31 / 39
第9章 呪【のろい】
9-1
しおりを挟む
警鐘の音に重なって、どこからともなくドォン、ドォンという銅鑼の音が聴こえてきた。
何が始まるんだろう。得体の知れないものがすぐそこまで迫っているよう。
私を体の後ろに隠しながら、ヨシヤはなぜか天井を見上げた。
その意味をいち早く察したのはキョウくんだった。
「警備隊、全員後ろへ退け!!
“お客様”のお越しだっ!!」
キョウくんの命令に素早く反応した警備隊は足並みそろえ、しかし流れるような動きでお店の出口付近まで退いた。
「ユタカ!薬屋!お前達も……っ、」
私たちも誘導しようと顔を向けるキョウくん。
しかし言葉を最後まで言い切らないうちに、
「来た………っ!!」
ヨシヤの息を呑む音で、その場にいた全員の視線が天井へ注がれた。
薄明かりのせいで真っ黒な色をした天井。
…それでも分かる。天井から、もっと黒く暗い影みたいなものが滲み出てきたんだ。
「!!!」
ぎょろりと覗く紫色の目玉。
それは私が今まで見てきたどれよりも恐ろしい姿をした…お客様。
【グルルル…ッ!!】
オバケはベシャッと音を立ててヨシヤと稔兄ちゃんの間の、何も無い位置に落ちた。
体中に無数の鋭いトゲを持ち、四つん這いで鼻を床にくっつける。においを嗅ぐような仕草。
ヤマアラシとイグアナを混ぜ合わせたみたいな、とにかくすごく不気味な姿をしていた…。
オバケは首をゆっくりもたげ、稔兄ちゃんを睨んだ。
【…グルルッ……人鬼ガ。
我等ノ目ヲ盗ミ、賽ノ河原ヲ狩場ニ使ウトハ、フザケタ真似ヲ…。】
オバケの狙いは稔兄ちゃんただ一人だった。
剥き出した牙の隙間から涎が溢れ、ぼたぼたと床に落ちて水溜まりをつくる。
それでも稔兄ちゃんはオバケの目玉から視線を逸らさなかった。
逆なんだ。逸らすことが許されないみたいに、食い入るように見つめている。
「…なぜっ……、なぜ、いけない…!?
ボクはただ、自由になりたかっただけだ…!
人鬼になって、お前たちのような自由の身になって…っ、この糞みたいな牢獄から出たいだけだったんだッ!!」
【言イオルワ、何モ理解セヌ餓鬼ガ…。
貴様ハ他ノ商売人達ト同等ノ、…アルイハ、ソレ以上ノ罪ヲ犯シタ。
ココハ罪ヲ償ウ場所。救イヲ求メル事ハ、筋違イダ。】
稔兄ちゃんの犯した罪…。
それはまず、両親よりも先に死んだこと。そして生前、友達を自殺に追い込んだこと…。
どちらも…永久幽閉に値する許しがたい重罪なんだろう。この世界のルールでは…。
対立する稔兄ちゃんとオバケ。
お客様と人鬼という圧倒的な迫力に、私たちでは仲裁は不可能かに思えたけれど、
「…お客様。とんだ醜態を晒し…申し訳ありません。
元見世物屋の人鬼は、我ら警備隊が責任をもって監禁・監視いたします…。」
勇敢にも警備隊の筆頭キョウくんが、オバケに話し掛けた。
…ただ、声に少し、ビクビクと怯えの色が滲んでいる。
オバケは首をぐりんと回し、キョウくんを見据える。
反射的に、ビクッと姿勢を正すキョウくん。
【………イイヤ、許サヌ。
コノ人鬼ハ、我等ガ連行スルノダ。地ノ底ノ、本当ノ監獄ニ。
……“地獄”ニナ。】
「え………っ?」
―――地、獄……?
その単語を聞いた時、そこにいる誰もが顔を青くした。
地獄の入り口であるアンダーサイカでの苦行を強いられてきた彼らには、地獄の苦しみがどれほど苦しいものなのか……どれより酷いものなのかが想像できてしまうんだ。
恐怖を拭い去るように叫んだのは稔兄ちゃんだった。
「…ふざ、けるな…っ!ボクは…ボクは行かないッ!!
