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第二章:独裁の予兆!?中央政治局常務委員《フラワーナイン》の選抜
第40話:シーの服装はナンセンス!?いよいよ始まる南頂海会議
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「皆様、お集まり頂きたありがとうございます。お元気そうで何よりです。早速、執行部から、報告させていただきます。」
会場に、凛とした、それでいて優しく柔らな声が響いた。
フーが、開会を宣言したのだ。南頂海会議のフィナーレを飾る合同活動報告会を。
南頂海会議は、正式な党の会議ではない。
それどころか、会議ですらない。
夏のこの時期に党幹部や、党を引退した元幹部が別荘地帯である南頂海に集まり、そこで秘密裏に党の重大な事が決められるため、そう呼ばれているのだ。
これは華の国の悪しき伝統で、建国の英雄カミが、夏の間、南頂海で過ごしていたのが始まりだと言われている。
一部の、しかも党を引退した者が党の重要事項の決定に関与してしまうため、フーが総書記になった時にしばらく廃止となっていた。
しかし、主にコウを中心とする元幹部の反発が抑え切れず、現役幹部が、元幹部に、これまでの活動やこれからの活動を報告するという体で、会議体が作られた。
それが今行われている合同活動報告会だ。
これまでのまるで外からはまったく見えない煙で満たされた部屋で行われてきたのに対し、会議体として体《てい》はあるのでノンスモークドと呼ばれている。
それでも、一般庶民には決して知らせることははないが。
参加者は、現中央政治局常務委員含む中央政治局委員二十五人。それに軍や公安のトップ。重要組織の官僚などだ。中央政治局委員でないが将来有望な党員も参加している。
そして、そこに、元幹部が三十人ほど加わる。
元幹部は、中央政治局常務委員か中央政治局委員の経験者、もしくは軍で幹部だった者だ。
南頂海の中でも最も格式が高いホテルが会場となる。
正面には、現中央政治局常務委員が並んで座っており、それに相対するかのように元幹部が向かい合っている。
現幹部が元幹部を見下ろすような形にならないための配慮だろう。
現役幹部の席も元幹部の席も同じ高さにしてある。
元幹部の後ろには、現役の中央政治局委員や重要省庁の官僚幹部が座る。
「コウ様と一緒に座ってる二人は、現役の軍ドップじゃ」
アカリが俺にそう囁いて教えてくれた。
現中央政治局常務委員は長テーブルに座っている。
そして、元幹部の席は丸テーブルだ。
数人毎に分けられている。
席次にも色々な意味があるのだろうが、俺にはよくわからなかった。
テーブルには軽食が用意され、ホテルの洗練された従業員がドリンクをサーブしている。
サーブしているホテルの従業員は、皆男だ。それも容姿端麗な。
その従業員に紛れ込む形で俺もこの会場に入った。
この会場には、中央政治局委員であるオウキは当然として、マロンやアカリも、中央公弁庁としての仕事があるので、入ることが許されていた。
正式な党員でない俺は、当然そのままでは入る事が許されない。
なので、ホテルの従業員に扮してこの会場に入ったのだ。
ホテル側にはマロンが工作した。
地方幹部クラスのマロンならホテル責任者くらい、思力でどうとでもなる。
とはいえ、他の従業員と並ぶと俺の異質さが目立ってしまう。
党幹部が集まる重大な会なのだ。
ホテル側も最高の人材を集めている。
見た目も作法も皆洗礼されていた。
色とりどりのきれいなフルーツの中に、一人だけゴボウとして混じった気分だ。
念のためということで、その従業員をまとめるリーダークラスの者(当然女性だ)と面談をしたが、俺を見た瞬間、なんとも言い難い表情をした。
「こんな者をうちのホテルに入れるのですか」と言葉に出さなかったのは、俺の隣にマロンが、いたからであろう。
そんな訳で、俺は直接参加者にサーブする仕事はない。ドリンクを作ったり、空いたグラスを片付けるくらいだ。
俺の潜入を指示したのもちろんシーだ。
ただ、マロンもアカリもその指示には首をひねった。
俺が必要ということは、シーは思闘が起こることを想定してるということだ。
だが、マロンもアカリも、この会合で思闘が起こることはありえないと断言する。
理由は明快だ。
それはここにいる約百人は、紛れも無く華の国のトップなのだから。
権力だけでなく思力も。
そんなメンバーが揃っているところで思闘が起こったら、それはもう内戦と同義だ。
そして、そんな内戦を起こすような輩なら、そもそもこのメンバーには選ばれていない。
だから、思闘は起きないし、俺がここにいる必要はないはずだ。
しかし、シーは、マロンとアカリが、疑問を口にするのを制してきっぱり俺が必要ると指示をした。
万が一という言葉さえ使わず。
