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第四章 トロンの街編
第六話 妹よ、俺は今タイマンしています。
しおりを挟む「先生、少しお時間よろしいでしょうか?」
「んっ、何か相談事か?」
午前中の授業を終え職員室に戻ると、神妙な面持ちのオスカーに話し掛けられる。
「はい、例の脱獄事件で気になることが」
「聞こう」
公爵家も俺の考えと同じ結論に至ったようで、脱獄した三人がマジックアイテムを入手しないようクルト率いる衛兵部隊だけでなく、トロンの盾にも依頼して昼夜問わず見廻りを続けている。マイヤーさん達門番も、いつも以上に怪しい商人がトロンに出入りしないか目を光らせている。
「実は、一か所だけ怪しいマジックアイテムが有りそうな場所に心当たりがあります」
「なに、それは本当か!どこだ?」
「叔父上の屋敷です」
「以前ブロイ公爵とオスカーが話をしていたオリバー男爵のことか」
「はい。叔父上には収集癖がありまして、屋敷の倉庫には用途のわからない怪しげなマジックアイテムが山のようにあります」
それは拙いな・・・
「オリバー男爵の収集癖は有名なのか?」
「いえ、叔父上は父に気を遣ってあまり表には顔を出しませんので、知っているのは一部の人間だけです。ですが、ジャンセンは我々も知らなかった裏ギルドに依頼を出せた程の情報を待っていました。ブレイクビーンを持っていたことを考えても、知っている可能性は十分にあります」
「確かに・・・オスカー、オリバー男爵とアポを取ってくれ。できることなら直ぐにでも会いたい。俺の「鑑定」ならマジックアイテムを調べることが出来る」
「わかりました。一度家に戻って、急ぎ使いを出します」
「頼む」
裏ギルドのパトロンがオリバー男爵だとわかったとき、ブロイ公爵とオスカーがマジックアイテムを取り上げる話をしていたのに、どうして気付かなかった。過ぎたことは悔やんでも仕方がない。一刻も早くオリバー男爵邸の倉庫を調べる必要がある。放っておけば火薬庫になりかねない。
♢ ♢ ♢
「ほら、頑張れキャロ。魔法職だからといっても体力は必要だぞ」
「はい!」
ノーランやアルバに比べ体力面で劣るキャロだが、今日まで文句ひとつ言わずに基礎訓練をおこなっている。早く魔法を教えて欲しいと言うこともなく、二人に置いていかれないよう必死についてきている。三人の中で一番知能の数値が高いキャロは基礎訓練の重要性を理解しているのだ。キャロの頑張りが、ノーランとアルバをさらに頑張らせる。お互いに刺激し合い共に成長していく。この三人はきっといいパーティーになる。
「よし、よく頑張ったな。今日はここまで」
「「「ありがとうございました」」」
終了の挨拶とともにへたり込む三人。身体は疲れ切っているが表情には充実感が見て取れる。一人で訓練を受けていた俺と違い、この子達には共に高め合う仲間がいる。そこは少しだけ羨ましい。
冒険者希望組の訓練を終え職員室へ戻ろうとしたとき、オリバー男爵へのアポを取りに行っていたオスカーが戻ってきた。
「ハァ、ハァ、先生、叔父上とアポを取ってきました。すぐにでも伺えますが、どうしますか?」
「すまんな。すぐに準備する」
丸太小屋で身なりを整えながら念話をする。
『サンセラ、少し出かけるから教会と学校を頼む。簡単に結界を破られるようなことはないと思うが、例の脱獄囚達が何か仕掛けてくるかもしれん。警戒は怠るなよ』
『了解しました。お任せください』
んっ?今日はえらく素直だな。いつもなら一緒に行きたいと言うくせに。コタローを謹慎させたのが効いているのかも。まあ、どんなに駄々をこねてもここの警備を薄くはできないので連れていかないけど。
「待たせたな、オスカー。それじゃあ、頼む」
「はい。叔父上の屋敷は公爵邸から徒歩で五分程の場所です。今からなら日が沈む前に着くでしょう」
肩にコタローを乗せ、オスカーの後に続き大通りを歩く。夕食の買い物をする女性や仕事帰りの冒険者を相手にする商売人の声で賑わう街。ここに居るすべての人には、それぞれに違った人生がある。今すれ違った人々と俺の物語は偶然交差したに過ぎない。夢を追う者、家族を守る者、人の数だけ物語があり、誰もが自分の人生の主人公だ。
