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しおりを挟む車の中で涼くんはテンションマックス。ずーっとしゃべりっぱなし。何度もおれにタブレットを見せて指をさす。可愛すぎておれは顔が溶けそうだった。
目的地に近づくにつれて段々表情が曇り、大渋滞に巻き込まれてからは落ち込んだようにタブレットを見つめ、立ち往生して30分後には、もういいよ、と悲しそうに笑った。タブレットに映るのはアザラシ。そして、その赤ちゃん。
そう、水族館でアザラシの赤ちゃんが生まれたのです。そしてこの有様。マジかよー。
「まさかこのタイミングで・・・」
「・・・みんな見たいんだよ」
「涼くんも見たかったよね」
「・・・うん」
悲しそうに頷く。
うぅっ・・・!
見せてあげたい、けど。これはきっと相当の覚悟がないと待てない渋滞だ。
涼くんがもういいよと何度も言うので、仕方なく横道に逸れて適当に走らせ、コンビニの駐車場に車を停める。
「涼くん・・・また今度行こう。赤ちゃん騒動が落ち着いたら、きっと行けるから」
「うん・・・。公式の動画があるから、それ見て我慢だね。・・・和多流くんとクラゲも見たかったな」
「クラゲ?」
「うん。たくさんいて綺麗なんだって。・・・和多流くんと見たかった」
か、可愛い・・・。おれと見たいと思ってくれて、嬉しすぎる・・・!
「今度絶対ね。約束。おれも楽しみだったんだ」
「うん。今日、どうする?」
「んー、この辺よく知らないんだよね。タブレット貸して。調べる」
「・・・帰る?」
「なんで!?せっかく可愛い服着てるのに!」
ネットで見つけたクマの耳がついたジップパーカー。着てもらうのに苦労してようやく、ようやく袖を通してくれたのに!脱がせてたまるか!
「ここ!ここ行こう!」
「・・・動物園?あるんだ?」
「小さいところみたいだけど!行こう!」
「・・・あ。ウサギがいる」
ぽやっと笑う。嬉しそう!
善は急げだ。車を飛ばして到着すると、涼くんは入り口を見て驚いた顔をする。
「入園料、200円だって」
「え、安いな」
「へぇえー。あ、ニワトリだ」
「ニワトリが飼育されてるんだね。なんか、鳥が多いな」
「インコだ!オウムもいる!」
たたーっと走っていき、オウムを見つめる。見渡すと、散歩中のような人が数名。あとは近所の保育園児だろうが、団体で手を繋いで歩いていた。なんか、デートで来るところじゃなかったかも?
庶民的な動物園っていうか・・・。市が管理してるのかな。何と言ったら良いのか。
見事に鳥ばかりの檻を見つめ、歩いてみる。涼くんは2羽しかいないフラミンゴを見て、ピンクだ!と当たり前のことを新鮮そうに叫んだ。ぐぅ、可愛いのぅ。これは動画が取り放題だ。
「ピンクだねぇ」
「可愛いね」
「そっちに孔雀がいるね」
「本当だ。え、真っ白だよ!?」
「えー?あ、本当だ」
「すごい・・・。アルビノ?かなぁ」
「綺麗なもんだね」
「すごい!ここすごいね!だって鷹もいるよ!あっちにペンギンがいるって!あとキリン!」
「そんな大きい動物がいるの?」
「行こう!」
手を引っ張られる。うわ、嬉しい。しれっと指を絡めても、涼くんはそのまま小走りした。人もいないし、しめしめ。イチャイチャしまくるぜ!
「見て~。ペンギンいたぁ」
「いたね」
「可愛いよね。好きなんだ」
「おれも好き」
涼くん大好き。可愛い。世界で一番可愛い。
「リスもいるって。あ!檻の中入れるの!?行こう!」
目がキラキラしている。よかった。水族館に行けなくて落ち込んでいたけど、動物園に来て元気を取り戻せたみたい。そこいらにいる小動物より可愛い。
「うわー!リスいっぱいいる!可愛い!見て!」
「うん、うん」
「消毒して。えっと、扉が三重になってて・・・逃げないように注意しないとね」
「うん」
「入ろ。ね、ね、ちゃんとリス撮ってね。後で見るから」
「はいはい」
「わー!わー!リスだー!」
うわー、可愛いー。リスで大喜びする青年って、涼くんくらいじゃない?めっちゃ可愛くない?可愛いでしょ。
口元が緩みっぱなし。リスなんて撮影してる場合じゃない。
涼くんは急いで携帯を出すと、素早く動くリスを追ってシャッターを切った。
その動きがもう、必死で可愛い!