お前たちの巣窟になんて…ッ、お前たちの言いなりになってたまるかよ!!!」
ボッと爆発音がして、稔兄ちゃんの黒い腕が丸太のように一瞬で肥大した。
五本の爪は包丁よりも鋭利に研ぎ澄まされ、格段に筋力を増した腕を使って、稔兄ちゃんはオバケに襲いかかる。
【……―――。】
オバケが稔兄ちゃんのほうを振り返る。
肉塊の武器を振りかぶった稔兄ちゃんの姿。
……でも、オバケに焦りの色は無かった。
【…餓鬼ガ。】
稔兄ちゃんが腕を振り下ろすより速く正確に、オバケは体から生えた針の一本を伸ばし、
「…ガぁッ…!!」
稔兄ちゃんのお腹を貫いた。
「――っっ!!!」
私は声にならない悲鳴を上げた。
太い針に串刺しにされ、そのまま宙に浮く稔兄ちゃん。
お腹からは血の代わりに黒い液体が流れ出し、
真っ黒な半身の目からも、人の目からも、痛みと悔しさと悲しみで真っ赤な涙が流れている。
そんな痛々しい稔兄ちゃんの姿を見せつけられて、私は…
「…やっ、やだ、やめて!
稔兄ちゃんを離してっ!!」
「…あッ、豊花ちゃん!!」
ヨシヤの止める声も聞かず、オバケの傍へ駆け寄った。
「豊花ちゃんいけません!!戻ってくださいッ!!」
駆け出した時だ。
――どぷん、と、
「ッ!?」
ぬかるみに足をとられた感覚があった。
変だ。ここに水辺はないのに。
そう思い、私は視線を足元に落とす。
「…なにっ、これ…!?」
私の片足が“床に沈んで”いた。
よく見れば、オバケの足元の床がじわじわと変色していく。黒く、黒く。
オバケが体にもともと纏っていた液体。その不可解な黒が独りでに広がり、辺りを泥や油に似たぬかるみに変化させていた。
「…っ…!」
私はすぐに抜け出そうと試みたけど、足は簡単には抜けない。
戸惑い、顔を上げた時、私は、こっちを振り返っていたオバケの真っ赤な目玉を見た。
【オマエモ ツレテ イク…。】
抑揚の無い声。一瞬、何て言ってるのか分からないほどに。
けれどオバケが、太い前足をこっちに伸ばしてきたことで意味を知る。
私は反射的に身構えた。
―――ッ!
…でも、変なんだ。
オバケの3メートル以上伸びた手が掴んだのは、私ではなく、
「………え――?」
私の後ろにいた、ヨシヤだった。
――ザリザリザリッ
体を床に派手に擦りつけながら、手に捕らえられたヨシヤはオバケの傍へ引き寄せられる。
私のすぐ横を通った時、
「………っ…ヨ、…!」
ヨシヤの、諦めの表情を見た。
「…ごめんなさい、豊花ちゃん…。」
「……なん…っ、」
―――なんで、謝るの…!
【コノ男ハ、罪ヲ 償イ切レナカッタ。破産シタノダ。
…ヨッテ、地獄ヘ落トス。
コノ 人鬼共々――。】
「…!!!」
破産、の単語を聞いた瞬間、私はオバケが言わんとしていることを察して絶句した…。
―――そうだ。
そうだ。なんで気づかなかったんだ。
ヨシヤは“自分の店の外に出ている”んだ。
この世界の理不尽なルールでは、自分のお店から一歩出ただけでもかなりの額の罰金が発生する。
ましてや、ここは…地下80階。
「……よ、ヨシヤ…、いや…ッ!!」
“破産したのだ。”
オバケの言葉はそれを意味していたんだ。
「…ふふ、バラされちゃいました…。
お客様は意地悪ですね。黙っていたほうがカッコ良かったのに…。
不思議なことに今回だけは警鐘が鳴らなかったので、良い機会だと思ったのに…。」
「あっ………。」
ヨシヤの体にオバケの爪が食い込む。
生き物じゃないことを示すように、傷口からは稔兄ちゃんやオバケたちと同じ…黒い血が流れ出た。
「…ひょっとしてアンダーサイカが、僕の最後の願いを聞き届けてくれたのかもしれませんね……。」
『まるでアンダーサイカに意思があるように…』
ヨシヤは痛みを感じていないのか、感じた上でそんな顔ができるのか…、穏やかな笑顔を、私に向けた。
何が始まるんだろう。得体の知れないものがすぐそこまで迫っているよう。
私を体の後ろに隠しながら、ヨシヤはなぜか天井を見上げた。
その意味をいち早く察したのはキョウくんだった。
「警備隊、全員後ろへ退け!!