脱獄囚達が怨みのすえ、俺に復讐を企てるのなら受けて立つ。だが、無差別にトロンの街を攻撃させる訳にはいかない。理由もなく他者の人生を理不尽に奪う権利など誰にもない。
大通りを抜け住宅街に入る。公爵邸がある小高い丘の途中にオリバー男爵の屋敷はあった。公爵邸程厳重な警備ではないが、門の前には衛兵が構えているる。オスカーが右手をあげると、門番は軽く会釈して門を開いた。
庭も屋敷も公爵邸と比べると若干見劣りする。貴族のことはよくわからないが、オリバー男爵が何かにつけて兄であるブロイ公爵家に気を遣っているのがわかる。すでに門番からの連絡があったのか、屋敷の前で品のよさそうな紳士が微笑んでいた。
「先生、こちらが叔父のオリバー ブロイです」
「お待ちしておりました」
オスカーの紹介後、丁寧なお辞儀をするオリバー男爵。ブロイ公爵と同じで、貴族だからと偉ぶるような人間ではなさそうだ。
「トキオ セラです。セラ学園で教師をしております」
「お噂はかねがね伺っております。先日は裏ギルドの件で大変なご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんでした。本来であればすぐにでも謝罪に赴かればなりませんでしたが、兄に謹慎を申しつけられ挨拶が遅れたこと、重ねて謝罪申し上げます。近いうちにマザーループのもとへもお伺いさせていただきます」
ブロイ公爵から俺のことはある程度吹き込まれているだろうが、それにしても腰が低い。これが当たり前だとは思わないようにしよう。今後、高圧的な貴族と出会うこともあるだろうから、トロンの貴族が特別だと思っておいた方がいい。
「図書館の入館料の件、お聞き入れくださいまして・・!?」
『トキオ様!』
『補足した』
コタローと俺の「索敵」がほぼ同時に屋敷の敷地内へ侵入した敵意に反応する。
「先生?」
「侵入者だ!オスカーはオリバー男爵と共に安全な場所へ移動しろ。衛兵に声を掛けて直ぐに守りを固めるんだ」
「先生、私も・・」
『コタロー、衛兵が来るまでオリバー男爵とオスカーを守ってくれ。安全な体制が整い次第俺と合流だ』
『御意』
会話を打ち切り、敵意を持った侵入者の反応する方向へ駆けだす。オリバー男爵との顔合わせは後回しだ。反応は三つ、奴らかもしれない。クソッ、一足違いで先手を取られた。
「あそこか!」
大きな扉の建物、蔵か。力ずくで錠を破壊し中へ。
「よう、久しぶりだな」
「ジャッジ!」
ニヤリと笑ってポケットから小さな錠剤を取り出し口の中へ。今のがブレイクビーンか。ジャンセンめ、持っていたのは一錠じゃなかったのか。
「あぁぁぁぁぁぁ!」
雰囲気が変わった。エリアスの話では身体能力系のスキルが上がるとのことだったが、スキルではなく身体能力系の基本ステータスが五割ほど上がっている。その分、知能と器用のステータスが少し下がった。魔法職だと弱体化だな。
「滾る、滾るぜぇぇぇぇ!」
くだらん薬だ。一瞬の身体能力向上と引き換えに、知能と器用を失う。きっと下がったステータスは元に戻らない。結果、人間性の喪失。違うな、知能が下がり幼児化していく。飲み続ければ知り合いの顔を忘れ、言葉を忘れ、歩き方を忘れ、最後には自分が人間だったことを忘れる。
「殺してやる。俺に逆らう奴は全員殺してやる!」
たかが数分、いや、数秒か。スキルでも魔法でもなく一瞬で身体能力を向上させても、人間の肉体ではもってその程度だ。そんなことの為に今まで学んだ知識と培った技術を捨てる。到底賢いやり方には思えない。
「死ね!」
力任せに拳を振るうジャッジ。技術らしい技術は何もない拳など、見切るまでもなく簡単に躱せる。
「あれ?」
たとえ十倍、百倍になったところで、俺とジャッジのステータス差は埋まらない。たかが五割増し程度など、俺からすれば誤差だ。
「避けるな!避けるな、バカ!」
癇癪を起して闇雲に拳を振るうが、当然俺には掠りもしない。話す言葉も稚拙になってきている。避けるなというのであれば、望み通り受け止めてやる。
ガシッ!