まるで思闘が起こることは確定事項とでも言うように。
だから、今俺は会場後方で目立たないよう雑用をしているが、緊張感でいっぱいだった。
正面では、フーが淡々と昨年の経済政策を成果を述べている。
不穏なところは何一つない。
俺から見ると、多くの参加者の後ろ姿が見え、その奥にこちらを向いた現中国政治局常務委員が見える。
この会は、党の非公式の会合だ。
だから、皆、スーツや国民服ではなく、私服だ。
服装は、華の国の支配者層であれ、日本の官僚であれ、その者の評価を決める重要な一部だ。
特に華の国では、服装のセンスは、大々的に報道され、庶民が政治家を評価するものさしの一つにもなっている。
もちろん、庶民からの人気は、選挙のないこの国ではあまり意味のないことだが。
正面の現中央政治局常務委員を眺めていると、面白いに気づいた。
服装で、おおよそどちらの派閥に属しているのか分かるのだ。
フーを筆頭としたブルーローズ閥は、皆服装が洗練されている。
技術屋出身が多いのもあるだろう。
その洗練さは、すべき理詰めで計算されたようであった。
上品でいて、美しい。それでいて、機能美もある。
そんな服装をしている。
一方、フー率いるハクモクレン閥の面々は一言で言うなら派手だ。
綺羅びやかで、肌の露出も多い。
自分の肉体をより美しく魅せるような、艶やかさがある。
正直、別の場所で見かけたらマフィアのトップかと思うような格好をしている者もいる。
自分を美しく魅せたいという欲望にとことん忠実なのだ。
そんな中でも一際目立つものが、正面の一番端に座っていた。
現中央政治局常務委員序列九位、党中央政法委員会書紀長、シュウだ。
胸元が派手に開いたスーツに、小粒なダイヤモンドが光るネックレス、イヤリングやブレスレットも、遠くから見てる俺からもわかるくらい派手だ。
その存在感はボアによく似ていた。いや、ボア以上かもしれない。
現中央政治局常務委員では序列九位という末席であるが、その存在感は主役然としていた。
もし、新中央政治局常務委員のメンバー選出に大々的に反対するならシュウだろうな。
とオウキが事前に話していた。
シュウは忠実なコウの側近であると同時に、その権力を思うがままに使って、華の国最大の財閥を作っている。
汚職の取締強化によって最も不利益を被るのがシュウなのだ。
だから、シュウは、できるだけ新中央政治局常務委員の力を削ごうと画策するだろう。
そんな面々をみながら、俺は改めてシーを眺めた。
序列六位のシーは、端ではないが、シュウとはフーを挟んで反対側に座っていた。
(ああ、シー様。マジですか……)
そのシーの姿を見て、思わず俺は頭を抱えたくなった。
会場に、凛とした、それでいて優しく柔らな声が響いた。
フーが、開会を宣言したのだ。南頂海会議のフィナーレを飾る合同活動報告会を。
南頂海会議は、正式な党の会議ではない。
それどころか、会議ですらない。
夏のこの時期に党幹部や、党を引退した元幹部が別荘地帯である南頂海に集まり、そこで秘密裏に党の重大な事が決められるため、そう呼ばれているのだ。
これは華の国の悪しき伝統で、建国の英雄カミが、夏の間、南頂海で過ごしていたのが始まりだと言われている。
一部の、しかも党を引退した者が党の重要事項の決定に関与してしまうため、フーが総書記になった時にしばらく廃止となっていた。
しかし、主にコウを中心とする元幹部の反発が抑え切れず、現役幹部が、元幹部に、これまでの活動やこれからの活動を報告するという体で、会議体が作られた。
それが今行われている合同活動報告会だ。
これまでのまるで外からはまったく見えない煙で満たされた部屋で行われてきたのに対し、会議体として体《てい》はあるのでノンスモークドと呼ばれている。
それでも、一般庶民には決して知らせることははないが。
参加者は、現中央政治局常務委員含む中央政治局委員二十五人。それに軍や公安のトップ。重要組織の官僚などだ。中央政治局委員でないが将来有望な党員も参加している。
そして、そこに、元幹部が三十人ほど加わる。
元幹部は、中央政治局常務委員か中央政治局委員の経験者、もしくは軍で幹部だった者だ。
南頂海の中でも最も格式が高いホテルが会場となる。
正面には、現中央政治局常務委員が並んで座っており、それに相対するかのように元幹部が向かい合っている。
現幹部が元幹部を見下ろすような形にならないための配慮だろう。
現役幹部の席も元幹部の席も同じ高さにしてある。
元幹部の後ろには、現役の中央政治局委員や重要省庁の官僚幹部が座る。
「コウ様と一緒に座ってる二人は、現役の軍ドップじゃ」
アカリが俺にそう囁いて教えてくれた。
現中央政治局常務委員は長テーブルに座っている。
そして、元幹部の席は丸テーブルだ。
数人毎に分けられている。
席次にも色々な意味があるのだろうが、俺にはよくわからなかった。
