63 / 127
第四章 トロンの街編
第十六話 妹よ、俺は今スタンピードを終わらせています。
しおりを挟む足元には一刀のもと切り伏せられたオーク。既にマーカスの周りに魔獣の気配は無い。第二陣の戦闘は終わった。
「マチャ、全員無事か?」
「ええ、怪我人も居ない。余程暇だったのか、回復役まで杖でゴブリンをぶん殴っていたわ」
周りを見渡し、共に戦った仲間の安否を確認する。疲弊はしているようだが流石はA級冒険者、勝ち戦で怪我を負うような者は一人も居なかった。
「ウィルにA級冒険者を率いて第四陣の加勢に行くよう伝えてくれ」
「あんたは?」
「師匠の様子を見てくる」
「・・・わかった。気をつけてね」
それだけ言うと、マチャはマーカスのもとを離れた。
♢ ♢ ♢
二人の男がゆっくりと歩いてくる。片方がトキオだと気づいたジャンセンは、その場で腰を抜かした。
「デビルロード、あいつだ。あいつを殺してくれ」
跪き頭を垂れたまま、デビルロードは動かない。
「あの左側の男だ・・ヒッ!」
指をさすと何かが凄い速度で飛んでくる。ジャンセンは動くことができない。
「鳥?」
一匹の鳥がデビルロードの前に浮かんでいた。羽ばたきもせず、空中で制止している。デビルロードはジャンセンが見てもわかるほど恐縮していた。
デビルロードは頭を下げたまま、恐怖に耐え声を絞り出す。
「もしや、聖獣様でしょうか?」
「いかにも」
「えっ、あっ、と、鳥が・・・喋った・・・」
ジャンセンは鳥が話をしていることに理解が追いつかない。わかっているのは二つ。異常なまでにデビルロードが目の前の鳥に怯えているのと、自分が相手にされていないこと。この状況にジャンセンは思考を放棄しかけている。
「どうしてこのような場所に?」
「僕が主に付き従うのは当然であろう」
「聖獣様が従属・・・あの人間に、ですか?」
「ほう、我が主を人間と蔑むか。覚悟はできておるのだろうな」
受けたことのない殺気を浴びたデビルロードは小刻みに震えだす。
「おーい、コタロー。一人だけ先に行くなよ」
聖獣が主を持つ、にわかには信じがたい。唯一の可能性に行きついたデビルロードの震えは一段と大きくなる。
「あの人間・・・いえ、あのお方は・・・神ですか」
「そうだ」
「違うよ!」
♢ ♢ ♢
デビルロードとジャンセンのもとまで辿り着いた俺は、逃げられないよう即座にデビルロードを結界で閉じ込める。
「サンセラ、ジャンセンを見張っておけ」
「わかりました」
先ずはデビルロードだ。「支配」を人に向けられでもしたら厄介だからな。
「覚悟はできているか?」
「お、お待ちください。従属いたします。どうか、私を僕に・・」
「分をわきまえろ!」
「コタロー、うるさい。今は俺が話をしているの」
「申し訳ございません。この悪魔があまりにも・・・」
コタローだけでなくサンセラからも殺気を当てられ、ブルブル震えだすデビルロード。上級悪魔といえども聖獣やドラゴンは怖いらしい。
「質問に答えろ。何故その男の企てに加担した?」
「その男に召喚された際、契約をいたしました。悪魔にとって契約は絶対です」
「では、何故今戦おうとしない。契約は絶対なのだろう?」
「それは・・あの・・・」
「嘘か。もういい」
今まで会話が出来た魔獣は良い奴が多かったから、もしかしてと思って話しかけてみたが所詮は悪魔か。まあ、魔獣を支配してスタンピードを起こすような奴を許すつもりは初めからないけど。
「お、お待ちください。チャンスを、いま一度チャンスを」
「いいぞ。じゃあ、俺とサシで勝負だ。勝てば逃がしてやる」
「・・・わかりました」
勝算が無いことくらいわかっているだろうに、えらく素直だな。こいつもしかして、俺が殺し切れないとでも思っているのか。確かに上級悪魔の再生能力はトロールなど比にならないほど凄いらしいが、俺にも通用すると思っているのならそれは過信だ。
