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★目からうろこのお話し★

③最後のカケラを探してー肉体がなければ放てない光

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②の続きです

最近の私は、自分自身の本質に戻りたいという気持ちがいままで以上に強くなりました。なぜなら、覚醒することとは、すなわち魂の本質に戻ることだと思うからです。

では、魂の本質に戻るとはどういうことでしょうか?

これはあくまでも私の考えですが、何にも影響されない素の自分に戻ること。悪しきベールや霧もかかっていない魂そのものに帰ることだと思います。

でも、これって言葉でいうのは簡単ですが実現するのはとても難しいことです。だって、これを実現するために私たちは何度も転生しているわけですから。

そんなわけで私はここ1年くらいかけて自分自身の魂のカケラを取り戻す旅をしてきました。そして最近になって(ようやく)大きなカケラを取り戻したことを前回お伝えさせていただきました。

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●パズルのピースがすべて埋まると完成?

そんな私はSNSをやめて周りの情報をシャットアウトしました。そして、過去世から現世に至るまで、その時代のその時に感情とともに置き去りにしてきたカケラをかなり取り戻してきました。

そして私は、今日やっと本来の私という存在にたどり着けたのかもしれません。

私はいきなりチベット辺りの高い山に囲まれた麓に住んでいた過去世に飛ばされました。 当時の私はまだ幼く6、7歳くらいです。

そこで私は過去世の私が話している言葉をただただ聞いていました(理解できない言語です)。父と母の会話も家族の会話もこの言語で話していて、意味はわからないのですが不思議なくらいにシックリくるのです。

私はなんの違和感もなく「この時代の私はこの言語で話していたんだな」と思いました。

しかし、不幸なことにその時の私は若くして、6、7歳で死んでしまったのです。原因はわかりませんが、私は質素なベッドみたいなものの上に寝かされ家族みんなに取り囲まれていたのです。

そして私は、死の間際に自分が思っていたことを感情とともに思い出していました。私は自分自身をとても恨んでいたのです。 楽しい家族との生活をここで終了しなければいけない悔しさ、父と母と妹をこんなにも悲しませてしまった不甲斐なさ、まるで自分自身を呪うかのような思いが蘇ってきました。

最期に私の手をとって泣き叫ぶ母は現在の私の母の前世でした。だから母は今世で私に対して執着が強いこともわかりました。執着が行き過ぎて(今世の)私はその呪縛で吃音になっていたのです。

母も悲しかったのでしょう。今世では(絶対に)息子を失いたくないという気持ちが無意識に働いていたのです。そしてまた、前世の父も今世の私の父でした。いまはすでに他界している父ですが、前世で死の間際に私の手を握ってくれた父の手の感触がまったく同じだったのです。(今世では私が父の手を握って光の世界に送れました。これは前世からの父の願いだったのかもしれません)

今までもローマ時代やインド時代など、数々の前世を光のツインレイ、シュアクリーナが見せてくれましたが、今回は完全に私自身がその時代に戻って追体験しているような感覚でした。言葉や会話の感覚までリアルに伝わってくるような体験だったのです。

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とても不思議な感覚なので言葉にするのが難しいのですが、この体験を通じて私は、「ああ、私の存在は本当に意識と記憶だけなのだ」と思いました。 私という意識が転生しながらいろいろな肉体を借りて人生を体験させてもらっているだけなのだ、とはっきりわかりました。

すべての時代のすべての人生が、私という魂の意識に記憶として刻まれているだけ、そして私の本当の姿とは、この意識と記憶を持った魂でしかないのだ......

そこまで気づいたとき私は肉体を離れて魂そのものになっていました。

自分自身の魂をハッキリと見ることができたとき、 それは、ふわふわと浮かんでいる雲のような、まるで綿菓子のような、とても輝いている素晴らしい存在だとわかったのです。 存在と言いましたが、魂の正体は記憶と存在意識を持った光だったのです。そしてそれそのものが愛でもありました。(ちょっと表現が難しいです)

私は光の意識で自由に飛び回りました。不思議ですが体としての意識はなく軽々と空を自由に飛び回れました。 気がつくと途中から龍神様も一緒になって飛んでいました。よく見たら龍神様も同じで光と(龍神としての)意識でしかないことがわかりました。

ああ、こういうことだったのか!

