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※2日目
しおりを挟む※ちとマニアックです。
※コスプレしてます。
苦手な方はご注意ください。
「ん、・・・はぇ?あしゃ??」
もぞっと動きがあったので目を開ける。
涼くんがキョロキョロしながら窓の外を見た。
「おはよ、涼くん」
「・・・あ、あぅ、ぅうっ・・・!!」
顔を真っ赤にして、布団の奥へ潜っていった。
覗き込むと、うずくまって顔を隠していた。
「涼くん?」
「っ~・・・!!み、見ないでぇ・・・!」
「あ、記憶ある?」
「ごめ、おれ、」
「覚えてたんだ?嬉しい!昨日はすごく楽しい夜だったね!興奮しちゃって、無理させちゃった・・・ごめんね」
「わぁあ!!もぉ、なにこれ!!」
バサっと毛布をめくって、シーツがあらわになる。散らばっていたのは片付け忘れたおもちゃ達。未開封のものは床に散らばっていた。
顔を真っ赤にして肩を振るわせ、オナホを投げつけてきた。うーん、これも片付け忘れてたか。
「も、もぉ!!買いすぎ!!」
「だって、たくさん買おうって涼くんが・・・」
「限度があるよ!」
「・・・連休だからって言ったの、涼くんの方なのに」
怒らせちゃった。やっぱり酔ってる時だけなのかなぁ、性的なことにオープンなのって。
もう使いたくないとか、しばらくしないとか、言うのかな。
あーあ・・・楽しい連休が・・・。
「・・・シーツ、洗う・・・」
「うん、おれ洗ってくるよ」
「シャワー、浴びる・・・」
「はーい。じゃあその間に片付けておくから」
「え?」
「え?」
振り返ると、涼くんがポカンとした顔でおれを見た後、目を逸らした。
のろのろと立ち上がり、ソファにかけてあるブランケットを肩にかける。
ドアの方まで歩くと、恐る恐るおれを見た。
「・・・怒ってるの?」
「え!?怒ってないよ?怒ってるのは涼くんでしょ?」
「・・・怒ってないよ・・・。でも、投げて、ごめんなさい・・・」
「大丈夫だよ。体辛い?自分の部屋で寝てる?」
「・・・怒ってるじゃん」
「えー?もう、怒ってないって。なんでそんなこと言うの」
「・・・甘やかしてくれない」
へ!?
甘やかして、くれないって、言ったの!?
バサっとシーツが落ちる。
涼くんは小走りで寝室を出て行った。シーツを拾い上げて洗面所に入ると、バスルームのドアが閉まった。
洗濯機に入れて適当にボタンを押し、開始する。
バスルームのドアを思い切り開けると、ビクッと体を跳ねさせた。
「涼くん~・・・怒ってないよ、本当だよ」
「び、びっくり、した・・・」
「シャワーしよ。ね。あぁ、追い焚きしようか。昨日お湯張ってたの忘れてた」
「あ、うん・・・」
「・・・怒ってないけど、涼くんが怒ってたから、またお預けされちゃうかなって、少し落ち込んでました」
「え、し、しないよ?だって・・・」
首に腕が回り、そっと寄せられる。触れるだけのキスをして、すぐに離れた。
シャワーに打たれながら抱きしめ合う。
「・・・れ、連休、だから・・・」
「・・・りょ、りょぉくん~・・・!覚えててくれたの・・・!?嬉しいぃ・・・!」
「・・・勃つの早くない?」
「昨日言ってたことしてくれる?してもいい?おもちゃ、使っていい?」
「・・・い、いい、よ、・・・うー、でもちょっと酔いたいかも・・・!!」
「だめー。昨日たくさん飲んだでしょ?」
「素面じゃ無理だよ!」
「大丈夫。おれしか見てないもん」
