こおにの手紙

箕面四季

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こおにのなみだ  その5

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 また一週間が過ぎました。

 相変わらずひざこぞうを抱えた子おにの頭からは、新しい角がのび始め、口元には八重歯のようなキバが顔を出していました。


 突然、ピリっと、子おにの肩がふるえました。





 なつかしい声がしたのです。
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