「あははっ!早すぎて撮れない!」
「ね」
「あっ、」
指差した瞬間、その手をつたいリスが1匹涼くんの肩に乗った。もう、目が、キラッキラ。嬉しそうにおれを見ると、すごい!と小声で言った。
「見て見て!おれからじゃないもんね!いいんだよね!?」
「うん。触るのは禁止だけど勝手に乗ってきたからね」
「すごいねぇ!可愛い!目が大きいなぁ!」
涼くんの目も大きいし、笑顔が花よりも空よりも綺麗だよ。
言いたいけど堪える。そういう事を言うと照れ隠しで怒るからあえて黙っておく。
「んへへへ、可愛い~・・・。リス好きー」
「おれも好き」
涼くんが大好きだよ。
本当に大好き。抱きしめたいなぁ。
「あ、行っちゃった」
「ね」
「写真撮った?見せて」
「あ、うん、あの、後で後で」
やっべ。動画ばっかり撮ってたし、涼くんしか撮ってなかった。一応リスも映ってたけど・・・あとでスクショしておこう。うん、それがいい。
「ね、ね、リス、見て。ちゃんと」
「うん」
「こっち!」
腕を組んで引っ張られる。ううー!おれ、今日幸せだぁ!
水族館、混んでてよかったー!だからこっちが空いてるんだ、きっと。ラッキーすぎる。
「涼くん、楽しい?」
「うん!」
「良かった。アザラシ見れなくて落ち込んでたから心配だった」
「アザラシの赤ちゃんも見たかったけど、もういいや。リス可愛い。ウサギもいるし。水族館はまた落ち着いてから行こう」
「うん」
「ねー、リスって餌、あげられないんだね。でも木の実拾って食べてて可愛い。頬袋パンパンだよ」
「そうだね」
「あ!ちっちゃいのがいる!赤ちゃんかも!素早い!見た!?」
「うん、うん」
「・・・絶対嘘。だってずっとこっち向いてるじゃん」
「え?な、何?」
やべ、聞いてなかった。
ずっと涼くんのこと見てた。
ヘラっと笑うと、ちゃんと見てよ、とリスを指差した。腕は絡んだままだった。可愛いな。
檻を出てキリンを見て、ポニーを見た。
ゾウやライオンはいなかったけど、そこそこ楽しめる。
ウサギの元へ向かう途中、なぜかハトまで飼育されていて笑ってしまった。
「ハトなんてどこにでもいるのに」
「でも飼育されてるハト、初めて見た」
「まぁ、たしかに」
「桃うさぎの新キャラでハットポッポさんっていうのがいるんだよ」
「・・・ぶふっ!!」
吹き出すと、涼くんも肩を震わせた。
「ぼ、帽子かぶってるから、ハットポッポ・・・」
「わははははははは!!や、やめて!」
「可愛いよね、んふふっ」
「やめてよ!あはははは!」
「笑いの沸点低いよねぇ」
あー、おかしい。
ダジャレじゃん。
ひとしきり笑って、ウサギのコーナーへ向かう。飼育員に声をかけて中に入り、涼くんはそっとベンチに座ってウサギを見ていた。抱っこしないのかな。
隣に座って待ってみたけど、涼くんはウサギを見つめたまま動かなかった。
早く戯れてほしいんだけど。笑顔が欲しいんだけど。
「涼くん、抱っこしないの?」
「・・・」
「・・・なんか違った?モルモットがよかった?」
「・・・恥ずかしい」
「えっ」
「・・・恥ずかしいのっ」
ツンっとした顔で、少しそっぽを向く。
えー。恥ずかしいんだ。さっきまで散々おれにくっついてリス可愛い!って叫んでたのに。
気にしなくていいのになーと思いながら、ヒョイっとウサギを持ち上げて涼くんの膝に乗せる。ギョッとした顔になったけど、すぐに目尻が下がった。
「か、可愛い・・・」
「ね」
「うちでも飼えたらなぁ・・・」
「あ、ごめんね。他の部屋はOKにしてるけど、おれの部屋はちょっと・・・仕事、家でしてるからさ」
「ううん。ちょっと言ってみただけ。大丈夫!またこゆとこ来ればいいもんね。猫カフェとか、フクロウカフェとか、今度行こうね」
うん、と頷く。
ごめんね、涼くん。別に飼ってもいいんだけどさ。でもさ、飼い始めたらぜーったいおれのことなんかそっちのけになるじゃん?100%の愛情が、貰えなくなっちゃうから。ごめんね。おれのわがままなんだ。
今だけはおれを見ていてほしいよ。
ウサギを撫でながら、涼くんは優しく微笑む。動画を撮りまくっていると、もういいよ、と少し怒られた。
「可愛いなぁ・・・」
天使みたいだ。こんな可愛い子、よく見つけたな、おれ。過去の自分に感謝しかない。
「ね。可愛いよね。カフェオレの色」
「ん?うん。そうだねぇ」
「この子は耳が垂れてるね。可愛い」
「うん」
「ずーっと口が動いてる。ふふっ」
「うん。可愛い」
「和多流くんも抱っこする?」
「うんっ」
ぐいっと涼くんの腰を引き寄せる。ベタっとくっつくと、バシッと太ももを叩かれた。
「えっ」
「な、な、何してんの!バカ!人、いるよ!」
「え、抱っこするか聞いてきたじゃん」
「ウサギのこと!」
あぁ、そっちか。なんだ。
適当に選んで膝に乗せる。すぐにピョンっと飛んで離れていった。
涼くんがくすくす笑う。
「ちゃんと可愛がらないから逃げられたね」
「同族嫌悪じゃない?」
