マイティガード -赤毛の令嬢の絶対の盾-

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episode11【Immortal】

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 ―――

 ――――

『パーシバル、このご本よんでー』
『…おや。“ねむりひめ”なんてお部屋に置いてあったでしょうか。どこで見つけられたのですか?』
『メイドがくれたの。おじょうさまにぴったりのご本ですよって』
『左様でございますか。では早速読んで差し上げます。お嬢様、どうぞこちらへ』
『やったー!』

 あたしが小さい頃読み聞かせてもらった絵本は、確かそれが最後。
 “ねむりひめ”。お城に捕えられ、怪物に護られたお姫様を、白馬の王子様が救い出す物語。
 今思えば単純なストーリーであったけれど、当時のあたしからすればとてもロマンチックで、お姫様と白馬の王子様に心から憧れた。
 今よりずっとずっと大きく見えたパーシバルの膝の上で、絵本がめくられストーリーが読み進められるたび、あたしはドキドキして仕方なかった。

『いばらの道をぬけ、白馬に乗った王子様はついに、お姫様の眠るお城へたどり着きました』

 白馬に跨がって剣を構える、凛々しい王子様の姿。あたしは声を我慢できなくて、パーシバルが読んでいる最中もがんばれ、がんばれと声援を贈る。
 …けれど、次のページがめくられた時、

『……王子様はお城に住まう、火を吐く恐ろしい怪物に、正義の剣を突き立てました』

 かっこよく剣を振りかざす王子様と、お姫様の前で剣にやられる、恐ろしい怪物の絵が現れた。
 パーシバルの声が聞こえなくなった。

『?』

 振り返ったあたしの目に映ったのは、……とても寂しげに、絵本を見つめるパーシバルの顔。

『パーシバル…?』

 あたしが小さく声をかけると、

『………こうしてお姫様は救い出され、王子様と一緒に末永く、幸せに暮らしたのでした。めでたし、めでたし』

 パーシバルは絵本を最後まできちんと読み、ゆっくり閉じる。
 …そして、

『お嬢様。そんなものは信じてはいけません。“王子様”なんてどこにもいないのですよ』

 何を思ったのか、パーシバルはあたしにそう言い聞かせた。
 普通なら、子どもの夢を壊した彼に対して怒りを感じるところ。
 でもあたしは不思議と、パーシバルの言葉が嫌じゃなかった。むしろ子どもながらに、“確かにそうだ、確かに有り得ない”と納得してしまった。

 あの言葉を聞いた瞬間からあたしの中の純粋な夢や憧れは消え去った。
 代わりに芽生えたのは現実的で、そして堅実的な考え。
 ………でも未だに、パーシバルが何を思ってあれを言ったのかは分からないままだ。


 ***


 バネッサの言葉通り、落雷による停電は一晩で復旧した。
 そして迎えたのは5日目。とうとう今日が最後の日だ。
 幸いにも昨晩の死者は出ていない。そもそも殺害めいた動きが見られたのは、アネリやパーシバルら4人が待機していた部屋の有毒ガスのみ。それも結果的にパーシバルのおかげで、命に関わる前に全員が部屋から避難できた。
 これは犯人の意図なのか。それとも想定外の出来事だったのか。判別はできない。

「あんたら揃いも揃って、よくまぁ無事で…っ!!」

 マドック刑事から昨晩の話を聞いたトレイシー警部は、声を震わせながら4人の生還を喜んだ。
 下手をすればたった1日で4人もの命が亡くなっていたかもしれないのだ。

「まさか二度も停電が起こるとはなぁ…。おかげで夕べは監視カメラが全滅だった。まぁ、今は電力が復旧したからいいんだがな。しかしなんで一晩で回復したんだ?」

 首を傾げるトレイシー警部。復旧の理由がひとりのメイドの働きと知らせたら、彼はどんな顔をするだろう。

「わたくしが直させていただきました。お役に立てたのなら光栄ですわ」

 なんとバネッサ自ら名乗りを上げた。淡々とした様子で、自分の活躍を知らしめたいからというよりは、訊ねられたから答えただけのようだ。
 だがトレイシー警部はポカンと口を開けて、

「……お嬢さん、あんたンとこの使用人達は何者なんだ?」
「ううん、別に? 普通の人達よ」

 何はともあれ犯人が予告した期間も今日で最後。今日を乗り切れば、やっと解放される。疲労困憊していた警官達や使用人達も最後の力を振り絞り、仕事に専念していた。
 そして、そんな最後の日、

「天候は晴れ、やや雲あり、風はなし。外部からの狙撃には絶好の天気です。館を巡るすべての通風孔は見張られており、もう有毒ガスを流す手は使えません。残るは我々で、日が変わるまでアネリさんの身柄を護りきるだけです」