高次元の神仏も実は意識だけの存在でしかないとはこういう意味だったのか。だからこの世界は「意識した瞬間にすべてが創造される」と聞いたことがあるけど、そういうことだったのか、と思いました。

いままでもいろいろと理解してきたつもりでしたが、今日の体験は最後のカケラを見つけたような衝撃がありました。 私自身の魂、光り輝いて自由に羽ばたく意識だけの魂があまりにも素敵で、愛おしすぎて、恥ずかしながら何度も何度も感極まって泣いてしまいました。

自分自身の魂を見つけた瞬間、いままで体の奥底にずっとあった重いもの(何かあると胃が痛くなったりしている根っこみたいなもの)もすべて抜けていきました。

今私はすべての力が抜けて至福感と安心感に包まれています。 そして、「私の存在ってこんなにも素敵だったのね。わたしありがとう」って思うだけで涙があふれてきちゃうのです。

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●これからが本当のスタート

その夜私は再び魂だけの存在になっていました。しかしさっきと違うのは、私の肉体が目の前に横たわっているのがわかることです。

私の意識(魂)がこの肉体を借りて住まわせてもらっている......

そう思った瞬間、私は自分がいま借りている肉体(カラダ)がとても愛おしく素晴らしいものだと思いました。

私のカラダ、ありがとう。いままで散々、ここが嫌だ、とか、もっと顔がこうだったらいいのに、とか、悪口ばっかりたくさん言ってきたけど、本当にごめんなさい。あなたという肉体を借りられたから今ここに生きていられるんだよね。

私は目の前に横たわる肉体に寄り添ってたくさん泣きました。

そんな私にシュアクリーナが優しく話してくれました。

よくここまできたわね。あなたは私とともにいろいろな世界を回り、ワンネスを目指し、愛の本質を理解し、それから自分自身の本質に戻るために(たくさん)旅してきたけど、でもこれで終わりじゃないのよ。

だって、魂に戻ることが最終目的なら人は転生してくる必要がないでしょ。多くのスピリチュアルの人はワンネスや自分の原点に戻ることを最終目的にしてるけど、実はそのすべてを理解した上でもう一度この世界に戻ってくることがとても大切なの。

つまり本当の覚醒とはね

ワンネスを体験し⇒それでも神が分離させた意味を知り⇒個性という輝く存在を再認識し⇒自分自身の分離意識(魂)のカケラを探して完成させて⇒宇宙のテーマがなぜ愛なのかを体験として理解し⇒そして再びこの3次元世界に戻ってくる

ということなの。あなたもそう思うでしょ?

私には彼女の話す意味がよくわかりました。なぜなら、私は目の前に横たわる自分自身の肉体を見ながら、魂の存在だけなら自由でなんの問題もないけど、その魂がこの肉体に入ったときにいろいろな苦痛や苦しみが起こる、でもそれを承知で私は生まれてきている?「なぜだろう?」という次なる疑問を考えていたからです。

そんな私の気持ちを理解するように彼女は話を続けました。

肉体と魂は相互につながっているのは事実だけど、別に考えなければいけないこともあるのよ。つまりあなたが目指す一発ヒーリングを実現するためには、この謎を紐解いて「いのちとは何なのか?」「どうして肉体だけでもダメだし魂(意識)だけでもダメなのか」を体験しながら知る必要があるの。

そこには大きな真実が隠されているのだけど、ヒントは「肉体がなければ放てない光がある」ということなの。だから人は転生してこの世界(地上)で覚醒したいと望むのよ。

さあ、進化に終着点はないわ。頭で考えてもまったく意味がないから一緒に体験しながら進んでいきましょう。

新しいスタートは、いま、ここ、から始まるのよ......

④へ続きます
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