「は?同族嫌悪?」
「ウサギって性欲強いんだよ」
頬を思い切りつねられた。
超痛い。
そこから一気に機嫌が悪くなり、口を利いてくれなくなった。謝っても懇願してもダメ。
ウサギを抱いたままムスッとしていた。
どうにかこうにか機嫌がとりたくて何かないか探してみる。そういえば売店とかないかな。何か買ってこよう。
待ってて、と声をかけて小走りで売店を探す。ようやく見つけた小さな売店に、なぜかアザラシのぬいぐるみが置いてあった。
意味不明。ここ、金魚すらいないのに。でもこれ、気に入ってくれるかな。
なんか涼くん、好きそうだし。もちもちしてる。
急いで購入して戻ると、ウサギ小屋の外のベンチでブスッとして待っていた。
「お待たせ!見てほら!こんなのあったよ!」
チラッとおれを見て、ふいっとそっぽを向いた。
「モノで釣るなんて」
「え!?違う!あ・・・違わないのか・・・。機嫌直して欲しくて・・・」
「直らない」
「じゃあ、ご飯食べてアイスも食べよ?お腹空いたでしょ?」
「・・・バカにしてる?」
「してませんよ!?なんで?真面目なんだけど?」
「子供じゃないんだけど」
「す、好きじゃない?こういうの」
ほら、とアザラシを膝に乗せる。
じっと見つめてから、バシッと膝を叩かれた。
「ぁいたっ!」
「次変なこと言ったらずっと無視するから」
「は、はい。気をつけます。ごめんなさい」
「・・・可愛いから許してあげる。でも貢ぎ癖は直して」
あ、よかった。許してもらえた。
確かに貢ぎ過ぎるのは良くないので、控えよう。あ、でも・・・きっと涼くんがずっとご機嫌でも、もっと喜んで欲しくて買っていただろうな。それは言わないでおこう。言ったら受け取ってもらえなくなる。
「なんでアザラシ?」
「好きかなと思って」
「・・・モチモチしてる。ふふっ!ここ、アザラシいないのにねぇ?」
「ライオンもあったよ」
「えー?飼育してないから売ってるのかな」
「そうかも。売店のそばに軽食が売ってた。行ってみる?」
「うん」
アザラシを脇に抱えて、キュッと手を握ってくれる。うぎゃっ!!さ、さっきまでご機嫌斜めだったのに!手を!しかも自ら!!
ふわふわした心地のいい手に包まれて、ゆっくり歩く。なるべく長く、堪能したい。
おれ、多分今3センチくらい浮きながら歩いてるかも。幸せ。
「アザラシ大きい」
「うん」
「軽食、何があるのかな」
「うん」
「ご飯ものとかあるといいなぁ」
「うん」
「・・・おれのこと嫌いでしょ」
「うん。・・・え・・・」
「へぇ」
「違う違う!!え!?な、なんで!?ちょっと待って!?」
「全然話聞いてないね」
「待って待って!?好き!」
「声が大きいよ!分かってるよ・・・。話聞いてるのか確認するために聞いてみただけ」
「や、や、やめて・・・そんな確認の仕方、もうやめて・・・」
膝から崩れ落ちそう。
涼くんはちゃんと聞いてよ、と唇を突き出した。
あぁヤバい、心臓が変な動きをしている気がする。
背中に汗、かいてきた。
「びっくりした?」
「した・・・」
「・・・嫌われてないことくらい、分かってるよ。ずっとニコニコしてるもん。・・・おればっか見てないで、ちゃんと動物見てよ」
「ごめん。・・・いやでも、涼くん見ちゃうよ・・・。可愛いもん」
「・・・バカだなぁ」
と言いつつ、なんとなく嬉しそうな涼くん。また顔が溶けそうになる。
前はあまり馬鹿とか言わなかった。でも今は言ってくれる。怒る時も、叱る時も、甘やかす時も、言ってくれる。愛が溢れてる。嬉しくて嬉しくて、たまらない。
「あぁ、あそこだよ。ほら。ラーメンとか焼きそばだって。あと、おにぎり」
「おにぎり?あははっ。なんか、可愛い。和多流くんは?何食べるの?」
「おれー?・・・じゃあ、カレー?」
「じゃあおれ、ラーメンとおにぎり。おにぎりは2つあるから分けっこしよう」
分けっこしようって、可愛すぎない?分けっこだよ?可愛いって。
こんな可愛くて逮捕されない?したい。おれが警察なら絶対に逮捕したい。それで部屋名閉じ込めて尋問して服を脱がせて、それで・・・。
「和多流くん、置いてくよ」
「あ、待って!」
慌てて追いかけて注文をすると、すぐに出てきた。早いな。
特に凝ったような味でもなく、昔遊園地で食べたような安いカレーだった。でもなんとなく懐かしい。遊園地は、よくじいさんと朝多流と行ったな。さびれた遊園地。もう閉園してしまった。でも、よく覚えている。
「はい、おにぎり。鮭と梅干しどっちがいい?」
涼くんがおにぎりのお皿を差し出した。
「じゃあ、梅干し」
「はい。ラーメンね、シンプルで美味しいよ。食べる?」
「うん。カレーも食べて」
「うん。あ、優しい味だね。子供も来るからかな」
「あぁ、そうかもね」
「おにぎり、大きいね」
「ね。あのさ、もう全部周っちゃったけどどうする?近くに特に遊ぶ場所もないみたいなんだ」
「・・・じゃあ、リス」
「ん?」
「リス、もう一回・・・」
くぁっ・・・!!