 マドック刑事の号令で、アネリの堅固な護りが完成した。
 場所は別荘の最上階で、窓がひとつだけしか設けられていない部屋。カーテンの代わりに暗幕がしっかりと閉められ、外からの狙撃を防いでいる。
 部屋の外では増員し4名の警官。そして室内ではパーシバル、バネッサ、マドック刑事の3人がアネリの身を固めた。
 だがまだアネリが狙われると決まったわけではない。多くの使用人達の警護も万全だ。バネッサの働きのおかげでもう停電に悩まされることもなくなった。あとは犯人を迎え撃つだけ。
 これが最後。アネリは表に出さないだけでかなり疲労していたが、それを皆に言って困らせるほど弱くはなかった。

「お嬢様、少々仮眠をとられてはいかがですか? 昨晩はあまり寝付けなかったでしょう?」

 なぜ、パーシバルには分かってしまうのだろう。
 アネリは「大丈夫」と短く返事をして、唯一の退屈しのぎにと用意されたたくさんの本のうち、1冊を手に取る。
 しかし用意された本は小説や詩集などの娯楽ではなく、歴史書や偉人伝、参考書、はたまた旧約聖書など、とても子ども向けではない複雑なものばかりだった。
 しかしアネリは与えられたものを受け入れて黙々と読み始める。つまらなそうな様子でも、面白そうな様子でもない。

「アネリさんはいつもそういう本を読んでいるんですか?」

 マドック刑事が気になったことを素直に訊ねた。
 アネリは文字を目で追いながら答える。

「ええ。別荘にもお屋敷にも、こういう本しかないから。どれもね、使用人達が勧めてきたから読んでるの。ためになるんですって」

 為にはなるだろう。だがそればかりで表現豊かに育つだろうか。もっと絵本や詩、夢のある物語も読まないと。
 マドック刑事がその旨を言うと、アネリはずいぶん冷めた口調でこう返してきた。

「嫌いなの。絵本も、夢のある話も。それ以外の本が読みたいわって頼んだら、こういう本ばっかり与えられたというわけ」

 ――だからこんな年不相応な性格になってしまったのか…。

 思っても、間違っても言わない。傍らで番犬のように控えるパーシバルに攻撃されることが目に見えているからだ。

「……………」

 アネリが無言でページをめくる。やはり本を楽しんでいる様子はない。乱読家という言葉がしっくりくる。
 会話がまったく無い空間はひどく重苦しかった。
 アネリは読書中。パーシバルは待機中なので喋るつもりは無い。バネッサに関しては丸一日無言でも平気そうだ。
 だがマドック刑事はそうではない。隅の椅子に腰掛け、どこか落ち着きなさそうに部屋の中をキョロキョロ。

「マドック様は落ち着きない方ですのね」
「…………すみませんね」

 バネッサに嫌味に似た言葉をかけられた時は、さすがに頭にきたようだ。

「…………」

 相変わらずアネリは無言、無表情のままだ。
 そこで、室内の沈黙を破った者がいた。

「お嬢様、大昔に東洋の国で開発されたからくり人形をご存知ですか?」

 パーシバルだ。
 アネリが開いているのはアジアの民族文化の本。その挿絵にある、着物姿の女達を指差しながら訊ねる。
 本にだけ目を向けていたアネリが、初めて顔を上げた。

「ううん。知らない」

 するとパーシバルはにこやかに微笑む。

「電気を使わなくても人形が自力で動くのです。芸をする人形、お茶くみ人形など、小さな体で人間のような仕事をこなすのです。現代の機械の原点。まるで神様の創造のよう。不朽の芸術品なのですよ」

 パーシバルの説明を聞く間、アネリはじっと彼の顔を見ていた。とても興味深そうに。本の内容には関心を示していなかったのに。
 会話が生まれた。アネリの知らないことをたくさん話してくれるパーシバルと、楽しそうに話の先を促すアネリ。そこはふたりだけの空間だった。
 マドック刑事は不思議な気持ちでふたりを見つめる。言葉を挟むこともできず、ただじっと…。
 そしてそれはバネッサも同じだった。ふたりのやり取りを黙って見つめている。彼女の顔は無表情なのに、どこか…羨ましげに見えた。

「ふうん、知らなかった。パーシバルは物知りね」
「これは勿体ないお言葉を。ですがお嬢様のお役に立てたのならば、この上ない幸せでございます」
「あたしも本ばっかりじゃなくて実物をたくさん見たいわ。この国で見られるものも、外国でしか見られないものも。その時はパーシバルが連れてって教えてね」
「はい、喜んでお嬢様! 私にお任せくださいませ」

 声を弾ませる少女。温かく微笑む青年。
 命を狙われている状況だというのに、このふたりだけは別世界の存在のように、ただお互いだけを考えていた。
 叶うなら、いつものように、“お嬢様”と“パーシバル”だけの空間で、笑い合っていられたら………。


 だがそれを、神様は許したがらない。


 ババババババッ!!

