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第二章:独裁の予兆!?中央政治局常務委員《フラワーナイン》の選抜
第32話:シーのライバル!?フーの正統後継者リー
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揺らめく焚き火の炎に照らし出された悪魔のような笑み。
「新中央政治局常務委員は私のものだ」
そう宣言したシーのその双眸は、炎に照らされているにも関わらず、闇より深く、底しれない暗い信念が宿っいた。
普段のシーは、先程までのように、何も考えていないような無表情で、呆けているようにも感じる。
正直、有能さはまったく感じられない。
他の党の上級幹部が発する、常人とはかけ離れた超人たる気配・雰囲気。
それがシーにはない。
しかし、時折見せるこの表情と雰囲気は、明らかに他の党幹部達とは違っていて異質だ。
(どうして……こんな覚悟をシー様は持てるのだろうか)
考えてみると、俺はシーの事をほとんど知らない。
シーの謂わば召使いのように、掃除をし、食事も作る。さらに来るべき対決に備えて、思力の訓練もしている。
しかし、シーは自分の事は話さないし、俺が聞けるわけもない。
知ってるのは、シーが次の党のトップである総書記になり、華の国を支配する国家主席になるということ。
そして、現状、シーに仲間は少なく、このままではお飾りの神輿となり、何か党に問題があればスケープゴートなるというとこだ。
ただ、シーは自分が党内の実権を握り、党に溢れる汚職と腐敗を一掃するつもりだ。
その意思と覚悟は何よりも深い。
そうシーを動かす動機の源泉は分からないが、こうしてシーの闇よりも深い覚悟と、成熟した大人にも、汚れを知らない少女にも見える美しさを目の当たりにすると、シーの考えは実現するのではと思わざるを得ない。
……現状に反して。
党を二分する両派閥は、それぞれパーティと勉強会と形は違うが百人以上の党幹部や、軍関係者、官僚を集めている。
そんな中、シーは海辺で焚き木だ。
参加者は、俺を入れても三人。
オウキは、党内でも絶代な思力と実績を誇る実力者だが、それでも一人は一人だ。
数と組織の力の前では、無意味だ。
シーもオウキも今後何か計画はあるのか、どうすれば実権を握れるのか、俺には何も教えてくれない。
「今はこの安らぎを楽しめ」
シーは俺にそう言った。
俺のような庶民で、男に、次期総書記がそんな声をかけてくれたのだ。
本来なら泣いて感謝を述べるくらいはしなくてはいけない。
ただ、俺自身、シーの闘いに身を置くのだ。
その覚悟もしてきた。
だからこそ、今、安らぐことなんて到底無理だ。
そんな気持ちを、気取られないよう、俺は焚き木に薪を入れ、火を絶やさないよう、作業をしていた。
「ルー、コーヒーを用意しろ」
シーは何でも突然だ。
無表情で、呆けているかと思えば急にこちらに指示をしてくる。
「は、はい。今直ぐ」
俺は薪に焚べたケトルを手に取り、コーヒーを淹れる準備をした。
(ん、コーヒー?珍しいな。いつもらお茶なのに……)
俺の感じた違和感に呼応するよう薪の炎が強く揺らめいた。
そして、次の瞬間、一瞬だけ辺りが光に包まれた。
ほんの一瞬だ。
光を、認識できたかできなかったくらいの瞬間。
しかし、確かにあったその瞬間の後、気づくシーと俺の間には人が立っていた。
「リ、リー様……!?」
一瞬の光と共に音もなく現れたのは、シーと同じ現中央政治局常務委員のリー・テイコウであった。
黄色に近い金髪で、頬で揃えられた流れるようなキレイな髪。後ろ髪は一本、三つ編みで腰まで伸ばしている。
その端正な顔立ちは、ブルーローズの象徴とも言うべきメガネをかけているが、美しさは、まったく損なわれることない。
強く厳しい眼差しと対照的に唇は柔らかく、見るものを魅了する。
同じブルーローズのレイも手足が長く抜群のスタイルであったが、リーも負けてはいない。
いや、レイよりもよりバランスが取れて美しさが際立っている。
中央政治局常務委員会で見かけたときは、市民服だったから、分からなかったが、今リーは私服を着ており、そのプロポーションがより目立っている。
(あ、これはオウキさんが突っかかる奴だ……)
突如現れた驚きから、一瞬にしてその美しさに目を奪われた後ろめたさを隠すよう、俺はオウキの事を考えた。
偶然か、第一声はオウキであった。
「一人で乗り込んで来るとは……、リー、いつもの君には似合わず蛮勇でないかな」
俺の後ろに長椅子に寝そべっていたオウキは態勢こそ変えないものも、半分臨戦体勢だ。
「……オウキか。別に闘いに来たって訳では無いさ。シーとの明日の会合を早めただけた。いいだろう、シー?」
その凛とした声は、波の音が響くこの海辺でもはっきり聞こえ、そして美しい。
「ああ……、適当に座ってくれ。ルー、コーヒーを」
「は、はい、今直ぐ。リー様、こちらにどうぞ」
俺は、リーのためにシーと焚き木を間に向かい合うように席を作った。
(コーヒーは、リー様のためのものだったのか……。シー様はあの時から、リー様が来るのがわかっていたんだ)
どういった理由か分からないが、シーはリーの来訪を予期していた。
思力の達人達には、常人には計り知れないものがある。
「リー様……。もしよろしければ、コーヒーです」
「ん、ありがとう。君は確か、一度中央政治局常務委員会に出た子だね。シーの言う通り、あの茶はなかなかだった。コーヒーも期待しよう」
「あ、ありがとうございます」
厳しい顔つきは変わらずだったが、俺に向けた礼には少し柔らかく優しさがあった。
(う、噂通りの人のだ……)
リーの人柄は党内でも知れ渡っている。
俺はアカリから聞いだけだか、自分に厳しく、いつも怖い顔をしているが、下のものには役職関係なく優しく、平等に接する人格者だと評判だ。
「しかし……、次期総書記様が、こんなところで、呆けているのか。ブルーローズ閥は、大勢を集めて勉強会を徹夜でやってるし、ハクモクレン閥だって、やってるのは宴会だが、遊んでるわけじゃないぞ」
「ああ、そうだな。私は大勢といるのは性に合わない。余暇くらい、自由に過ごすさ」
「ふん、余暇か……。明日から南頂海が始まるってのに呑気なもんだ……、ん、やっぱりコーヒーもなかなかだな」
リーはあからさまにシーを挑発している。
「わざわざ、そんな事を言うために来たのか?」
オウキがいつの間にか、立ち上がり、リーに迫っていた。
……不自然なくらい胸をはって。
「いや、用があるのはシーの方だ。明日の会談は、シーからの申し出だ。ただ、明日からも私は忙しい。それで、シーが暇してるっ聞いたから、こちらから出向いたのさ」
「だとよ、シー」
オウキは自分の胸を見せつけたのに満足したのか元座っていたビーチチェアに戻っていった。
「そうか、忙しいところ気を使わせたな。来てくれてありがとう」
相変わらず、感情がこもっていない口調で、シーはリーに礼を述べた。
「まあ、急に押しかけたのはこちらだからな、お互い様だ。で、用は? ブルーローズ閥につく気にでもなったか?」
「我々に派閥は合わないだろう」
再度、オウキが割って入った。
「そうだな、入られても迷惑だしな。オウキ、貴様の力は私もよく分かってる。それでも、貴様の力を借りなくとも、次は、ブルーローズが党を統べる」
リーはオウキに向かって、力強く宣言した。
気のせいか、オウキに向かって胸をはって、見せつけているように見える。
オウキほど不自然に大きくなく、不自然に存在感もない。
ただ、リーの体全体が胸も含めて完璧なバランスで、その流線形が美しい。
好戦的なオウキにこんなあからさまな挑発を向けたら、すぐにオウキは、ケンカを買ってしまう。
ハラハラしながら、俺はオウキの様子を見た。
俺の心配は当たらず、オウキはリーの挑発には乗らず、逆にニヤニヤしながら、いつもの口調でリーに言い放った。
「いやー、ブルーローズじゃ、コウ様には勝てないよ」
「新中央政治局常務委員は私のものだ」
そう宣言したシーのその双眸は、炎に照らされているにも関わらず、闇より深く、底しれない暗い信念が宿っいた。
普段のシーは、先程までのように、何も考えていないような無表情で、呆けているようにも感じる。
正直、有能さはまったく感じられない。
他の党の上級幹部が発する、常人とはかけ離れた超人たる気配・雰囲気。
それがシーにはない。
しかし、時折見せるこの表情と雰囲気は、明らかに他の党幹部達とは違っていて異質だ。
(どうして……こんな覚悟をシー様は持てるのだろうか)
考えてみると、俺はシーの事をほとんど知らない。
シーの謂わば召使いのように、掃除をし、食事も作る。さらに来るべき対決に備えて、思力の訓練もしている。
しかし、シーは自分の事は話さないし、俺が聞けるわけもない。
知ってるのは、シーが次の党のトップである総書記になり、華の国を支配する国家主席になるということ。
そして、現状、シーに仲間は少なく、このままではお飾りの神輿となり、何か党に問題があればスケープゴートなるというとこだ。
ただ、シーは自分が党内の実権を握り、党に溢れる汚職と腐敗を一掃するつもりだ。
その意思と覚悟は何よりも深い。
そうシーを動かす動機の源泉は分からないが、こうしてシーの闇よりも深い覚悟と、成熟した大人にも、汚れを知らない少女にも見える美しさを目の当たりにすると、シーの考えは実現するのではと思わざるを得ない。
……現状に反して。
党を二分する両派閥は、それぞれパーティと勉強会と形は違うが百人以上の党幹部や、軍関係者、官僚を集めている。
そんな中、シーは海辺で焚き木だ。
参加者は、俺を入れても三人。
オウキは、党内でも絶代な思力と実績を誇る実力者だが、それでも一人は一人だ。
数と組織の力の前では、無意味だ。
シーもオウキも今後何か計画はあるのか、どうすれば実権を握れるのか、俺には何も教えてくれない。
「今はこの安らぎを楽しめ」
シーは俺にそう言った。
俺のような庶民で、男に、次期総書記がそんな声をかけてくれたのだ。
本来なら泣いて感謝を述べるくらいはしなくてはいけない。
ただ、俺自身、シーの闘いに身を置くのだ。
その覚悟もしてきた。
だからこそ、今、安らぐことなんて到底無理だ。
そんな気持ちを、気取られないよう、俺は焚き木に薪を入れ、火を絶やさないよう、作業をしていた。
「ルー、コーヒーを用意しろ」
シーは何でも突然だ。
無表情で、呆けているかと思えば急にこちらに指示をしてくる。
「は、はい。今直ぐ」
俺は薪に焚べたケトルを手に取り、コーヒーを淹れる準備をした。
(ん、コーヒー?珍しいな。いつもらお茶なのに……)
俺の感じた違和感に呼応するよう薪の炎が強く揺らめいた。
そして、次の瞬間、一瞬だけ辺りが光に包まれた。
ほんの一瞬だ。
光を、認識できたかできなかったくらいの瞬間。
しかし、確かにあったその瞬間の後、気づくシーと俺の間には人が立っていた。
「リ、リー様……!?」
一瞬の光と共に音もなく現れたのは、シーと同じ現中央政治局常務委員のリー・テイコウであった。
黄色に近い金髪で、頬で揃えられた流れるようなキレイな髪。後ろ髪は一本、三つ編みで腰まで伸ばしている。
その端正な顔立ちは、ブルーローズの象徴とも言うべきメガネをかけているが、美しさは、まったく損なわれることない。
強く厳しい眼差しと対照的に唇は柔らかく、見るものを魅了する。
同じブルーローズのレイも手足が長く抜群のスタイルであったが、リーも負けてはいない。