何か言おうとしたので唇で塞ぐ。そのままボディソープで体を撫でるように洗い、バスタオルにくるまっておれの部屋に入る。布団に包んで寝室に散らばったおもちゃ達をかき集め素早く戻ると、お饅頭になった涼くんがいた。
「涼くん、ボディークリーム塗ろうね」
「・・・ここでするの?」
「うん。だって好きって言ってたから」
「・・・お、おれ、そんな、そんなことまで、」
あれ?ここは覚えてないのか。
ちょっといじめたくなってきた。
「昨日の続きしようよ」
「・・・」
「おれの乳首いじってくれるんでしょ?腰、擦り付けながらさ」
「え!?な、何それ、」
あ、前半の方を覚えてないわけか。じゃあお迎えの時のことも覚えてないんだ。
バサっと布団を剥ぎ取って、引っ張り起こす。
ちょっと話し、盛っちゃおうっと。
「これつけて、したいんだよね?」
首輪に手枷がついたものを見せつける。手枷はカラビナで繋がっているので、外して手枷同士で繋げて拘束もできる。
涼くんは目の縁に涙を溜めると、抵抗するかと思いきや少し顎を上げた。まつ毛が濡れて震えている。
そしてゆっくり両手を首の横に持ってくると、こくっと喉を上下させた。
何も言わずに首輪をつけ、手枷もつける。つい熱っぽいため息が漏れた。おれがいないと何もできない、おれじゃないと何もしてやれない格好。
「写真撮っていい?」
「や、やだ、」
「・・・ふふっ。撮っちゃお」
どうせ顔も隠せないし。
一眼レフカメラを向けると、体を跳ねさせた。
「やめて、」
「可愛い・・・。いいよ、目、瞑っても」
バシャバシャと何枚もシャッターを切る。
朝日に照らされた涼くんの肌は光っていた。
「だ、誰にも、見せないで・・・!」
「見せるわけないって、前から言ってるよ。おれだけのものだもん」
「うぅ、ひっく、」
あ、泣いちゃった。
これは良くない泣かせ方。タオルで顔を拭いて、顔中にキスをする。
ちょっと気持ちがせっかちになってしまった。反省。
「涼くん、クリームじゃなくてオイルを塗ろうか。その方が滑らかで気持ちいいよ。少し落ち着こ。ごめんね」
「怒って、る?」
「だから、」
何度も聞かれて少しイラだってしまう。
顔を見ると、涼くんの目の奥に少しだけ怯えが走った。あ、これは、よくないやつだ。
「・・・怒ってないよ。さっきも言ったけど、ちょっと拗ねただけ」
「・・・き、昨日、頭、」
「頭?」
「・・・いきなり、見えないところから押さえつけられたから、ちょっと、」
「・・・あ!ごめん!ごめんね。そうだよね。あの、あれはマジで興奮してて、怒ってるとかじゃなくて早く涼くんと気持ちよくなりたくて、焦っちゃってて・・・」
それか。それが引っかかってたのか。
怖がらせちゃった。
頬を撫でてから頭を撫でると、じーっと見つめられていた目がふにゃっと溶けた。
口元が緩んで、そっかぁ、と笑う。あ、やっと笑った。
「初めてされたから、びっくりした」
「ごめん・・・。なんか、こう、・・・言い方は悪いんだけど、征服したいっていうか、なんか、早く腰を動かしたくてたまんなかったっていうか・・・」
「ん。大丈夫。もう、平気。えへへ。顔見て話聞いたら、安心したから。・・・あの、」
「うん?」
「た、たまになら、いいよ。でもその後ちゃんと、あの、甘やかして、ほしい・・・」
あの涼くんが、甘やかして欲しいって言ってくれるなんて。
感動して涙が出そう。ぐっと堪えて体を支え、ベッドに寝かせる。
「今、させて」
「え?あ、オイル・・・?」
「おしゃべりしよ。昨日の、どこから覚えてる?」
手にオイルをとり、まずは肩に滑らせる。
柑橘系のいい香り。涼くんはとろっと目をとろけさせた。
柑橘系のものが好きなんだよね。
