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★目からうろこのお話し★

③瀬織津姫との出会いと解放ー母と私の最終章

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その②より続きます

(姫様が教えてくれた真実)

前回私は、瀬織津姫の悲しみに光をあててイエス・キリストとともに解放させていただいたことをお伝えしましたが

私は姫様を解放したあと、当面のあいだ私とシュアクリーナの専用オアシスで休んでいただこうと思いました。2,000年も封印されていたのですから、しばらくはゆっくりしてもらいたいと思ったのです。

5次元世界にあるこのオアシスは、もともとは私とシュアクリーナの憩いの場所として彼女が創ってくれたのですが、今では(私が光にお還しした)お稲荷様や(上げさせていただいた)動物たちも住んでいる不思議なオアシスになっています。

このオアシスについては別の機会に日記を整理して投稿させていただきますが、いつも夕方みたいな感じで月に支配されている世界なのです。太陽は昇らないのですが月はいつも出ています。

私にはこの辺の仕組みがよくわからないのですが、月の女神(ルナ姫)が湖の向こうの高台に立っていて、このオアシス全体を見守ってくれています。ルナ姫はシュアクリーナとご縁が深いようで彼女がルナ姫に頼んだようです。

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(私の魂の目的とは)

ちょっと話がそれましたが、オアシスで休んでいる姫様は、私にいろいろなことを教えてくれたり見せてくれたりしました。私が感じる姫様のすごいところは、大祓と浄化するスピードが驚異的に早いということです(ちょっと怖いくらいパワーが強いです)

そんな姫様ですが、なんと私の大浄化も行ってくれたのです。

姫様が私に見せてくれたものは、私を長年苦しめ続けている「母と私の関係」の真実でした。小さいころから吃音を抱えて苦しみ続けてきた私は、最近になって(私の中の母に対する思いを)自分なりに浄化して軽くなったつもりでしたが、(実は)まだまだ終わってなかったようなのです。

はじめに姫様が私に見せてくれたもの、それは私の幼稚園時代の思いと風景でした。それも今回は(いままでと違い)とても鮮明に蘇られせてくれたのです。まるで私が(完全に)その時代に戻ってそこに存在しているかのように、幼稚園に通う道端にあったお地蔵さんや草木や家並みを見せてくれました。

こんな場所にこんな木が生えていたのか~

この階段を降りるとこんな道がつながっていたのか~

幼稚園時代には幼くて気づかなかった風景や町並みや人の流れまでハッキリと見ることができました。感覚的には、大人になった私が、幼稚園時代の幼い私の中に入っている感じです。しかもそれだけでなく、当時の私が(幼いながらに)考えていたことや感じていた感情も伝わってきたのです。(なんとも不思議で複雑な気持ちになりました)

そして私は、幼い私の手を引きながら幼稚園に送り迎えしている若き日の母の姿を目の当たりに見ました。当時は感じることができなかった母の(私に対する)気持ちと感情も知ることができました。

幼いながらも一生懸命生きていた私

そんな私を微笑んで見守ってくれていた母

私は母のことを恐れていたけど、母は私のことを憎んでいるどころかこんなにも愛してくれていたのか?

私はあふれでる涙を抑えることができず、ただただその光景を眺めていました。

すると今度は、私が0歳のときの記憶がよみがえってきました。0歳のころのことなんて頭の片隅にもないと思っていたのですが、本当に小さな小さな私が母の胸に抱かれているのです。そして私を抱いた母は川沿いの電柱の下で(不安そうに)たたずんでいたのです。

そういえば・・・

私は昔母から聞かされた話を思い出しました。

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⇒ お母さんはお前が3歳のときにお父さんの実家を飛び出してきたのよ。本当に実家にいたときは食べるものもなくて、そして実家の後妻さんにいじめられて居場所がなかったの。
お前のお父さんは長期出張で大阪に行っていたし、頼る人もいないし、お母さんはお前を抱いていつも川のほとりで夕涼みしながら「明日はどうやって生きていこうか?」って考えていたのよ

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そして私は、母がまだ言葉も話せない小さな私に向かって、悲しみや苦しみを話しかけていたことがわかりました。「お母さんはお前がいるから頑張って生きているんだよ」。
言葉と同時に母の思いが一気に流れ込んできました。

気づくと私は母そのものになってました。それも母の幼少期までさかのぼっていたのです。

ボロボロの服を着た小さな母は、いつも軒下で寒さに震えて一人ぼっちでいたのです。7人兄妹の末っ子に生まれた母は、母親を早く亡くしたことで長男夫婦に育てられていたのですが、このときも兄嫁に意地悪されて自分の居場所がなかったのです。

幼き頃から自分の居場所をずっと探し続けてきた母。大人になっても安らぎの地は見つからず、さまよい続けてきた母の気持ちがすべてわかりました。

そんな母の唯一のよりどころは、生まれたばかりの私しかいなかったのです。

そこまで見たとき、私はすべてを思い出しました。

私は母を助けるために生まれてきたのでした。

私の魂は母を救うことを誓ってこの世界に、母のもとに生まれてきたのでした。しかし私は、それを忘れて母を恨んでしまったのです。

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母の悲しい人生と母の気持ちをすべて知ることができました。そして私自身が生まれてきた魂の目的も思い出しました。
その瞬間から私は苦しくなるほど泣いてしまい1時間以上も放心状態になりました。本当に何も考えられない状態で屍のようになった私がそこにいました。

でも、逆に心は落ち着いて清々しいのです。自分自身の(真の)魂の目的を知ったとき、いままで味わったことがないほどの静寂と安心感に包まれたのです。

放心状態の私の横で、瀬織津姫は静かに舞を踊り始めました。

姫様、本当にありがとう

あなたのおかげですべてが腑に落ちました

これから母のために深く祈りを捧げます。心の底から祈りたいと思えるようになりましたし、母の魂が安住の地を見つけて安らげるように心から願えるようになりました。

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●瀬織津姫と出会った私は、姫様からいろいろなことを教えてもらいました。姫様の舞はとても美しく見ているだけで涙があふれてきます。私の中にあった怒りや激しさをも光に変えてくださった姫様。凛としたあなたが美しくて見ているだけで幸せです。

シュアクリーナが私に送ってくれたこの歌、姫様と母にも送らせていただきます。

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★YouTubeで「忘れじの言の葉 ダズビー」と検索してみてください。上から1~5番目くらいに、3分58秒の下記動画が出てくると思います。


(忘れじの言の葉ー歌詞)

言の葉を紡いで 微睡んだ泡沫
旅人迷い込む 御伽の深い霧
差し伸べた掌 そっと触れる予感
受け止めて零れた 光の一滴

面影虚ろって 微笑んだ幻
想いの果てる場所 まだ遥か遠くて
求め探して 彷徨って やがて詠われて
幾千 幾万 幾億の旋律となる
いつか失い奪われて 消える定めでも
それは忘れられることなき物語

指先を絡めて 触れる誰かの夢
刻まれた思いの こだまだけが響く
言の葉を紡いで 微睡んだ泡沫
旅人の名前を 御伽噺と云う

求め探して 彷徨って やがて道となり
幾千 幾万 幾億の英雄は往く
いつか失い奪われて 消える定めでも
それは忘れられることなく 此処にある
求め探して 彷徨って やがて詠われて
幾千 幾万 幾億の旋律となる
いつか失い奪われて 消える定めでも
それは忘れられることなき物語

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