“お客様”のお越しだっ!!」
キョウくんの命令に素早く反応した警備隊は足並みそろえ、しかし流れるような動きでお店の出口付近まで退いた。
「ユタカ!薬屋!お前達も……っ、」
私たちも誘導しようと顔を向けるキョウくん。
しかし言葉を最後まで言い切らないうちに、
「来た………っ!!」
ヨシヤの息を呑む音で、その場にいた全員の視線が天井へ注がれた。
薄明かりのせいで真っ黒な色をした天井。
…それでも分かる。天井から、もっと黒く暗い影みたいなものが滲み出てきたんだ。
「!!!」
ぎょろりと覗く紫色の目玉。
それは私が今まで見てきたどれよりも恐ろしい姿をした…お客様。
【グルルル…ッ!!】
オバケはベシャッと音を立ててヨシヤと稔兄ちゃんの間の、何も無い位置に落ちた。
体中に無数の鋭いトゲを持ち、四つん這いで鼻を床にくっつける。においを嗅ぐような仕草。
ヤマアラシとイグアナを混ぜ合わせたみたいな、とにかくすごく不気味な姿をしていた…。
オバケは首をゆっくりもたげ、稔兄ちゃんを睨んだ。
【…グルルッ……人鬼ガ。
我等ノ目ヲ盗ミ、賽ノ河原ヲ狩場ニ使ウトハ、フザケタ真似ヲ…。】
オバケの狙いは稔兄ちゃんただ一人だった。
剥き出した牙の隙間から涎が溢れ、ぼたぼたと床に落ちて水溜まりをつくる。
それでも稔兄ちゃんはオバケの目玉から視線を逸らさなかった。
逆なんだ。逸らすことが許されないみたいに、食い入るように見つめている。
「…なぜっ……、なぜ、いけない…!?
ボクはただ、自由になりたかっただけだ…!
人鬼になって、お前たちのような自由の身になって…っ、この糞みたいな牢獄から出たいだけだったんだッ!!」
【言イオルワ、何モ理解セヌ餓鬼ガ…。
貴様ハ他ノ商売人達ト同等ノ、…アルイハ、ソレ以上ノ罪ヲ犯シタ。
ココハ罪ヲ償ウ場所。救イヲ求メル事ハ、筋違イダ。】
稔兄ちゃんの犯した罪…。
それはまず、両親よりも先に死んだこと。そして生前、友達を自殺に追い込んだこと…。
どちらも…永久幽閉に値する許しがたい重罪なんだろう。この世界のルールでは…。
対立する稔兄ちゃんとオバケ。
お客様と人鬼という圧倒的な迫力に、私たちでは仲裁は不可能かに思えたけれど、
「…お客様。とんだ醜態を晒し…申し訳ありません。
元見世物屋の人鬼は、我ら警備隊が責任をもって監禁・監視いたします…。」
勇敢にも警備隊の筆頭キョウくんが、オバケに話し掛けた。
…ただ、声に少し、ビクビクと怯えの色が滲んでいる。
オバケは首をぐりんと回し、キョウくんを見据える。
反射的に、ビクッと姿勢を正すキョウくん。
【………イイヤ、許サヌ。
コノ人鬼ハ、我等ガ連行スルノダ。地ノ底ノ、本当ノ監獄ニ。
……“地獄”ニナ。】
「え………っ?」
―――地、獄……?
その単語を聞いた時、そこにいる誰もが顔を青くした。
地獄の入り口であるアンダーサイカでの苦行を強いられてきた彼らには、地獄の苦しみがどれほど苦しいものなのか……どれより酷いものなのかが想像できてしまうんだ。
恐怖を拭い去るように叫んだのは稔兄ちゃんだった。
「…ふざ、けるな…っ!ボクは…ボクは行かないッ!!