「・・・どこから、っていう、のは、曖昧かな・・・」
「てんが、知れてよかった?」
「・・・ん」
「高校の頃使ってる人いなかったの?寮だったのに」
「おれ、軍司くんしか友達いなかったし・・・あんまり興味もなくて・・・でも昨日、みんなが盛り上がってて、疎外感っていうか・・・ん、ぅ、」
脇の下に手を入れると、体が跳ねた。くすぐったいのか、ふふ、と笑う。
「で、成瀬さんに聞いちゃった?」
「え!?そうなの?」
「言ってたよ。そしたらおれに教われって言われたから、教えてって。渋ってたらさ、気持ちよくするから教えてって・・・おれの乳首をフェザータッチしながらグリグリと腰を押し付けてくれて・・・テクニシャンでした」
「そ、そ、そんな、そんなっ・・・!」
「こんなふうに触ってくれたよ」
昨日の触り方を再現しながら指の腹で乳首に触ると、プルプルと体を震わせた。ついでに腰も押し付ける。
「ふぅん、っ!ん、」
「でね、おれの服に頭を突っ込んで、舌先で乳首、弾いてくれた」
ピンっと舌先で弾く。
「ぅんっ、」
「で、おれの負けだと思って涼くんのを手でしごきながらお店に行ったんだよ」
オイルを足して胸に塗る。乳首は避けて。ここは後でのお楽しみだ。
ほぐすように塗り、脇腹、お腹、足に滑らせる。足を広げて太ももの付け根を押すように塗り込めると、甘い声が漏れた。
「ふぁあっ、」
「楽しそうに買い物してたなぁ。また行きたいな」
「あ、ぅ、んぁ、」
「・・・ね、涼くんは本当に足が綺麗だね。今度網タイツ履いて欲しい。買いに行こう?」
「はぁ、んぅうっ、」
「バニーガールのコスプレとか似合いそうだなぁ。おれね、コスプレとか全然興味なかったのに、涼くんと付き合い始めてから性癖が広がって行っちゃって、色々着せたいなって思ってて・・・」
「は、はひっ、あぁ、」
つま先まで丹念にオイルを塗り、うつ伏せにする。背中に直にオイルを垂らすと、腰が跳ねた。
「ゔぅん!」
「あ、そういえば前にビンゴ大会であれ、もらったな。背中が塗り終わったら探してくる」
何度も上下に往復させて仕上げる。テラテラとやらしく光っていた。
ローターを取り出し、スイッチを入れて腰の上に置くと、お尻が跳ねた。
「あ!くすぐったい、」
「待ってて。すぐ見つかると思う」
押し入れを開けて箱の中を物色する。くだらないなと思いつつ、捨て時が分からなくてしまっておいたんだよね。
あ、あったあった。
引っ張り出して紙袋の中身を取り出す。猫耳カチューシャと、尻尾つきのアナルプラグ。あ、しかもこれ振動するやつじゃん。ラッキーかも。
涼くんの元へ戻ると、振動に耐えていた。くすぐったいんだろうな。ローターを外し、アナルプラグの充電をしながらお尻にオイルを垂らす。おれが揉みすぎたせいか、多分、一般男性のお尻より柔らかくてふわふわなんだよね。毎回触るたびに癒される。
涼くんも揉まれるたびに気持ち良さそうだし、幸せ。
「お尻可愛い」
「ん、・・・お尻のフェチ、なの?いつも、言うよね・・・」
「お尻が嫌いな人っているのかなぁ」
「和多流くんって、このパーツが好きって、無いの?」
「んー・・・引かれるかもだけど、顔フェチかもね。一番性格と感情が出るじゃない。だからついつい見ちゃうよ」
「顔以外は?」
「ごめん、全部好き。これってピンポイントでは言えない。全部、だーい好き」
かぷ、とお尻を噛むと、足が飛び跳ねた。
お尻を割ってすぼみを確認する。少し、ひくついていた。
「ご、ごく一般的な、フェチの話、なんだけど、」
「涼くんフェチです」
「わぁ!」