コタローを下がらせデビルロードと対峙する。斬究を鞘から引き抜いても、デビルロードには余裕が感じられた。
「行くぞ」
一気に距離を詰め、左袈裟から右わき腹まで一閃する。デビルロードの体は真っ二つになったが、一瞬口角が上がったのを見逃す俺ではない。
「お前、再生が得意らしいな」
すかさず雷鳴を抜き、二刀流で滅多斬りにする。デビルロードの体は首も四肢も切断されたが、俺は手を止めない。
「どれくらいまで再生できるんだ?」
さらに斬る。既にデビルロードの体は百以上に分離している。それでも手を止めない。斬って、斬って、斬りまくる。千に分離しようと、万に分離しようと斬り続ける。
「まだ生きているか?」
斬る。斬る。休むことなく斬り続ける。肉片が細胞レベルになっても斬り続ける。
「コタロー、こいつまだ生きているか?」
「とっくに死んでいます」
手を止めると、形を保ったまま斬り続けられたデビルロードの体が崩壊し、液体のように地面に吸収された。
何の抵抗も見せず一方的に惨殺されたデビルロード。二万の魔獣に続き、頼みの綱だった悪魔を失ったジャンセンに残された手段はない。
「な、な、何なんだ。お前等は何者なんだ」
生気を失った顔でジャンセンが喚く。
「次はお前だ」
「ヒッ・・・」
恐怖に引きつるジャンセンに斬究を向けると、コタローが俺の肩にとまる。数秒後、背後から声が聞こえた。
「師匠!」
「来たのか、マーカス。皆、無事か?」
「はい、第二陣は怪我人すら居ません」
「それはなによりだな。こちらは今デビルロードを討伐したところだ」
それを聞いてマーカスの視線がジャンセンを捕らえる。あとはこの男の処遇だけだ。
「殺すのか、私を殺すのか!」
無言でジャンセンを睨みつける。死の恐怖が目前に迫っても、ジャンセンは言葉を吐き続けた。
「教会に携わる人間が、人を殺すのか!」
「お、お前は教師だろ。教師が人を殺すのか!」
「私は誰も殺していない。それなのに殺すのか!」
俺の良心に訴えようとしているのか、それとも言葉が途切れたら殺されるとでも思っているのか、必死に叫び続けるジャンセンに斬究の切っ先を向け黙らせる。
「お前、今誰も殺していないと言ったな。では、聞く。何故この場にジャコウが居ない」
「なっ、そ、それは・・・」
「悪魔との契約に差し出した対価は何だ」
「・・・・・・・・・」
言葉が出なくなる。この時になってようやくジャンセンは計画のすべてが見透かされていたと気づいたのだろう。
「言いたいことは終わったようだな。潔く散れ」
目の前で刀を振り上げられても、なおジャンセンは叫び続ける。何か一つでも琴線に触れてくれないかと、必死に言葉を探し続ける。
「嫌だ、死にたくない。頼む、助けてくれ!」
「反省する。一生反省する。命だけは勘弁してくれ!」
「私を殺せばお前は人殺しだ。これからの人生でお前は何人殺すのだ・・」
ジャンセンの言葉に恐怖を覚えた。それでも、優先順位を間違ってはならない。この男を生かしておけば、いずれ大きな災いとなって帰ってくる。犠牲になるのは学校に通う子供かも知れない。強く刀の柄を握りなおす。この男は、この場で俺が殺す。覚悟は決めた。疾うに覚悟は決めてきたのだ。
「御免」
俺が刀を振り下ろす直前、ジャンセンの首が宙を舞った。斬った本人はその首を見ようともせず、俺の方に向き直り片膝をつく。
「首謀者ジャンセンを前に功を焦り、手柄の欲望に勝てず勝手に体が反応してしまいました。命令違反に対し、いかなる罰則も受ける所存です」
「・・・マーカス」
その言葉が嘘なのは言うまでもない。覚悟を決めてきたつもりだったのに、一瞬躊躇した俺の代わりにマーカスが手を汚した。素早い判断、迷いの一切ない太刀筋、マーカスはこうなる可能性も考慮してここに来たのかもしれない。事実、俺は今内心ホッとしている。
