不本意にも隠密から婚約者(仮)にハイスピード出世をキメた俺は、最強執着王子に溺愛されています

黒龍編

12.

「まっ、…ま、待ってください、ぁ、んっ…ある、じ……なんで、そんなとこ…はっ、な、舐めるん、です……」
ベッドの上で大股を開いたヨトは、瞳に涙を溜め、赤い顔で必死になってルークの頭を引き離そうとする。
何故ならば…その美しい顔は、まさかまさかのヨトのその秘められた穴に綺麗な赤い舌を這わせているからだ。
「ん？今日は…ここで気持ちよくなるからだよ」
舐めるだけでは飽き足らず、内部へと侵入する舌が発する「ぴちゃ、じゅく…」という音がヨトには耐えられなかった。
「やっ、…や、きたな、い…から、…だめ…」
「ちゃんとナカ洗ったんだろ？…綺麗だよ、ヨト」
「…ふ、っ……やぁ、やだ…あるじ…やめ、て…っぅ、ん…はずかし……」
涙を零しながら首を振り嫌がる素振りとは裏腹に…ヨトの口からは甘い吐息が漏れ、その内部もルークの舌を中に誘うかのように緩く波打ち始める。
「嫌だって言う割には、随分気持ち良さそうだが？…あぁ、ヨトは恥ずかしいの、好きだもんな」
ルークは舌先を器用に動かし、その熱いナカを丁寧に広げながら、反り立ち始めたヨトのソレを握って軽く扱くと、じゅぷちゅぷ音を立て液が滲み始めた先端の穴を親指の腹で強く擦った。
「ぁん、…ふぅ…は、はっ…さきっ、ぽ…だめ…だ、め…」
否定の言葉を譫言のように呟きながら、腰を動かし「もっと」と言わんばかりに親指にそこを擦り付けた。

ルークは秘部から舌を抜き取り、次の快楽を求めて液をだらしなく漏らしヒクつく局部の穴に口付け、中の液体をそこから排出させるかのように強く吸い付くと、そのまま根元までその口内にソレを収める。
「ひっ、っ、…は、はぅ…ん、あるじ……それ、きもち…ぃ…」
裏筋にザラザラした舌を当て、わざと「じゅぷ、じゅぽっ」と卑猥な音を立ててやりながら顔を動かすと、ルークの頭を掴みヨトの腰も動く。
「ふふ…いい顔してるな…ヨト。俺の口の奥に自分の突っ込んで」
「ゃ、ふ…ち、ちが…っ…おか、し…とまんな…んぁぁぁっっっ……」
気が付けばヨトは、ルークの喉奥へと自分のソレを押し込んでいた。そんな官能的なヨトの姿に、はち切れそうな理性をどうにか抑えながら、口内で痙攣し始めたソレを、ルークは喉を使って強く締める。
「んっ…やぁぁ…っっあ、ふ…も、でる…は、ふ…ある、じ……あぁああぁっ…！！」
「出して、ヨト…」
その甘いルークの声でヨトの全身が痙攣し、欲望の全てをぶち撒けた。

「ふ、っ…は、っ、は……っっっ、ちょ、主…っや、め…イったばかり…だからぁ…」
力なくベッドに沈み、肩で息をするヨトの秘部に、「つぷ…」と音を立てルークの中指が侵入した。
「っ…熱いな、ヨトのナカ…」
ゆっくり丁寧に内部を押し広げながら、上の襞を這いながら、徐々に奥へとその長い指は進んで行く。
「ゃ、っ…ある、じ…なんか、へん……こわ、い…」
普段感じる事の無い異物感に、痛みこそ感じないがその違和感にヨトは首を振る。
「んー、もう少し…あぁ、ココだな」
ルークのその言葉と共に、ヨトのナカを彷徨っていた指の腹が、その固く張った部分を捉えた。
その瞬間に、ヨトの身体は大きく跳ねる。
「……っっっ…！！？な、なに…そこ、…や、へん…っ…ぁ、ふ…」
「ココが、ヨトの気持ちイイとこ。…大丈夫、ヨトの身体は素直だから…すぐにココでイけるようになるだろ」
その部分を、くにゅ、くにゅっと押すように動かすと、その度にヨトの口から甘い声が漏れる。
「ぁっ、はっ…ふ、やだ…やだ、主…そこ、や…」
未知の快楽に、再びヨトの目尻には涙が滲む。
「嫌じゃないだろ？…ココは気持ちいいって言ってる」
ルークが手で撫で示したソコは、たらぁ…と液を吐きながら再び存在を顕にしていた。
「っ、ふ…ち、ちが……っ…も、おれ、身体、なんかおかしい……」
トントンと何度もその膨らみを押され、自分の体液で滑りの良くなった前のソレを擦られれば、ヨトの最後の理性はアッサリと消え去っていく。
「前と後ろ、まずは両方でイってみようか…」
そんな恐ろしい言葉を放つと、絶頂へ誘うかのように扱く手を早め、ナカの膨らみを何度も押しては抉るように押し上げる。
「は、はっ…っん、ぅ、…だ、め、…ゃっ…んっ、あぁぁぁ…！！！！」
ぐちゅ、ぶちゅ…という音と共に、一際大きく喘ぎ声を上げたかと思えば、引き千切るかの様にナカの襞が強い力でルークの指に纏わり付き、液を派手に撒き散らした前のソレはドクンドクンと脈打つ。
「っ……すっ、ご…。…でもちゃんとイケたね。いい子だ、ヨト」
指を引き抜くと、果てたばかりで力なくベッドに沈み込むヨトの唇に、触れるだけの甘いキスを何度も贈る。

「…ね、主……」
「どうした？ヨト…」
横たわるヨトの隣に自分も身体を伸ばし、その可愛らしい身体を大きな身体で包みながら、ルークはヨトに応える。
すると、ヨトの手が下の方でゴソゴソ動いたかと思えば、ガウンの中で完全に勃ち上がったソレをおそるおそる撫でていた。
「主にも、…気持ちよく…なってほしい、です…」
伏し目がちの真っ赤な顔でそう言い出すヨトの身体を、愛おしくて仕方ないと強くルークは抱き締める。
「わかった……じゃぁヨト、ここに来て」
その艶のある黒髪を大きな手で優しく撫で、身体を起こしてベッドの上に座り直すと、自分の膝を叩いてヨトを誘う。
「こくん」と小さく頷くヨトは、言われるがままにその膝の上に向かい合わせになる形で腰を降ろした。

「俺のと、自分の…一緒に握って、擦って？」
「…っっ…は、はい…」
喉を鳴らして唾を飲み込むと、ガウンの隙間から顔を覗かせるその大きなモノと、イった直後でまだ震える自分のソレを片手で握ってみる。
「うん、そう…それで自分が気持ちいいように擦ってごらん」
ルークの言葉にヨトは頷き、ゆっくりとその2つを扱く。
「っっ……！！っ、な、に…これ」
ルークのその熱いモノに自分のモノが擦れ合うと、途端に身体に電流が走ったかのような快楽がヨトを襲う。
「そう…上手だよ、ヨト…。もっと強く擦ってみて？」
言われるがままに上下に動かす手に力を込める。
手から与えられる快感と、ルークの固いものに擦れる感触が堪らない。
加えて…ルークの先端から零れ落ちた液が、それより背の低い自分の先端に流れ、2人の液体が混ざりあって溢れる姿は、視覚からもヨトをおかしくさせる。
「はっ…ふ、…ん、…きもち、い、です？…主…」
「ん、…っ、気持ちいいよヨト…もう、イキそうなくらい…」
小さく眉を寄せ、時折「はぁ…」と熱い吐息を零すルークの姿が、あまりにも艶めかしく…ヨトの心拍が早まっていく。
「ぁっ、…主っ…も、出そう…っっ…」
「俺も…一緒にイこうか、ヨト…」
2人の大きなソレは、体液で濡れた両手で擦る度にぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てる。
ルークは快楽からだらしなく開かれたヨトの唇に口付け、いつもより荒々しく舌を吸い、絡める。
その余裕のないルークの姿に、ヨトは自身を限界まで大きくさせ、夢中でその舌に絡みつく。
「は、っ…はっ、ふ…ある、じ…も、だめっ…んんん！！！！」
「っ…ん、…」
ヨトが背を大きく反らし、ルークが小さく唸ると、2人分の液体が混ざり合いヨトの手を濡らした。

ヨトの身体はそこで限界を迎え…ルークに凭れかかったまま意識を失った。