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黒龍編
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「……くっ、そ……」
地面に崩れ落ちる寸前に、ヨトの体はルークに抱き留められた。
「おい!ルーク!ゼノ!!一旦退くぞ!!!入口に走れ!!!!」
アレックスの声を合図に、一斉に駆け出しその場を後にする。
「ヨト…っ…しっかりしろ…」
彼の腕の中に抱えられたヨトは、だらんと腕を力なく垂らし薄く開いた唇からはか細い息が漏れている。
そんなヨトを落とさぬようその腕に力を込め、焦る気持ちをどうにか抑えながらルークは樹海の入り口に向かいひた走った。
「はぁ、はぁ……」
入口の外まで走ってきた3人は、肩で息をしながらその場に崩れ落ちる。
ルークはその場に抱えてきたヨトを優しく寝かせ、その青白くなりつつある頬を撫でた。
その手に伝わる熱は少しばかり低い。だが失われているわけではないようだ。
「ゼノ、少しの間ヨトに回復魔法を施してくれ」
「わ、わかった…けど、兄さんは?」
ゼノは言われるがままにヨトに手を翳し、暖かな光を彼の体に注ぐ。
それだけ言い残したルークは、赤黒く染まったローブを翻し再び樹海の入口に向かう。
両足でしっかりその大地を踏み締めると、手にしていた杖を地面に突き刺し両手を広げた。
しばらくすると樹海の中心辺りから光の柱が天へと向かって伸びたかと思えば、たちまち樹海は白い光で覆われた。
その光を確認するとすぐにヨトの元に駆け寄り、ゼノと並び彼に回復魔法を施す。
「ルーク、これは…?」
光が注ぐ樹海を、アレックスが呆然と見上げる。
「樹海全体に結界を張った。…あの龍が町にでも出てきてみろ、冗談抜きでこの国は終わる」
「ほぉん!?…な、ならこの結界で封じ込めておけば、黒龍は一生ここから出られない?」
一瞬アレックスの顔に希望の光が宿るも、それはルークが横に首を振った事で、直ぐに打ち砕かれた。
「悪いがこの結界維持には相当な魔力が要る。…今はあの杖を介して俺の魔力で維持しているが…悪いが持って3日だと思ってくれ」
「まぁ、そう上手くは行かないよなぁ…」
分かりやすくアレックスが落胆するのを横目で見ながら、ルークはヨトに施す回復魔法の威力を増す。
(……場所からして、心臓の真下を通っている…即死は無いはずだ。頼む、ヨト…目を覚ましてくれ)
祈るような思いで、ヨトに回復魔法をかけ続ける。
その時ピクっと、ヨトの眉が僅かに動いたのを、ルークは見逃さなかった。
「ヨト!!」
「っ、…あ、主……。あれ、俺……」
ゆっくりとヨトが目を開く。
その瞳に一番に飛び込んで来たのは、
今にも泣きそうに顔歪めた…これまでとは、様相を異にするルークの姿だった。
>>>
「ありがとうございました」
ヨトは頭を下げて、応接間を後にした。
樹海から撤退し、とりあえず今回の突入で分かったこと踏まえて後日作戦を立てようとのことで、その場は解散となった。
ルークとゼノの回復魔法により、傷1つない元の体へと戻ったヨトは「大丈夫」だと断ったが、ルークが腕の良い医師を王宮に呼んだ為に、帰還してすぐにその診察を受けることとなった。
(お医者さんも問題ないって言ってたし…主は心配性だよな)
「ははは…」と笑いながらも、心の中では目覚めた時のルークの表情がずっと、心の奥底で引っかかっていた。
(主こそ…大丈夫なんだろうか……)
厭な胸騒ぎが、私室へ向かう足を自然と早める。
(なんだろう、この…心がモヤモヤする、ハッキリしない不安みたいなのは…)
私室のドアを叩いても、中から返事はない。
(主、どこかに行ったのかな)
そっとドアを開け、ヨトは中の様子を確認するも、部屋の中の電気はすべて消されていた。
「誰も、いないので?」
おそるおそる足を踏み入れると、人の気配などなかったはずのその部屋の窓辺に、まっすぐ外を見遣るルークの姿があった。
「主!!!」
ヨトがそう声を掛けると、ルークがゆっくりこちらを振り向く。
その…いつもなら力強い輝きが宿る彼の宝石にも似た赤い瞳が、魂の虚ろさを物語るかのように闇深く染まった様子に、ヨトはその場で凍り付く。
月明かりに照らされたその顔は…泣いているようにも見えた。
「……主…!!!」
慌ててヨト部屋の灯りを付け、ルークの元に駆け寄る。
「ん?ヨトか。どうだった?診察は」
そう言ってヨトの頭を撫でるルークの表情は、見慣れた優しいものだった。
「……は、はい。問題ないとのことでした」
「そうか、それなら良かった。…今日は疲れただろう、ゆっくり休め」