剣においてマーカスとは師弟関係であり、俺は教える立場にある。だが、師匠だからといって全ての面で秀でている訳ではない。年長者であるマーカスは俺より多くの人生経験をしている。冒険者としても俺がしたことのない経験を経て、マーカスはS級にまで上り詰めた。ここに来るまでには盗賊等との対人戦も経験済みだろう。
強い敵を倒すことだけが人を守る方法ではないと教えてられた。冒険者としての覚悟、精神が未熟だと教えてもらった。この経験をいつか誰かに返さなければならない。逆の立場になった時には、俺が手を汚せるようにならなければならない。俺は今日、マーカスに守られたのだから。
「立ってくれ、マーカス。スタンピードは終わった」
「はい」
「俺は魔法で荒れた大地を直してから戻る。先にサンセラと戻って、スタンピードが完全に終わったことを皆に伝えてくれ」
「わかりました」
上司に仕事での失敗を咎められた時のような気分だ。今は自分の未熟さが恥ずかしくて、少しだけ一人になりたい。
マーカスとサンセラは俺の気持ちを慮ってくれたのか、何も言わず二人肩を並べてトロンの街へ戻っていった。教師になれたとはいえ、俺もまだまだ小僧だと思い知ったよ。
トキオと距離が離れたところでサンセラが口を開く。
「マーカス、よくぞあの場面で師匠より先に動いてくれた。礼を言う」
「いえ、出過ぎた真似をして申し訳ありません」
「お前は、まだ若く経験に乏しい師匠の僅かな心の乱れをいち早く察知し、迷うことなく動いた。見事という他ない。偉そうに先輩面しておきながら、いざという場面で動けなかった自分が恥ずかしいよ。マーカス、お前が居てくれて本当によかった」
「サンセラ先輩・・・」
「あらためて実感した。お前やオスカー、マザーループやシスターパトリ、多くの素晴らしい出会いが、師匠の人生をより充実したものにしてくれる。私も良い勉強をさせてもらった」
「日々勉強させていただいているのは私の方です」
「完璧な者など居ない。それは師匠といえども同じなのだ。これからも我らトキオ一門、師弟共に学んでいこう」
「はい。今後ともよろしくお願いいたします」
マーカスより遥か高みに居るトキオが始めて見せた弱さ。その人間臭さをマーカスは好ましく感じる。いつも、共に成長しようと言ってくれる師の言葉に嘘偽りの無いことが、マーカスには堪らなく嬉しかった。
「おーい!マーカス、サンセラ様」
今は魔獣の亡骸しかない第二陣の戦闘跡地に一人残った伝令役のマチャが手を振り呼びかける。
「どうなった?」
「終わったよ。デビルロードは師匠が討伐した。今は魔法で荒れた地を直してくださっている」
「そっか、良かった・・・」
「マチャさん。デビルロードを討伐したのは師匠ですが、首謀者ジャンセンの首はマーカスが打ち取りました。大手柄です」
「サンセラ先輩・・・」
「凄い、やるじゃんマーカス!」
「いや、それは・・・」
「マチャさん、最後の仕事です。本部にこのことを知らせてください」
「わかりました!」
返事と同時に全力で駆けていくマチャ。数秒後には全ての魔獣を倒し終えた城壁の前に到着する。A級冒険者、トロンの盾、ブロイ公爵軍、戦いに参加した全ての者に注目される中、マチャは大声で叫ぶ。
「伝令!冒険者マーカスにより首謀者ジャンセンは打ち取り取られました。同じく、冒険者トキオによりS級魔獣デビルロードは討伐。スタンピードは終わりました!」
「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」
近くに居た者同士が手を取り、肩を抱き合って勝利を喜び合う。
未曽有の大災害、魔獣二万のスタンピードはトロンの街の完全勝利で終結した。
140
お気に入りに追加
285
あなたにおすすめの小説
四つの前世を持つ青年、冒険者養成学校にて「元」子爵令嬢の夢に付き合う 〜護国の武士が無双の騎士へと至るまで〜
最上 虎々
ファンタジー
ソドムの少年から平安武士、さらに日本兵から二十一世紀の男子高校生へ。
一つ一つの人生は短かった。
しかし幸か不幸か、今まで自分がどんな人生を歩んできたのかは覚えている。