テーブルには軽食が用意され、ホテルの洗練された従業員がドリンクをサーブしている。
サーブしているホテルの従業員は、皆男だ。それも容姿端麗な。
その従業員に紛れ込む形で俺もこの会場に入った。
この会場には、中央政治局委員であるオウキは当然として、マロンやアカリも、中央公弁庁としての仕事があるので、入ることが許されていた。
正式な党員でない俺は、当然そのままでは入る事が許されない。
なので、ホテルの従業員に扮してこの会場に入ったのだ。
ホテル側にはマロンが工作した。
地方幹部クラスのマロンならホテル責任者くらい、思力でどうとでもなる。
とはいえ、他の従業員と並ぶと俺の異質さが目立ってしまう。
党幹部が集まる重大な会なのだ。
ホテル側も最高の人材を集めている。
見た目も作法も皆洗礼されていた。
色とりどりのきれいなフルーツの中に、一人だけゴボウとして混じった気分だ。
念のためということで、その従業員をまとめるリーダークラスの者(当然女性だ)と面談をしたが、俺を見た瞬間、なんとも言い難い表情をした。
「こんな者をうちのホテルに入れるのですか」と言葉に出さなかったのは、俺の隣にマロンが、いたからであろう。
そんな訳で、俺は直接参加者にサーブする仕事はない。ドリンクを作ったり、空いたグラスを片付けるくらいだ。
俺の潜入を指示したのもちろんシーだ。
ただ、マロンもアカリもその指示には首をひねった。
俺が必要ということは、シーは思闘が起こることを想定してるということだ。
だが、マロンもアカリも、この会合で思闘が起こることはありえないと断言する。
理由は明快だ。
それはここにいる約百人は、紛れも無く華の国のトップなのだから。
権力だけでなく思力も。
そんなメンバーが揃っているところで思闘が起こったら、それはもう内戦と同義だ。
そして、そんな内戦を起こすような輩なら、そもそもこのメンバーには選ばれていない。
だから、思闘は起きないし、俺がここにいる必要はないはずだ。
しかし、シーは、マロンとアカリが、疑問を口にするのを制してきっぱり俺が必要ると指示をした。
万が一という言葉さえ使わず。
まるで思闘が起こることは確定事項とでも言うように。
だから、今俺は会場後方で目立たないよう雑用をしているが、緊張感でいっぱいだった。
正面では、フーが淡々と昨年の経済政策を成果を述べている。
不穏なところは何一つない。
俺から見ると、多くの参加者の後ろ姿が見え、その奥にこちらを向いた現中国政治局常務委員が見える。
この会は、党の非公式の会合だ。
だから、皆、スーツや国民服ではなく、私服だ。
服装は、華の国の支配者層であれ、日本の官僚であれ、その者の評価を決める重要な一部だ。
特に華の国では、服装のセンスは、大々的に報道され、庶民が政治家を評価するものさしの一つにもなっている。
もちろん、庶民からの人気は、選挙のないこの国ではあまり意味のないことだが。
正面の現中央政治局常務委員を眺めていると、面白いに気づいた。
服装で、おおよそどちらの派閥に属しているのか分かるのだ。
フーを筆頭としたブルーローズ閥は、皆服装が洗練されている。
技術屋出身が多いのもあるだろう。
その洗練さは、すべき理詰めで計算されたようであった。
上品でいて、美しい。それでいて、機能美もある。
そんな服装をしている。
一方、フー率いるハクモクレン閥の面々は一言で言うなら派手だ。
綺羅びやかで、肌の露出も多い。
自分の肉体をより美しく魅せるような、艶やかさがある。
正直、別の場所で見かけたらマフィアのトップかと思うような格好をしている者もいる。
自分を美しく魅せたいという欲望にとことん忠実なのだ。
そんな中でも一際目立つものが、正面の一番端に座っていた。
現中央政治局常務委員序列九位、党中央政法委員会書紀長、シュウだ。
胸元が派手に開いたスーツに、小粒なダイヤモンドが光るネックレス、イヤリングやブレスレットも、遠くから見てる俺からもわかるくらい派手だ。
その存在感はボアによく似ていた。いや、ボア以上かもしれない。
現中央政治局常務委員では序列九位という末席であるが、その存在感は主役然としていた。
もし、新中央政治局常務委員のメンバー選出に大々的に反対するならシュウだろうな。
とオウキが事前に話していた。
シュウは忠実なコウの側近であると同時に、その権力を思うがままに使って、華の国最大の財閥を作っている。
汚職の取締強化によって最も不利益を被るのがシュウなのだ。
だから、シュウは、できるだけ新中央政治局常務委員の力を削ごうと画策するだろう。
そんな面々をみながら、俺は改めてシーを眺めた。
序列六位のシーは、端ではないが、シュウとはフーを挟んで反対側に座っていた。
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