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第十五話 カラスの襲撃
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「一体なんだったんだミョウ。あの超超超超巨大コガネムッシーは。そしてどこへ行く気なんだミョウ?」
超超超超巨大コガネムッシーは、灰色の川をしばらく真っすぐ進んだ後、枝分かれした細い川の方へ曲がって見えなくなった。
あっちに巣があるのだろうか。
「それにしてもあいつ、重たすぎて飛べないみたいだミョウ。食べ過ぎなんだミョウ。ハッ、そういえばお師匠様が言っていたミョウ」
昔、お師匠様が住んでいた縄張りにコガネムッシーの大群が押し寄せて、縄張り中の草を食べつくしてすっからかんのひゅるるん大地にしてしまい、やむなくお師匠様は引っ越したらしい。
『あいつらは、満腹という言葉を知らないアル。大地を枯らすまで食べつくす厄介な奴らアル』
「全くそのとおりだミョウ」
大好きなお師匠様の苦虫をかみつぶしたような顔を真似しながら、半吉は、葉っぱのない灰色の石の木と灰色の石の小川を大きな瞳で見つめ、こくこくと苦々しく頷いた。
「きっとここも、あの超超超超巨大コガネムッシーがすっかり食べつくしてしまったせいで灰色に枯れちゃったに違いないミョウ。絶対そうだミョウ」
(なんか今の半吉、お師匠様みたいだミョウ)
神妙に頷きながら意味深なことを語る自分に、半吉は酔いしれていた。
そのせいで、背後から危険が迫っていることに気が付かなかった。
カァ~。クワァ~。カカァ~。
「ん? ぎゃわわわ」
なんと灰色の木の蔓にとまっていたカラスの一匹が、尖ったくちばしを広げて半吉を食べようと鉄砲玉のように飛んできていたのだ。
「わわっ」
慌てて前に飛んで逃げた瞬間、すぐ後ろでかつん!と、くちばしが閉じる硬い音がした。
「ぎゃわわわわ~」
全速前進!
猛スピードでひゅーんと逃げる半吉を、カラスは執拗に追いかける。
さっきの超超超超巨大コガネムッシーとは違い、カラスは明らかに半吉を狙っていた。
カァ~。クワァ~。カカァ~。
半吉に向かって飛びながら、何か言っている。
「半吉、カラス語はわからないミョウ。でも、でも~」
ケケ~。カァァア~~~~。
ねばねばした鳴き声と、うっとりした目。
「なんか、絶対よくないことを言ってるミョウ~」
ビューン、と、半吉は羽がもげるかと思うくらい羽ばたいて前へ逃げる。
けれども、何しろカラスは大きい。
半吉が数万回羽ばたくのと、カラスが一回バサッと羽ばたくのは同じ。
あっという間に距離が縮まる。
それでもなんとか逃げ切れているのは半吉のスピードが速いというよりも、カラスが面白がってすんでのところでわざと逃がしているからだ。
半吉で狩り遊びを楽しんでいる。
たぶん、このカラスは遊ぶだけ遊んで半吉が疲れ切ったところをパクリとやるつもりなのだ。
「半吉は、おもちゃじゃないミョウ~。ハッ!」
そういえば、お師匠様がカラスについて何か言ってたことがあったミョウ。
えっとえっと。
『カラスは自分が真っ黒だから、色のついたものが大大大好きアル。憧れが粘着質な欲望となってしまっているアルヨ。特に半吉みたいに、ぴかぴかきらきら輝くものには目がない。光るものならなんでも巣に持ち帰るアル。だからお前はカラスに遭遇したらすぐ逃げるアル。カラスに気づかれたら最後、きゃつらはお前を地の果てまで追いかけて、がしっとひと噛みして息の根を止めて、巣に持ち帰って死体を自分のコレクションにするアル』
「そうだったミョウ~。半吉はカラスに見られたらマズかったんだミョウ~」
大事なことを忘れるのは半吉の癖。
そして思い出した時には、すでに遅し。
半吉は羽を動かすための飛翔筋を使いすぎて、もう体力の限界。
「お師匠様、ごめんなさいだミョウ。半吉、お先に参ります、だミョウ」
羽の動きが鈍ってひゅるるる~、と風に吹かれるように地面に落っこちながら、半吉は短い人生を振り返り、「ジ・エンドだミョウ」と呟いた。
空の上から迫る邪悪な漆黒カラス。
下は硬い硬い灰色の石の小川。
カラスのくちばしにばちんとされるのが先か、地面にどかんとたたきつけられるのが先か。
どちらにしても、助かる道はナッシングだミョウ。
ぽとり。
背中が先に地面に触れた。
と、思ったらトランポリンのように、半吉の体がビヨンと跳ね上がり、またぽとりと斜め下に落ちた。
「あ、さっきのぱやっと咲いてたタンポポだミョウ」
半吉は、運よく灰色の小川の横に咲いていたタンポポの上に落ちたらしい。
ギザギザ深緑色の葉っぱの上には先客がいた。
つるりと光るテントウムッシーが、のほほんと休憩している。
半吉も、のほほんテントウムッシーに、のほほんとあいさつをする。
「失礼、ちょっとお邪魔するミョウ」
「……」
テントウムッシーは何も言わない。
半吉の森のテントウムッシーとは大違いに静かだ。
森のテントウムッシーたちは、あっちのアブラムッシーはこっちのアブラムッシーより甘いだの、そっちのアブラムッシーは、向こうのアブラムッシーよりでりしゃすだのと、独り言を絶えず喋っている。
「こんなに無口なテントウムッシーに会ったのは初めてだミョウ。それにしても、君のファッション、とっても素敵だミョウ。夕焼けみたいに赤くてぴっかぴかで、つるりと光って……」
ぴっかぴかで、つるりと光って?
カアアアアアア~~~~。
ぴかぴかな虫が二匹に増えて、頭上でカラスが歓喜の一声を上げた。
「そうだったミョウ~! カラスはぴかぴかなものが好きだったミョ……」
ぱくり!!
言ってるそばから、カラスはテントウムッシーごと、半吉をくちばしの中へイン!
目の前真っ暗。
お先真っ暗!
超超超超巨大コガネムッシーは、灰色の川をしばらく真っすぐ進んだ後、枝分かれした細い川の方へ曲がって見えなくなった。
あっちに巣があるのだろうか。
「それにしてもあいつ、重たすぎて飛べないみたいだミョウ。食べ過ぎなんだミョウ。ハッ、そういえばお師匠様が言っていたミョウ」
昔、お師匠様が住んでいた縄張りにコガネムッシーの大群が押し寄せて、縄張り中の草を食べつくしてすっからかんのひゅるるん大地にしてしまい、やむなくお師匠様は引っ越したらしい。
『あいつらは、満腹という言葉を知らないアル。大地を枯らすまで食べつくす厄介な奴らアル』
「全くそのとおりだミョウ」
大好きなお師匠様の苦虫をかみつぶしたような顔を真似しながら、半吉は、葉っぱのない灰色の石の木と灰色の石の小川を大きな瞳で見つめ、こくこくと苦々しく頷いた。
「きっとここも、あの超超超超巨大コガネムッシーがすっかり食べつくしてしまったせいで灰色に枯れちゃったに違いないミョウ。絶対そうだミョウ」
(なんか今の半吉、お師匠様みたいだミョウ)
神妙に頷きながら意味深なことを語る自分に、半吉は酔いしれていた。
そのせいで、背後から危険が迫っていることに気が付かなかった。
カァ~。クワァ~。カカァ~。
「ん? ぎゃわわわ」
なんと灰色の木の蔓にとまっていたカラスの一匹が、尖ったくちばしを広げて半吉を食べようと鉄砲玉のように飛んできていたのだ。
「わわっ」
慌てて前に飛んで逃げた瞬間、すぐ後ろでかつん!と、くちばしが閉じる硬い音がした。
「ぎゃわわわわ~」
全速前進!
猛スピードでひゅーんと逃げる半吉を、カラスは執拗に追いかける。
さっきの超超超超巨大コガネムッシーとは違い、カラスは明らかに半吉を狙っていた。
カァ~。クワァ~。カカァ~。
半吉に向かって飛びながら、何か言っている。
「半吉、カラス語はわからないミョウ。でも、でも~」
ケケ~。カァァア~~~~。
ねばねばした鳴き声と、うっとりした目。
「なんか、絶対よくないことを言ってるミョウ~」
ビューン、と、半吉は羽がもげるかと思うくらい羽ばたいて前へ逃げる。
けれども、何しろカラスは大きい。
半吉が数万回羽ばたくのと、カラスが一回バサッと羽ばたくのは同じ。
あっという間に距離が縮まる。
それでもなんとか逃げ切れているのは半吉のスピードが速いというよりも、カラスが面白がってすんでのところでわざと逃がしているからだ。
半吉で狩り遊びを楽しんでいる。
たぶん、このカラスは遊ぶだけ遊んで半吉が疲れ切ったところをパクリとやるつもりなのだ。
「半吉は、おもちゃじゃないミョウ~。ハッ!」
そういえば、お師匠様がカラスについて何か言ってたことがあったミョウ。
えっとえっと。
『カラスは自分が真っ黒だから、色のついたものが大大大好きアル。憧れが粘着質な欲望となってしまっているアルヨ。特に半吉みたいに、ぴかぴかきらきら輝くものには目がない。光るものならなんでも巣に持ち帰るアル。だからお前はカラスに遭遇したらすぐ逃げるアル。カラスに気づかれたら最後、きゃつらはお前を地の果てまで追いかけて、がしっとひと噛みして息の根を止めて、巣に持ち帰って死体を自分のコレクションにするアル』
「そうだったミョウ~。半吉はカラスに見られたらマズかったんだミョウ~」
大事なことを忘れるのは半吉の癖。
そして思い出した時には、すでに遅し。
半吉は羽を動かすための飛翔筋を使いすぎて、もう体力の限界。
「お師匠様、ごめんなさいだミョウ。半吉、お先に参ります、だミョウ」
羽の動きが鈍ってひゅるるる~、と風に吹かれるように地面に落っこちながら、半吉は短い人生を振り返り、「ジ・エンドだミョウ」と呟いた。
空の上から迫る邪悪な漆黒カラス。
下は硬い硬い灰色の石の小川。
カラスのくちばしにばちんとされるのが先か、地面にどかんとたたきつけられるのが先か。
どちらにしても、助かる道はナッシングだミョウ。
ぽとり。
背中が先に地面に触れた。
と、思ったらトランポリンのように、半吉の体がビヨンと跳ね上がり、またぽとりと斜め下に落ちた。
「あ、さっきのぱやっと咲いてたタンポポだミョウ」
半吉は、運よく灰色の小川の横に咲いていたタンポポの上に落ちたらしい。
ギザギザ深緑色の葉っぱの上には先客がいた。
つるりと光るテントウムッシーが、のほほんと休憩している。
半吉も、のほほんテントウムッシーに、のほほんとあいさつをする。
「失礼、ちょっとお邪魔するミョウ」
「……」
テントウムッシーは何も言わない。
半吉の森のテントウムッシーとは大違いに静かだ。
森のテントウムッシーたちは、あっちのアブラムッシーはこっちのアブラムッシーより甘いだの、そっちのアブラムッシーは、向こうのアブラムッシーよりでりしゃすだのと、独り言を絶えず喋っている。
「こんなに無口なテントウムッシーに会ったのは初めてだミョウ。それにしても、君のファッション、とっても素敵だミョウ。夕焼けみたいに赤くてぴっかぴかで、つるりと光って……」
ぴっかぴかで、つるりと光って?
カアアアアアア~~~~。
ぴかぴかな虫が二匹に増えて、頭上でカラスが歓喜の一声を上げた。
「そうだったミョウ~! カラスはぴかぴかなものが好きだったミョ……」
ぱくり!!
言ってるそばから、カラスはテントウムッシーごと、半吉をくちばしの中へイン!
目の前真っ暗。
お先真っ暗!
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