だからこそ、今度こそは長生きして、添い遂げるべき人と添い遂げたい。
そんな想いを胸に、青年は四度目の命にして今までの三回とは別の世界に転生した。
世界が違えば、少しは生き延び易いかもしれない。
そんな勘違いをしてしまった早死にの男が、今度こそ何者かになる物語。
本作は、「小説家になろう」、「カクヨム」、にも投稿しております。
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
空想の中で自由を謳歌していた少年、晴人は、ある日突然現実と夢の境界を越えたような事態に巻き込まれる。
目覚めると彼は真っ白な空間にいた。
動揺するクラスメイト達、状況を掴めない彼の前に現れたのは「神」を名乗る怪しげな存在。彼はいままさにこのクラス全員が異世界へと送り込まれていると告げる。
神は異世界で生き抜く力を身に付けるため、自分に合った能力を自らの手で選び取れと告げる。クラスメイトが興奮と恐怖の狭間で動き出す中、自分の能力欄に違和感を覚えた晴人は手が進むままに動かすと他の者にはない力が自分の能力獲得欄にある事に気がついた。
龍神、邪神、魔神、妖精神、鍛治神、盗神。
六つの神の称号を手に入れ有頂天になる晴人だったが、クラスメイト達が続々と異世界に向かう中ただ一人取り残される。
神と二人っきりでなんとも言えない感覚を味わっていると、突如として鳴り響いた警告音と共に異世界に転生するという不穏な言葉を耳にする。
気が付けばクラスメイト達が転移してくる10年前の世界に転生した彼は、名前をエルピスに変え異世界で生きていくことになる──これは、夢見る少年が家族と運命の為に戦う物語。
信徒守護官カトリナの辺境ライフ〜魔王討伐後、救済はじめました〜
藤原遊
ファンタジー
「魔王討伐で平和が戻る?そんなわけないでしょ!」
かつて魔王討伐の前線で戦い抜いた伝説のシスター、カトリナ。教会から授かったのは……栄誉でも感謝でもなく、“辺境送り”の命令だった!?
魔物の残党に盗賊、そして復興を拒む村人たち。問題山積みの土地で、破戒僧カトリナの拳と浄化魔法が今日も火を噴く!
しかし、集まった他の信徒守護官たちも一筋縄ではいかないキャラばかり。
熱血騎士のレオナール、無口な結界使いアメリア、皮肉屋の元盗賊ユリウス、無骨な盾使いバルド……クセ強な仲間たちと共に、復興への道を突き進む!
「破壊から始める救済なんて、私たちにしかできませんよ!」
(ツッコミ役のリリアナ:「いやいや、それ普通は救済じゃないですから!」)
魔王討伐後の世界で繰り広げられる、笑いと涙の復興奮闘記。
「平和って、こんなに体力使うんですか!?」
前世は最強の宝の持ち腐れ!?二度目の人生は創造神が書き換えた神級スキルで気ままに冒険者します!!
yoshikazu
ファンタジー
主人公クレイは幼い頃に両親を盗賊に殺され物心付いた時には孤児院にいた。このライリー孤児院は子供達に客の依頼仕事をさせ手間賃を稼ぐ商売を生業にしていた。しかしクレイは仕事も遅く何をやっても上手く出来なかった。そしてある日の夜、無実の罪で雪が積もる極寒の夜へと放り出されてしまう。そしてクレイは極寒の中一人寂しく路地裏で生涯を閉じた。
だがクレイの中には創造神アルフェリアが創造した神の称号とスキルが眠っていた。しかし創造神アルフェリアの手違いで神のスキルが使いたくても使えなかったのだ。
創造神アルフェリアはクレイの魂を呼び寄せお詫びに神の称号とスキルを書き換える。それは経験したスキルを自分のものに出来るものであった。
そしてクレイは元居た世界に転生しゼノアとして二度目の人生を始める。ここから前世での惨めな人生を振り払うように神級スキルを引っ提げて冒険者として突き進む少年ゼノアの物語が始まる。
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる