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ライラック
アオハルとミーハー
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「いいなー。アオハルすぎる。相思相愛とか羨ましい~」
枕カバー片手に興奮する私に、桜井さんは「違うのよ」と、やんわり首を振った。
「他にもコウタ君と仲のいい女子はいっぱいいたの。田舎の中学校だったから、わりとクラスの男女の仲が良かったのよね。私もコウタ君の親しい女友達の一人だった。それにね、実は私、その時違う男子が好きだったの」
「え、そうなんですか?」
うん。と、桜井さんは恥ずかしそうに笑う。
「ミーハーだったのよね、私」
ミーハーってなんだろうと思いながら、私は「それでそれで?」とウズウズ桜井さんに続きを促した。
枕カバー片手に興奮する私に、桜井さんは「違うのよ」と、やんわり首を振った。
「他にもコウタ君と仲のいい女子はいっぱいいたの。田舎の中学校だったから、わりとクラスの男女の仲が良かったのよね。私もコウタ君の親しい女友達の一人だった。それにね、実は私、その時違う男子が好きだったの」
「え、そうなんですか?」
うん。と、桜井さんは恥ずかしそうに笑う。
「ミーハーだったのよね、私」
ミーハーってなんだろうと思いながら、私は「それでそれで?」とウズウズ桜井さんに続きを促した。
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