「は、放せ!」
避けるなの次は放せか。まったく、注文の多い奴だ。そこまで言うなら放してやる。でも、その前に・・・
ガコッ!
「ギャァァァァ!痛てぇ、痛てぇよー!」
痛みは感じるんだな。それにしてもうるさい。肩を外されただけで大袈裟だろ。大人のくせにそれぐらいで泣くなよ。うわっ、泣きながら殴り掛かってきた。どうして同じ攻撃が通用すると思うのかね。知能のステータスが下がると、そんなこともわからんのか?避けるのも掴むのも駄目らしいから、今度はぶっ叩いてみるか。
バァキ!
「ギャァァァァァァァァァ!」
あれま。力をセーブしたつもりだったが、腕の関節が一つ増えちゃったよ。
「く、来るな!」
「どうした、逆らう奴は全員殺すんじゃなかったのか?なあ、滾るんだろ?」
先程までの自信に満ちた表情が嘘のように血の気が引いている。なんだ、狂人を演じていただけかよ・・・
「来るな、これ以上近付くな!」
「嫌だね」
一歩一歩近付くにつれ、ジャッジの表情は恐怖で崩れていく。この男はマザーループとシスターパトリの襲撃に関わっていない。冒険者ギルドで新人冒険者から恐喝をしていたことは許せんが、だからといってジャンセンほどの罪を犯した訳ではない。この男はジャンセンに利用され、最後には足止めの為切り捨てられた。ブレイクビーンで低下した知能と器用は返ってこない。只々、哀れな男だ。
「散々俺に殴り掛かってきたんだから、当然お前も殴られる覚悟があるんだよな?」
「ゆ、許してくれ。何でもする」
「何を許すんだ。冒険者ギルドでの恐喝か?脱獄したことか?男爵邸へ盗みに入ったことか?それとも、俺を殺そうとしたことか?まさか、全部チャラにしてくれなんて言わないよな」
「あっ・・あ、あっ・・・・」
この男は罪を重ね過ぎた。もう、一般のコミュニティーには戻れない。きっと今、どこで歯車が狂ったのか、どこで間違えたのか、どうすればこの場を逃げられるか、低下した知能で頭の中がぐちゃぐちゃになりそうなほど思考を巡らしているだろう。もう遅い。大手を振って街の大通りを歩ける日は来ない。
「あっ・・・ああっ・・・・あっ・・・・・・・・・・・・」
バタンッ!
恐怖に耐えられなかったか。
拳を振るうまでもなく、ジャッジは白目をむき口から泡を吹いて気絶した。こんな人間でも同情する部分が一つだけある。きっとこの男はまともな教育を受けていない。
『トキオ様、侵入者は?』
コタローが肩に戻る。既に、オリバー男爵家の敷地内に敵意は無い。
「すまん、逃げられた。それ程遠くには行っていないと思うが、地下深くは「索敵」で追えないようだ。まったく、「発掘」とは思いのほか厄介なスキルだな」
蔵へ着く前に三つあった敵意は、錠を破壊した頃には一つになっていた。ジャコウ程度の「発掘」で俺やコタローの索敵範囲外に短時間で逃げ出せるとも思えない。多分、ジャンセンはジャコウにもブレイクビーンを飲ませている。
「焦って闇雲に追いかけるより、ジャンセンが盗んでいった物を調べる方が先決だ。オリバー男爵に紛失したものが何か確認しよう」
駆けつけた衛兵にジャッジの身柄を拘束させ屋敷へ向かうと、オリバー男爵とオスカーが屋敷を出て俺の帰還を待っていた。
「すみません、二人取り逃がしました。色々とオリバー男爵とはお話したい事があったのですが、一刻も早く奴らの狙いを知るために先ずは盗まれた物の確認をお願いいたします」
「わかりました。直ぐに家の者に蔵の中と貯蔵ファイルの確認をさせます。ただ、蔵にあるマジックアイテムは大したものではありません。貴重なマジックアイテムは私の部屋の金庫で厳重に守られています」
言われてみれば確かにそうだ。貴重なマジックアイテムを外の蔵になんて保管しない。尚更ジャンセンの狙いがわからなくなってきた。
「とりあえず、どうぞ屋敷の中へ。私の部屋にあるマジックアイテムもトキオ殿に確認していただきたい」
「そうですね。一度見せていただいた方がよさそうです」
数分後、収集家であるオリバー男爵の秘蔵コレクションを見て驚愕することとなる。
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