ぺろっと舐めると、叫び声。ここ苦手だもんね。容赦なく舐めて吸って唾液で濡らすと、お尻を振って抵抗した。まぁそんなの、簡単に押さえつけられるんだけどさ。
「そ、そこに口、つけるの、やめてってばぁ、」
「んー・・・」
ちゅ、ちゅ、と音を立てて何度も吸い付く。
昨日散々したし、柔らかくなってるのは分かっている。でもほぐしたいんだよねぇ。
ぐに、と舌を入れると、細い足でバシッと叩かれた。
「いたっ」
「やだってば!バカ!」
「・・・うーん、足も固定しちゃおーっと」
びーっとテープを引っ張って膝を折り、伸ばせないように固定する。静電気でくっつくテープだから、外す時に痛くないのがいいんだよね。
「え!?え!?」
「ふふっ。かわい。ちんちんもこっちに見せてね」
下敷きになっていたペニスを引っ張り出し、2つの膨らみを口に入れて転がしながら亀頭を指先で擦る。
「んん!ん!足、やめて!」
「あーあ、ここも丸見えだ」
「やだぁ!」
もう一度すぼみに舌を差し込む。ゆっくり舐め取り、ペニスをしごく。カクカクと腰が揺れている。
「はひっ!ひん!やだ!ごめんなさい!もう蹴らないから!ごめんなさぃい!」
あー、もう、逆に煽ってるって分かんないのかな。
いじめたい気持ちが増幅する。
お尻を揉みながらさらに舌を入れると、啜り泣きに変わった。
「ひ、ひっ、く、ぅうん、ごめ、なさいぃ・・・!」
「んー・・・らかないれ」
「やんっ、や、しゃべんない、でっ、」
「はぁ・・・ひもち・・・ん、」
舌を抜いてすぼみを執拗に舐める。べちゃべちゃと、わざと大きな音を立てて。
「うっ、うっ、ん、、」
「気持ちいい?」
「も、もぉ、」
「もう少し・・・」
強く吸うと、背中がのけぞった。手枷がガチャガチャと音を立てる。
「ぅうぅん!」
「はぁ、やばー・・・真っ赤になっちゃった・・・へへ。可愛いなぁ・・・」
舌先でくすぐり、甘く噛みつく。
お尻が痙攣してペニスが跳ねた。
「涼くん、尻尾入れるね・・・」
「ふ、ふぅ、はふっ、しっ、尻尾・・・?」
「これもつけていい?」
猫耳カチューシャと尻尾つきのアナルプラグを見せる。眉が垂れて、涙が落ちた。
タオルで拭いて、返事も聞かずにカチューシャをつける。うーん、黒猫ってのがまた・・・。
「和多流、くん、」
「・・・可愛い・・・似合う・・・」
「あっ、あ・・・」
耳にキスをして、穴に舌を入れる。
「ん、涼くん・・・」
「あぁ、あ、あん、も、もう、和多流くんの、したいこと、して・・・」
「いいの?」
「だって、すごく、興奮して、ゔんっ!」
無理矢理顎を掴んでキスをする。舌も唾液も全部自分のものにしたい。
手枷のカラビナを外して、両手をくっつけてカラビナを噛ませる。
「は、はふっ、ぅ、」
「にゃーって、言ってごらん。猫ちゃんなんだから」
「にゃ、にゃぁ、にゃ、」
「猫ちゃんには尻尾がないとね」
ローションを垂らしてアナルプラグを挿れる。
振動させると、更に目がとろけた。
「あー・・・!あ、にゃぁ、あ、」
「少し、1人で楽しもうか?」
仰向けにして、足を開かせる。乳首にローションを垂らして吸引バイブを取り出すと、困惑した顔をした。
「本当は女の人のクリトリスに使うらしいんだけどね、乳首でも気持ちいいんだって。テープで固定してあげるね。ちゃんと両方つけるからね」
穴に乳首を入れて、テープで固定する。涼くんは手枷でうまく動かせない手で、おれの指先を握った。握り返してから、そっと頭の上に手を移動させる。
「降ろしちゃダメだよ。枕掴んでて。スイッチ入れるね」
「あ!!」
スイッチを入れると、驚いたような声が上がった。