 突然、部屋の窓が粉々に割れ、同時に無数の雨のようなものが外から降り懸かってきた。

「お嬢様っ……!!!」

 雨と彼と、どちらが速かっただろう。とっさにパーシバルが、目にも止まらぬスピードでアネリに覆いかぶさった。
 その直後、

「―――ッ!!」

 パーシバルの背中に無数の雨が降り注ぐ。
 だがそれは水でできた“雨”ではなかった。無数の、―――“銃弾”だ。
 突然、銃弾の嵐がピタリと止む。
 銃弾の攻撃に晒されたパーシバルは…、

「…ぐッ、あぁぁ…!!」

 文字通り、背中を蜂の巣にされていた。
 無数の穴から血が湧き出し、彼の白かったシャツを真っ赤に染める。明らかな致死量だ。生きていることが不思議なくらい。

「…き、奇襲だッ!!! 全員その場に伏せてッ!!」

 マドック刑事が金切り声を上げた。
 銃弾の届かない窓の陰に隠れ、バネッサも頭を抱える形でその場に伏せさせる。

「クソッ、クソッ…、クソッ!!」

 バンッ、バンッ!

 拳銃を取り出し、こちらも応戦する。
 だが向こうにはまったく命中しなかった。
 今更備えたところでもう遅い。恐れていた被害者が、出てしまった。
 パーシバルは、背中の肉が剥き出される不快な感覚に飲まれていた。生きているか死んでいるかも曖昧だ。目がぐらぐらと揺れ、焦点が合わない。そんな状況でもパーシバルは…、

「…ァ、ぁ……お、じょう…サマ……っ、お、ケ………ガ、は…ッ?」

 アネリに確認した。
 ちゃんと無事であるかを。ちゃんと…生きているかを。
 とっさに護られたおかげで、アネリはかすり傷ひとつ負ってはいなかった。
 だが、代わりに傷ついたパーシバルを目にした時、

「………………っ!」

 アネリは息を呑んだ。
 彼の背中の血が服を伝い、アネリの体までも赤く濡らす……。これが全て、パーシバルの血だなんて信じられなかった。

「…っ、あ、……ぁ…!」

 泣き出したかった。

 ――だめ……!!

 …が、それを理性が押し止める。
 パーシバルが望んでいるのはアネリの泣き声ではない。無事なアネリの、優しい返事を彼は待っている。
 だから、

「………だいじょ…ぶっ! 無事よ…、あたし…!」

 アネリは涙を堪えながら、精一杯の笑顔を見せて答えた。
 血の気が失せ、焦点の合わない瞳のまま、

「……それは……、よかっ……タ……」

 パーシバルは微笑んだ。安心と喜びが生んだ、とても優しい笑顔。

 バンッ!!

 その直後に、1発だけ銃声が響いた。
 アネリの柔らかな頬に一筋の傷がつく。真っ赤な血が、つうっと肌を伝い濡らした。
 それが銃弾のかすり傷だということはすぐに分かったが、不思議と痛みはなかった。

「あ……………」

 “自分の痛み”なんて、感じてる場合ではなかったのだ。

「ぁ、あぁ…、あ………」

 目の前にあるパーシバルのひたいに、ぽっかりと穴が開いていた。
 それがさっきの銃声の答えであり、自分の頬をかすめたのは、銃の流れ弾であり、その銃弾は、パーシバルの頭を撃ち抜いていたのだった。

「……………」

 彼はアネリを見ている。
 だがその目に、光は宿っていなかった。

 鈍い水音を立てて、パーシバルが血の海に倒れ込む。額からさらに流れ出す大量の血が、新たな海を広げていた。

「………………」

 アネリは、パーシバルの頭に手を乗せる。
 乗せて、

「…………ぱ……、パー、シ…、バル……」

 震える声で名を呼んだ。
 パーシバルは、答えない。

「アネリさんっ!! ここは危険です!バネッサさんもっ!! 安全な場所へ早く…っ!!」

 マドック刑事が叫びながら、パーシバルの下にいたアネリを救い出す。
 幸いパーシバルは両膝と両肘を立てていたため、アネリがその下敷きになることはなかった。
 伏せていたバネッサも促され、部屋の外へ避難する。

「お嬢様、わたくしにぴったりと寄ってくださいまし」

 バネッサがアネリの肩を抱き寄せる。

「……………」

 その肩は、微かに震えていた…。

 急ぎドアを開けると、外に控えていた警官達が入れ替わりに部屋へなだれ込んできた。
 全員銃を構え、防弾チョッキも着込んでいる。中には遠距離用の銃を構える者もいた。

「マドック刑事っ、奇襲ですか…!?」
「ああ、窓の外にまだいる! 応戦しろ!」

 部屋の外へ逃げる際、

「…………」

 アネリは後ろを振り返った。
 血の海の中に横たわるパーシバルの姿をじっと見つめて…、

「早く! こっちです!」

 マドック刑事に手を引かれ、アネリは廊下を一直線に走り出した。
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