「わかりました。じゃぁシャワーを浴びてきます」
(気の所為…だったかな)
「自分の取り越し苦労だったか」と、安堵の息を吐くとヨトはバスルームへと向かった。
シャワーで身を清め、夜着に着替えて部屋に戻ると、ルークは丁度ソファで眠前のワインを口にしている所だった。
「珍しいですね、お酒なんて」
半乾きの髪の毛をタオルで乾かしながら、ルークの横に腰掛ける。
ルークは紅茶が好きで、基本的にはそれを口にしているというイメージがヨトの中にはあった。
ワインも好きだとは言っていた気がするが、ヨトと会ってからそれを口にしている所は全くと言って良い程見たことがない。
「あぁ、いいワインが手に入ったと言われてな。…ヨトも飲むか?」
「いえ、自分はあまり得意ではないので…」
差し出された飲みかけのワイングラスを、申し訳なさそうに手で断る。
「そうか。…ヨト」
グラスをテーブルに置いたその腕を肩に回され甘い声で名前を呼ばれれば、唇が暖かい熱で包まれるものだと思い、ヨトは大きな瞳をそっと閉じた。
だが、吐息は掠めるものの期待したその温もりはいつまでたっても降りては来ない。
「ある、じ…?」
不思議に思い薄く目を開くと同時に、その視界は頭から被っていた真っ白なタオルで覆われた。
「…そろそろ寝るか」
そう言いながらルークは、ヨトの髪を両手で豪快にと拭き始める。
「わっ…擽ったいです。…そうですね、いい時間ですし休みましょう」
(主も疲れたんだろう…何期待したんだろ)
いつの間にか、触れ合うことが当たり前だと考えるようになった自分を空恥ずかしく思いながら、ベッドに向かうルークの後を追った。
昨日と同じようにベッドの中で二人は抱き合い、ヨトはルークの胸に顔を埋めれば自然と瞼が重なる。
(あれ…主の体って、こんなに冷たかったっけ)
絶え絶えになる意識の中で、ふとこんな言葉が頭を掠めたが、限界に近いヨトの体はそれを口にすることなく深い眠へと落ちていった。
どれぐらいの時が経ったのだろう。
眩しかった月明かりは雲に隠れてしまい、私室の中は暗闇に包まれていた。
虚空を見つめたままの赤い瞳は閉じられる事がないままに、その暗い空間を見つめる。
「………ごめんな、ヨト。……愛してるよ。これからも、ずっと…」
静かに体を起こしそう呟くと、自分の胸の中で「この世の至福」と云わんばかりの表情で寝息をたてる、唯一無二の可愛らしい頬を撫で、そこに冷たい唇を押し当てた。
地面に崩れ落ちる寸前に、ヨトの体はルークに抱き留められた。
「おい!ルーク!ゼノ!!一旦退くぞ!!!入口に走れ!!!!」
アレックスの声を合図に、一斉に駆け出しその場を後にする。
「ヨト…っ…しっかりしろ…」
彼の腕の中に抱えられたヨトは、だらんと腕を力なく垂らし薄く開いた唇からはか細い息が漏れている。
そんなヨトを落とさぬようその腕に力を込め、焦る気持ちをどうにか抑えながらルークは樹海の入り口に向かいひた走った。
「はぁ、はぁ……」
入口の外まで走ってきた3人は、肩で息をしながらその場に崩れ落ちる。
ルークはその場に抱えてきたヨトを優しく寝かせ、その青白くなりつつある頬を撫でた。
その手に伝わる熱は少しばかり低い。だが失われているわけではないようだ。
「ゼノ、少しの間ヨトに回復魔法を施してくれ」
「わ、わかった…けど、兄さんは?」
ゼノは言われるがままにヨトに手を翳し、暖かな光を彼の体に注ぐ。
それだけ言い残したルークは、赤黒く染まったローブを翻し再び樹海の入口に向かう。
両足でしっかりその大地を踏み締めると、手にしていた杖を地面に突き刺し両手を広げた。
しばらくすると樹海の中心辺りから光の柱が天へと向かって伸びたかと思えば、たちまち樹海は白い光で覆われた。
その光を確認するとすぐにヨトの元に駆け寄り、ゼノと並び彼に回復魔法を施す。
「ルーク、これは…?」
光が注ぐ樹海を、アレックスが呆然と見上げる。
「樹海全体に結界を張った。…あの龍が町にでも出てきてみろ、冗談抜きでこの国は終わる」
「ほぉん!?…な、ならこの結界で封じ込めておけば、黒龍は一生ここから出られない?」
一瞬アレックスの顔に希望の光が宿るも、それはルークが横に首を振った事で、直ぐに打ち砕かれた。
「悪いがこの結界維持には相当な魔力が要る。…今はあの杖を介して俺の魔力で維持しているが…悪いが持って3日だと思ってくれ」
「まぁ、そう上手くは行かないよなぁ…」
分かりやすくアレックスが落胆するのを横目で見ながら、ルークはヨトに施す回復魔法の威力を増す。
(……場所からして、心臓の真下を通っている…即死は無いはずだ。頼む、ヨト…目を覚ましてくれ)
祈るような思いで、ヨトに回復魔法をかけ続ける。