可愛い・・・!!
リス、相当気に入ったんだね・・・!!
うんうんと頷いてカレーとラーメン、そしておにぎりを食べ終えてリスの元へ急ぐ。
涼くんはニコニコしながら中に入って行き、ウキウキした様子でリスを見ていた。
しばらく立ち止まって、じーっと見ている。
さっきほど、感動はないのかな?落ち着いて来た?
とりあえず動画を回しながら様子を伺っていると、残念そうに笑った。
「肩に乗らないや」
待ってたのか!!リスを!!待ってたのかー!!
そっかぁ!さっきのが本当に嬉しかったんだね!?
「こ、来ないね・・・」
叫びたいのを堪えながら返事をすると、ゆっくり歩き始めた。高いところにいるリスを見て、ふにゃりと笑う。
「じゃれてるねぇ。可愛い」
「うん」
「あれ撮って、あの子達」
「ごめん無理」
「え?何で?」
「涼くん撮るので忙しいから」
「や、やめればいいじゃん」
「涼くんが自分で撮りなよ。おれ忙しいの」
「もぉー。しょうがないなー」
はい可愛い。おれをカメラ係だと思ってたの、めっちゃ可愛い。
ポケットから携帯を出して必死に腕を伸ばす。めちゃくちゃ笑顔じゃん。何枚も何枚も写真を撮り、見て、と差し出してくる。
「ん、可愛いね」
「リス、本当に可愛いね」
「涼くんが一番可愛い」
「そういうのはいいから」
「事実だもん。なんで否定するの」
「動物見てよ」
「なんでよ!おれは涼くんを見るために来てんの!」
「は?」
「何?変?涼くんが楽しんでるところを見るためにおれはお出かけしてるの。もちろん、出かけるのも楽しいけど、目的は涼くんです。これはいついかなる時でもそうなので、諦めてください」
ポカーンと口を開けたまま、涼くんはおれを見つめた後に何も聞いてませんと言わんばかりにリスを追いかけた。
そして手は繋いでくれなくなり、腕も組んでくれませんでした。残念。
リスを堪能して動物園を出ると、涼くんはしっかりとアザラシを膝に乗せてシートベルトをした。うん、可愛い。買ってよかった。
「ここ、いいね。また来たいね」
「うん」
「・・・いっぱいくっつけて、嬉しかった」
「ん!?え!?」
「・・・水族館ってさ、薄暗いでしょ。だからたくさんくっつけるかなと思って、行きたかったんだけど・・・ここでもくっつけた。嬉しい」
「・・・涼くん、」
「連れて来てくれてありがとう。これも、ありがとう。あ、さっきお茶買っておいたの。はい」
「・・・ありがとう・・・大好き。抱きてぇ」
「えっ、」
「あっ、」
や、やばっ。また怒られる。
内心慌てていると、キュッと手を握られた。窓の外を見ながら、ポツリとつぶやく。
「いい、よ」
「えっ」
「・・・時間あるし・・・」
「・・・さ、先にキスなど、いかがでしょうか・・・」
「・・・優しいやつね」
顔がこちらに向き、目を閉じる。引き寄せられるように近づき、キスをした。
すぐに離れると、くすぐったそうに笑う。
「今のキス、好き」
「おれも」
「・・・もう一回」
首に手が添えられ、優しく引き寄せられた。
柔らかなキスはとても気持ちよかった。
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