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冥界の記憶と覚醒
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暗く冷たい道を俺達は、歩いていた。
だけど、怖くはなかった。
凛花と一緒だったから、俺達は、楽園と呼ばれるエリュシオンに向かっていた。
何故か行く道が分かった。
俺達は、離れないように手を繋いで暗い中を歩いていた。
不思議と寒さも暑さも感じなかった、時折吹く風が妙に生暖かく感じる。
「大丈夫か?」
そう凛花に聞くと笑顔で大丈夫❗っと元気に答えてくれる。
それでも、かなりの距離を歩いて、疲れてるはずなのに、それでもいつものように笑いかけてくれる。
俺は、思わず彼女を抱き締めた。
すると、彼女は頬を赤らめていた。
「…ックロス⁉️」
彼女が、俺の名前を呼んでくれる、彼女が自分の腕の中にいる‼️
そう思うだけで胸が一杯になりそうだ‼️
一通り彼女を抱き締めた後彼女を離し手を繋ぎ直した。
「じゃあ、行こうか」
そう言うと彼女は、頷きまた、歩き始めた。
すると、彼女の歩みが止まった。
「どうした?」
「あそこから誰か歩いてくる」
そう言われ、指差す方を見るも俺には、暗い闇しか見えなかった。
「……ッゼウス⁉️」
「ゼウスって冥界の王だっけ?」
「死んだとき私は、エリュシオンに行かず貴方を待つためにここと現世をいったり来たりして様子を見ていたのその時あの人にあったの、彼は、最初私を見てメントって人と間違えたみたいなんだけど、時々話をするたんびに好意をもったみたいで私を自分の城に閉じ込めようとしてるの❗いくら、夫がいるって言っても信じてくれなくって、だから‼️」
凛花は、俺の手をつかみ、
「逃げよう‼️」
そう言うと反対方向に走り出した。
「無駄だ‼️」
後ろから地の底を這うような声が聞こえたと思ったら急に、体が浮いた。
「クロス‼️」
その声を聞いた瞬間意識が暗転し、次に気がついたときには、アフロディーテの手に水晶玉として存在していた。
その際、試練について知った。
多分、アフロディーテは、わざと俺に聞かせて記憶を消さなかったのだろう。
俺が、意識を無くしてる間の事は、知らないが、話の流でハデスは、俺を人質にして凛花を閉じ込められていたことは分かった。
そこから逃げ出してきたことも。
そして、生まれ変わりまた出会ってどんな形であっても一緒にいることが出来たのに‼️
また、俺から彼女を奪うのか‼️
そう思うと腸が煮えくり返りそうになった、次の瞬間、身体中が青い炎に包まれたと思った瞬間、力がみなぎって来るのを感じた。
炎が消えると、髪が背中まで伸び服が古代ギリシャ人が着ていた服に変わっていた。
「これは…‥一体?」
「あなたの激しい怒りに反応してあなたの中に眠っていた。神の力が覚醒したみたいね。でも、力の使い方や戦いが分かっていないわ。だから、短時間で教えてあげるわ。早くしないと彼女が冥界のものを食べさせられるかもしれない、もし、食べてしまったら冥界から出られなくなってしまうわ。」
その話を聞いて俺のとる行動は、一つアフロディーテの手を借りることだ。
「何で、俺たちに手を貸してくれるんだ?」
「償い……かしら。」
そう言うと少しだけ寂しそうな顔をした後、笑顔で手を差しのべてきた。
俺は、なにも聞かず、その手をとった。
だけど、怖くはなかった。
凛花と一緒だったから、俺達は、楽園と呼ばれるエリュシオンに向かっていた。
何故か行く道が分かった。
俺達は、離れないように手を繋いで暗い中を歩いていた。
不思議と寒さも暑さも感じなかった、時折吹く風が妙に生暖かく感じる。
「大丈夫か?」
そう凛花に聞くと笑顔で大丈夫❗っと元気に答えてくれる。
それでも、かなりの距離を歩いて、疲れてるはずなのに、それでもいつものように笑いかけてくれる。
俺は、思わず彼女を抱き締めた。
すると、彼女は頬を赤らめていた。
「…ックロス⁉️」
彼女が、俺の名前を呼んでくれる、彼女が自分の腕の中にいる‼️
そう思うだけで胸が一杯になりそうだ‼️
一通り彼女を抱き締めた後彼女を離し手を繋ぎ直した。
「じゃあ、行こうか」
そう言うと彼女は、頷きまた、歩き始めた。
すると、彼女の歩みが止まった。
「どうした?」
「あそこから誰か歩いてくる」
そう言われ、指差す方を見るも俺には、暗い闇しか見えなかった。
「……ッゼウス⁉️」
「ゼウスって冥界の王だっけ?」
「死んだとき私は、エリュシオンに行かず貴方を待つためにここと現世をいったり来たりして様子を見ていたのその時あの人にあったの、彼は、最初私を見てメントって人と間違えたみたいなんだけど、時々話をするたんびに好意をもったみたいで私を自分の城に閉じ込めようとしてるの❗いくら、夫がいるって言っても信じてくれなくって、だから‼️」
凛花は、俺の手をつかみ、
「逃げよう‼️」
そう言うと反対方向に走り出した。
「無駄だ‼️」
後ろから地の底を這うような声が聞こえたと思ったら急に、体が浮いた。
「クロス‼️」
その声を聞いた瞬間意識が暗転し、次に気がついたときには、アフロディーテの手に水晶玉として存在していた。
その際、試練について知った。
多分、アフロディーテは、わざと俺に聞かせて記憶を消さなかったのだろう。
俺が、意識を無くしてる間の事は、知らないが、話の流でハデスは、俺を人質にして凛花を閉じ込められていたことは分かった。
そこから逃げ出してきたことも。
そして、生まれ変わりまた出会ってどんな形であっても一緒にいることが出来たのに‼️
また、俺から彼女を奪うのか‼️
そう思うと腸が煮えくり返りそうになった、次の瞬間、身体中が青い炎に包まれたと思った瞬間、力がみなぎって来るのを感じた。
炎が消えると、髪が背中まで伸び服が古代ギリシャ人が着ていた服に変わっていた。
「これは…‥一体?」
「あなたの激しい怒りに反応してあなたの中に眠っていた。神の力が覚醒したみたいね。でも、力の使い方や戦いが分かっていないわ。だから、短時間で教えてあげるわ。早くしないと彼女が冥界のものを食べさせられるかもしれない、もし、食べてしまったら冥界から出られなくなってしまうわ。」
その話を聞いて俺のとる行動は、一つアフロディーテの手を借りることだ。
「何で、俺たちに手を貸してくれるんだ?」
「償い……かしら。」
そう言うと少しだけ寂しそうな顔をした後、笑顔で手を差しのべてきた。
俺は、なにも聞かず、その手をとった。
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