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私の中にいるもの
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私は、思わず目をつぶってしまった……だが、いくら待っても刺された感覚がないので、恐る恐る目を開けると、いつ現れたのか一人の男の人がステッキでナイフを防いでいた。
「まさか……お前が出てくるとはな!!」
「お前こそ、何故今だに、俺たちを狙う⁉️」
そう言うと、彼はナイフを持つ手に力を込め苦々しく言った。
「それを言うのか、お前が!お前のせいで俺や彼女が……!」
そう言うと、口を閉ざしてしまった。
と、次の瞬間ナイフから力が抜けて落ちてしまいマントの男は、私達から距離を置くと被っていたマントを外した。
金色の髪を肩まで伸ばし、目は金色で肌は色白で整った顔立ちをしているが血走った目が全てを台無しにしていた。
彼は、私を見て少し微笑んだように見えた。
「エリザベス……、思い出せお前は、その男に騙されてるんだ目を覚ませ……、」
優しい声で私に、話しかけてきた。
だが、その声とは裏腹に何処か冷たいようにも聞こえ、少し後ずさった。
「エリザベス……、また私から逃げるのか?」
(また……?)
その瞬間、頭の中で声が聞こえてきた。
(エリ……きっ…………えに………………だか…………ろ)
私は、その場で頭を抱えてしゃがみこんだ。
(あなたは、誰⁉️この気持ちは、何?)
「エリザベス」
マントの男が言った。
「違う!!私は、エリザベスじゃない!!私の名前は……、」
そう言った瞬間、愕然とした。
さっきまで覚えていた、自分の名前が思い出せないのだ、それだけではなく、ここにくるまでのことも、何一つ覚えていなかったのだ。
まるで、私の中にいる何に支配されるようなそんな感覚がして、自分の身体を両手で抱き締めた。
「あなたは、誰なの……、私をどうするき⁉️」
その次の瞬間、視界が暗転して目の前に、一人の女性が微笑みながら立っていた。
「まさか……お前が出てくるとはな!!」
「お前こそ、何故今だに、俺たちを狙う⁉️」
そう言うと、彼はナイフを持つ手に力を込め苦々しく言った。
「それを言うのか、お前が!お前のせいで俺や彼女が……!」
そう言うと、口を閉ざしてしまった。
と、次の瞬間ナイフから力が抜けて落ちてしまいマントの男は、私達から距離を置くと被っていたマントを外した。
金色の髪を肩まで伸ばし、目は金色で肌は色白で整った顔立ちをしているが血走った目が全てを台無しにしていた。
彼は、私を見て少し微笑んだように見えた。
「エリザベス……、思い出せお前は、その男に騙されてるんだ目を覚ませ……、」
優しい声で私に、話しかけてきた。
だが、その声とは裏腹に何処か冷たいようにも聞こえ、少し後ずさった。
「エリザベス……、また私から逃げるのか?」
(また……?)
その瞬間、頭の中で声が聞こえてきた。
(エリ……きっ…………えに………………だか…………ろ)
私は、その場で頭を抱えてしゃがみこんだ。
(あなたは、誰⁉️この気持ちは、何?)
「エリザベス」
マントの男が言った。
「違う!!私は、エリザベスじゃない!!私の名前は……、」
そう言った瞬間、愕然とした。
さっきまで覚えていた、自分の名前が思い出せないのだ、それだけではなく、ここにくるまでのことも、何一つ覚えていなかったのだ。
まるで、私の中にいる何に支配されるようなそんな感覚がして、自分の身体を両手で抱き締めた。
「あなたは、誰なの……、私をどうするき⁉️」
その次の瞬間、視界が暗転して目の前に、一人の女性が微笑みながら立っていた。
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