一番弱い吸引にしてるけど、どうだろう。
「おれ、分からないから教えて?気持ちいい?」
「あ!あ!これ、これ、おかしくなる!」
腰をくねらせて枕を強く強く、握った。
「はぁ、はぁ!うんっ、ん、」
「気持ちいい?」
「ゔーっ・・・!!きもち、いぃい・・・!」
よかった。
三脚を用意して固定する。携帯をセットして撮影ボタンを押し、一眼レフカメラをもう一度構える。
「涼くん・・・すごく可愛いよ」
「あーっ、・・・!あ!ぅんん~・・・!」
何度もシャッターを切る。やべーな・・・めちゃくちゃ興奮する。息が、上がる。
「あれ?猫ちゃんじゃないの?」
「あ、にゃあ!にゃー・・・!は、ふ、はひ、いく、いくぅう~・・・!」
「うん、いいよ。可愛いね」
「和多流くん、和多流く、んんっ、!外して、これ、外して、」
「んー・・・?だめだよ・・・」
「和多流くんの、口が、いいの・・・!吸って、舐めて、おねが、」
涙をポロポロとこぼしながら懇願されて、ペニスが大きく跳ねる。カメラを置いてスイッチを切る。
テープを外してバイブを取ると、赤く膨れ上がった乳首が現れた。あ、痛そう・・・。
「ごめん、痛かった?」
「ちょっと、ピリピリ、した・・・あの、手、降ろしていい・・・?」
「うん。もちろん」
降ろした腕はおれの首を通り、そっと抱き寄せた。唇が重なる。この体勢だといつも涼くんの足が絡むのに、テープで止めちゃったからそれがない。少し寂しかった。やっぱり取ればよかったかな。
乳首を摘むと、腰が跳ねる。
「和多流くん・・・キス、気持ちいい・・・」
「おれもー・・・こっちも、キスしたいよ」
赤く熟れた乳首を口に入れ、舌先で転がす。
反対の乳首にたっぷりとローションをつけ、指の腹で撫でる。
「あっ、あっ、あっ!き、もちいぃ・・・!」
「ん、痛くない?」
「気持ちいい・・・!きもちいー・・・!だめっ、だめっ、それだめぇ・・・!」
舌で弾くように乳首を刺激する。指の方は動きを一定に。呼吸が荒くなって、激しく腰が揺れ始める。
「だめ、だめ、だめ、いく、いくの、いく!」
「んっ!」
頭を思い切り抱えられ、息が詰まる。けど、幸せ。ぢゅっと強く吸うと、ガクガクっと腰が痙攣した。
「はぁあ゛ぁあぁ~・・・!!いっ、あぁあ・・・!いっちゃっ、・・・!ぁんっ!」
ぜーぜーと呼吸を乱して、一気に脱力した。
カラビナを外して手を楽にしてあげると、薄目を開けてぼんやりと天井を見ていた。
足のテープを外して足を伸ばすと、手が伸びてきてペニスを緩く握り込んで、扱き始めた。
「涼くん、オナホ、あるよ」
「ん、ん、ん、」
あれ、聞こえてないかな?ぼんやりしてんのも可愛いなぁ。
プラグを外すと、パクパクと痙攣していた。
ぐーっと足を持ち上げて涼くんの顔まで折る。仰向けのままお尻が高く上がり、丸見え。虚な目で目の前にある自分のペニスを見ていた。
「しごいていいよ。おれはここ舐めてるから」
舌を入れて吸い付く。さっきより柔らかくなってる。
「あ、あ、いく、いくっ!」
手の動きが速くなる。
「セルフ顔射して?よく見せて・・・」
「いく!出る!」
息を詰め、射精した。
白い体液が顔中に飛び散り、汚した。
体を戻して覆い被さり、涼くんの性液を全部舐めとる。
気持ちよさそうに目を閉じて、ため息をついた。
「和多流くん・・・」
「ん?」
「・・・へへ、」
「え?なぁに?可愛い」
「ふふっ、おれにばっかしてる、けど・・・和多流くんは?しない?」
「んん?してくれるの?」
「・・・にゃあ」
ギュンっと腰が疼く。
にゃあ、だって。にゃあ。にゃあ・・・!可愛い・・・!