その時ピクっと、ヨトの眉が僅かに動いたのを、ルークは見逃さなかった。
「ヨト!!」
「っ、…あ、主……。あれ、俺……」
ゆっくりとヨトが目を開く。
その瞳に一番に飛び込んで来たのは、
今にも泣きそうに顔歪めた…これまでとは、様相を異にするルークの姿だった。
>>>
「ありがとうございました」
ヨトは頭を下げて、応接間を後にした。
樹海から撤退し、とりあえず今回の突入で分かったこと踏まえて後日作戦を立てようとのことで、その場は解散となった。
ルークとゼノの回復魔法により、傷1つない元の体へと戻ったヨトは「大丈夫」だと断ったが、ルークが腕の良い医師を王宮に呼んだ為に、帰還してすぐにその診察を受けることとなった。
(お医者さんも問題ないって言ってたし…主は心配性だよな)
「ははは…」と笑いながらも、心の中では目覚めた時のルークの表情がずっと、心の奥底で引っかかっていた。
(主こそ…大丈夫なんだろうか……)
厭な胸騒ぎが、私室へ向かう足を自然と早める。
(なんだろう、この…心がモヤモヤする、ハッキリしない不安みたいなのは…)
私室のドアを叩いても、中から返事はない。
(主、どこかに行ったのかな)
そっとドアを開け、ヨトは中の様子を確認するも、部屋の中の電気はすべて消されていた。
「誰も、いないので?」
おそるおそる足を踏み入れると、人の気配などなかったはずのその部屋の窓辺に、まっすぐ外を見遣るルークの姿があった。
「主!!!」
ヨトがそう声を掛けると、ルークがゆっくりこちらを振り向く。
その…いつもなら力強い輝きが宿る彼の宝石にも似た赤い瞳が、魂の虚ろさを物語るかのように闇深く染まった様子に、ヨトはその場で凍り付く。
月明かりに照らされたその顔は…泣いているようにも見えた。
「……主…!!!」
慌ててヨト部屋の灯りを付け、ルークの元に駆け寄る。
「ん?ヨトか。どうだった?診察は」
そう言ってヨトの頭を撫でるルークの表情は、見慣れた優しいものだった。
「……は、はい。問題ないとのことでした」
「そうか、それなら良かった。…今日は疲れただろう、ゆっくり休め」
「わかりました。じゃぁシャワーを浴びてきます」
(気の所為…だったかな)
「自分の取り越し苦労だったか」と、安堵の息を吐くとヨトはバスルームへと向かった。
シャワーで身を清め、夜着に着替えて部屋に戻ると、ルークは丁度ソファで眠前のワインを口にしている所だった。
「珍しいですね、お酒なんて」
半乾きの髪の毛をタオルで乾かしながら、ルークの横に腰掛ける。
ルークは紅茶が好きで、基本的にはそれを口にしているというイメージがヨトの中にはあった。
ワインも好きだとは言っていた気がするが、ヨトと会ってからそれを口にしている所は全くと言って良い程見たことがない。
「あぁ、いいワインが手に入ったと言われてな。…ヨトも飲むか?」
「いえ、自分はあまり得意ではないので…」
差し出された飲みかけのワイングラスを、申し訳なさそうに手で断る。
「そうか。…ヨト」
グラスをテーブルに置いたその腕を肩に回され甘い声で名前を呼ばれれば、唇が暖かい熱で包まれるものだと思い、ヨトは大きな瞳をそっと閉じた。
だが、吐息は掠めるものの期待したその温もりはいつまでたっても降りては来ない。
「ある、じ…?」
不思議に思い薄く目を開くと同時に、その視界は頭から被っていた真っ白なタオルで覆われた。
「…そろそろ寝るか」
そう言いながらルークは、ヨトの髪を両手で豪快にと拭き始める。
「わっ…擽ったいです。…そうですね、いい時間ですし休みましょう」
(主も疲れたんだろう…何期待したんだろ)
いつの間にか、触れ合うことが当たり前だと考えるようになった自分を空恥ずかしく思いながら、ベッドに向かうルークの後を追った。
昨日と同じようにベッドの中で二人は抱き合い、ヨトはルークの胸に顔を埋めれば自然と瞼が重なる。
(あれ…主の体って、こんなに冷たかったっけ)
絶え絶えになる意識の中で、ふとこんな言葉が頭を掠めたが、限界に近いヨトの体はそれを口にすることなく深い眠へと落ちていった。
どれぐらいの時が経ったのだろう。
眩しかった月明かりは雲に隠れてしまい、私室の中は暗闇に包まれていた。
虚空を見つめたままの赤い瞳は閉じられる事がないままに、その暗い空間を見つめる。
「………ごめんな、ヨト。……愛してるよ。これからも、ずっと…」
静かに体を起こしそう呟くと、自分の胸の中で「この世の至福」と云わんばかりの表情で寝息をたてる、唯一無二の可愛らしい頬を撫で、そこに冷たい唇を押し当てた。
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