お前たちの巣窟になんて…ッ、お前たちの言いなりになってたまるかよ!!!」
ボッと爆発音がして、稔兄ちゃんの黒い腕が丸太のように一瞬で肥大した。
五本の爪は包丁よりも鋭利に研ぎ澄まされ、格段に筋力を増した腕を使って、稔兄ちゃんはオバケに襲いかかる。
【……―――。】
オバケが稔兄ちゃんのほうを振り返る。
肉塊の武器を振りかぶった稔兄ちゃんの姿。
……でも、オバケに焦りの色は無かった。
【…餓鬼ガ。】
稔兄ちゃんが腕を振り下ろすより速く正確に、オバケは体から生えた針の一本を伸ばし、
「…ガぁッ…!!」
稔兄ちゃんのお腹を貫いた。
「――っっ!!!」
私は声にならない悲鳴を上げた。
太い針に串刺しにされ、そのまま宙に浮く稔兄ちゃん。
お腹からは血の代わりに黒い液体が流れ出し、
真っ黒な半身の目からも、人の目からも、痛みと悔しさと悲しみで真っ赤な涙が流れている。
そんな痛々しい稔兄ちゃんの姿を見せつけられて、私は…
「…やっ、やだ、やめて!
稔兄ちゃんを離してっ!!」
「…あッ、豊花ちゃん!!」
ヨシヤの止める声も聞かず、オバケの傍へ駆け寄った。
「豊花ちゃんいけません!!戻ってくださいッ!!」
駆け出した時だ。
――どぷん、と、
「ッ!?」
ぬかるみに足をとられた感覚があった。
変だ。ここに水辺はないのに。
そう思い、私は視線を足元に落とす。
「…なにっ、これ…!?」
私の片足が“床に沈んで”いた。
よく見れば、オバケの足元の床がじわじわと変色していく。黒く、黒く。
オバケが体にもともと纏っていた液体。その不可解な黒が独りでに広がり、辺りを泥や油に似たぬかるみに変化させていた。
「…っ…!」
私はすぐに抜け出そうと試みたけど、足は簡単には抜けない。
戸惑い、顔を上げた時、私は、こっちを振り返っていたオバケの真っ赤な目玉を見た。
【オマエモ ツレテ イク…。】
抑揚の無い声。一瞬、何て言ってるのか分からないほどに。
けれどオバケが、太い前足をこっちに伸ばしてきたことで意味を知る。
私は反射的に身構えた。
―――ッ!
…でも、変なんだ。
オバケの3メートル以上伸びた手が掴んだのは、私ではなく、
「………え――?」
私の後ろにいた、ヨシヤだった。
――ザリザリザリッ
体を床に派手に擦りつけながら、手に捕らえられたヨシヤはオバケの傍へ引き寄せられる。
私のすぐ横を通った時、
「………っ…ヨ、…!」
ヨシヤの、諦めの表情を見た。
「…ごめんなさい、豊花ちゃん…。」
「……なん…っ、」
―――なんで、謝るの…!
【コノ男ハ、罪ヲ 償イ切レナカッタ。破産シタノダ。
…ヨッテ、地獄ヘ落トス。
コノ 人鬼共々――。】
「…!!!」
破産、の単語を聞いた瞬間、私はオバケが言わんとしていることを察して絶句した…。
―――そうだ。
そうだ。なんで気づかなかったんだ。
ヨシヤは“自分の店の外に出ている”んだ。
この世界の理不尽なルールでは、自分のお店から一歩出ただけでもかなりの額の罰金が発生する。
ましてや、ここは…地下80階。
「……よ、ヨシヤ…、いや…ッ!!」
“破産したのだ。”
オバケの言葉はそれを意味していたんだ。
「…ふふ、バラされちゃいました…。
お客様は意地悪ですね。黙っていたほうがカッコ良かったのに…。
不思議なことに今回だけは警鐘が鳴らなかったので、良い機会だと思ったのに…。」
「あっ………。」
ヨシヤの体にオバケの爪が食い込む。
生き物じゃないことを示すように、傷口からは稔兄ちゃんやオバケたちと同じ…黒い血が流れ出た。
「…ひょっとしてアンダーサイカが、僕の最後の願いを聞き届けてくれたのかもしれませんね……。」
『まるでアンダーサイカに意思があるように…』
ヨシヤは痛みを感じていないのか、感じた上でそんな顔ができるのか…、穏やかな笑顔を、私に向けた。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説

セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。


ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

女豹の恩讐『死闘!兄と妹。禁断のシュートマッチ』
コバひろ
大衆娯楽
前作 “雌蛇の罠『異性異種格闘技戦』男と女、宿命のシュートマッチ”
(全20話)の続編。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/329235482/129667563/episode/6150211
男子キックボクサーを倒したNOZOMIのその後は?
そんな女子格闘家NOZOMIに敗れ命まで落とした父の仇を討つべく、兄と娘の青春、家族愛。
格闘技を通して、ジェンダーフリー、ジェンダーレスとは?を描きたいと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる