【R18】ヤンデレ公爵にロックオンされたお姫様

クロード・ヴァンガード公爵子息

「…初めましてユリア嬢。クロード・ヴァンガードと申します。この度貴女のご友人レイラ嬢からのご依頼で…あの、、失礼かとは思いましたが事情はレイラ嬢からお聞きしました。」


「初めましてヴァンガード様。ユリア・モーリシャスです。………レイラ様が私の事をとても心配して下さって…あのえっと…」


クロード様があまりに美しい方で驚いたのと今回の依頼内容が恥ずかしくて言葉に詰まる。そんな私にクロード様は全て分かっていると言う風に優しく微笑んだ。


「落ち着いて……焦らなくても大丈夫です。こちらは全て分かっていますからね？それにしても……こんなに可憐で可愛らしい貴女と幸運にも婚約していながら他の女にうつつを抜かすとは貴女の婚約者殿は愚か者だ！」


「っ……ヴァンガード様…」


「ユリア嬢、私の事はクロードとお呼び下さい。」


「はい……クロード様。」


「ふふっ、ユリア嬢は本当に可愛らしいですね。ずっと貴女を眺めて居たい…」

「っ！クロード様！からかわないで下さいっ」

「ふっ……からかってませんよ？ああ、では本題に入りましょうか……」


クロード様はいくつかの魔道具を取り出しどのように使うのか私に説明しながらこれからの計画を話した。

友人令嬢が探偵を使い2人の逢い引き現場の写真もたくさん撮ってくれた。その中にはカフェのテラス席で口付けしている様子や場末の宿屋に入るサイラスと浮気相手の姿も撮影されていた。


後日、クロード様は事前にサイラスが浮気相手を屋敷に呼ぶ日を調べ自身と私に姿が見えなくなる隠密魔法を施した。そして2人でサイラスの屋敷に忍び込み不貞の決定的証拠を掴む事に成功した。


あまりのショックで私はその後に熱を出して寝込んでしまった。その間もクロード様はお見舞いに訪れてくれた。