが、ルークの手を口から引き離すと……その手のひらと口元は真っ赤に染まっていた。
「……兄さん……!!」
ゼノも慌ててルークに駆け寄る。
「おい、ルーク!!息しろ!!おい!!!」
(これは…身勝手にお前を振り回して最後には泣かせた…俺への罰だろうな……)
薄れゆく意識の中で、ルークはそんな事を思いながら愚かな自分を嘲り笑っていた。
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