「ごめん、挿れたくなっちゃった・・・」
「えぇ?口でしないの?」
「それは夜に・・・」
いそいそとゴムをつけ、押し付ける。涼くんは腰に足を絡めて引き寄せてくれた。うん、これこれ。これ、かなり、好き。
「入るよ」
「ぅ、ん、ぅんっ、」
「プラグ、ここまで届かなくてもどかしかったよね。ここ、擦るね」
「あ゛ーっ!そこだめ!そこ、そこやだ!」
前立腺を擦る。腰がのけぞって、絡みつく足に力が入った。
細い腰を支えてしつこく擦る。
「おっ、ゔんっ!あ゛ぁあっ、お゛ぐ、奥に、ほしぃ!」
「ここで一回、いったら、ねっ!」
「ひん!ひっ!ひんじゃぅう!」
パシャパシャと潮を吹いた。乳首に飛び、つい手が伸びる。ぐりぐりと押しつぶすと、枕を必死に掴んだ。
「はぁあん・・・!!ぐぅ、ん、いぐ、いぐの、やだぁ、!」
「ほら、ゴリゴリ、してあげる」
あー、気持ちいい。
腰、止まんねー・・・やばいなぁ・・・。
中がぎゅーっと締まって痙攣した。足がガクガクと震える。
「あ゛あぁあ゛~!あ゛ん!?」
奥に腰を叩きつける。
涼くんは目を見開いて怯えた顔でおれを見た。
「いってる!いったの!止めて!」
「止め、ない、よっ!」
勢いよく腰を叩きつける。中の収縮が止まらない。最高に、気持ちいい。
「あ゛ぁあぁん!ぉ゛!ぉおっ!あ、はぁ!」
「あぁ・・・!あ、あ、やばっ、いきそ、ごめん、止まんねぇえ・・・!」
「好き!しゅき!大好き!あ゛ゔぅー!」
何度いっても腰が止まらない。
汗がとめどなく溢れて、涼くんを濡らしていく。
涼くんは何度も好き、と言ってくれた。
何度もおれも、と答え、大好きだよと伝えた。
幸せすぎて泣きそうだった。
******************
「うわ!しまった!」
はっと目を開けると、すでに日が落ちていた。
時計はもう17時を指している。涼くんはいなかった。素っ裸のままドアを開けると、キッチンで料理をする涼くんがいた。
おれのスウェットを身につけて、手には焼きそばを持っていた。
「あ、起きた?」
「・・・え!?ご飯作ってくれたの!?体辛くない?!」
「うん。平気。あはは、お腹すいちゃって・・・。和多流くんも食べよ」
照れたように笑って、お皿をテーブルに置いた。
慌ててパンツを履いて適当に服を着る。
しまった、洗濯物、干してねぇ・・・。
「ごめん・・・あとでコインランドリー行ってくる・・・」
「あ、シーツは出してあって、今もう一回洗濯かけてるんだ。一緒に行こう」
「ゔー、寝るつもり無かったんだけどなぁ・・・」
大きな音でお腹が鳴る。うぅ・・・。
「やっと動きが止まったなーと思ったら、パタって倒れて寝ちゃったんだよ」
「うそぉ!?マジかよ・・・」
「たくさん動いて疲れたんだよ。ありがとう」
「え?」
「だって、和多流くんが頑張ってくれたから気持ちよかったし・・・」
顔を赤くして言う。
まさか感謝されるなんて思わず、なんだかジーンとした。
「焼きそば美味しい」
「冷蔵庫空っぽになっちゃった」
「洗濯終わったら買い物行く?」
「うん。・・・あのね」
「ん?」
ずぞ、と焼きそばを吸う。テーブルの下で足が絡んだ。
「夜は、おれが頑張るから、ね」
「・・・へぇ??え!?」
「れ、連休だから・・・」
がちゃん、と箸が落ちる。落ち着け。落ち着けおれ。ここで暴走したらいけない。
深呼吸してから手を握る。涼くんは吹き出すと、大きく笑った。
うぅ、恥ずかしい。
体が熱くなる。余裕ないのがバレバレ。
誤魔化すように、約束だからねと念を押すと、涼くんは笑いながら頷いてくれた。
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