いや、レイよりもよりバランスが取れて美しさが際立っている。
中央政治局常務委員会で見かけたときは、市民服だったから、分からなかったが、今リーは私服を着ており、そのプロポーションがより目立っている。
(あ、これはオウキさんが突っかかる奴だ……)
突如現れた驚きから、一瞬にしてその美しさに目を奪われた後ろめたさを隠すよう、俺はオウキの事を考えた。
偶然か、第一声はオウキであった。
「一人で乗り込んで来るとは……、リー、いつもの君には似合わず蛮勇でないかな」
俺の後ろに長椅子に寝そべっていたオウキは態勢こそ変えないものも、半分臨戦体勢だ。
「……オウキか。別に闘いに来たって訳では無いさ。シーとの明日の会合を早めただけた。いいだろう、シー?」
その凛とした声は、波の音が響くこの海辺でもはっきり聞こえ、そして美しい。
「ああ……、適当に座ってくれ。ルー、コーヒーを」
「は、はい、今直ぐ。リー様、こちらにどうぞ」
俺は、リーのためにシーと焚き木を間に向かい合うように席を作った。
(コーヒーは、リー様のためのものだったのか……。シー様はあの時から、リー様が来るのがわかっていたんだ)
どういった理由か分からないが、シーはリーの来訪を予期していた。
思力の達人達には、常人には計り知れないものがある。
「リー様……。もしよろしければ、コーヒーです」
「ん、ありがとう。君は確か、一度中央政治局常務委員会に出た子だね。シーの言う通り、あの茶はなかなかだった。コーヒーも期待しよう」
「あ、ありがとうございます」
厳しい顔つきは変わらずだったが、俺に向けた礼には少し柔らかく優しさがあった。
(う、噂通りの人のだ……)
リーの人柄は党内でも知れ渡っている。
俺はアカリから聞いだけだか、自分に厳しく、いつも怖い顔をしているが、下のものには役職関係なく優しく、平等に接する人格者だと評判だ。
「しかし……、次期総書記様が、こんなところで、呆けているのか。ブルーローズ閥は、大勢を集めて勉強会を徹夜でやってるし、ハクモクレン閥だって、やってるのは宴会だが、遊んでるわけじゃないぞ」
「ああ、そうだな。私は大勢といるのは性に合わない。余暇くらい、自由に過ごすさ」
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リーはあからさまにシーを挑発している。
「わざわざ、そんな事を言うために来たのか?」
オウキがいつの間にか、立ち上がり、リーに迫っていた。
……不自然なくらい胸をはって。
「いや、用があるのはシーの方だ。明日の会談は、シーからの申し出だ。ただ、明日からも私は忙しい。それで、シーが暇してるっ聞いたから、こちらから出向いたのさ」
「だとよ、シー」
オウキは自分の胸を見せつけたのに満足したのか元座っていたビーチチェアに戻っていった。
「そうか、忙しいところ気を使わせたな。来てくれてありがとう」
相変わらず、感情がこもっていない口調で、シーはリーに礼を述べた。
「まあ、急に押しかけたのはこちらだからな、お互い様だ。で、用は? ブルーローズ閥につく気にでもなったか?」
「我々に派閥は合わないだろう」
再度、オウキが割って入った。
「そうだな、入られても迷惑だしな。オウキ、貴様の力は私もよく分かってる。それでも、貴様の力を借りなくとも、次は、ブルーローズが党を統べる」
リーはオウキに向かって、力強く宣言した。
気のせいか、オウキに向かって胸をはって、見せつけているように見える。
オウキほど不自然に大きくなく、不自然に存在感もない。
ただ、リーの体全体が胸も含めて完璧なバランスで、その流線形が美しい。
好戦的なオウキにこんなあからさまな挑発を向けたら、すぐにオウキは、ケンカを買ってしまう。
ハラハラしながら、俺はオウキの様子を見た。
俺の心配は当たらず、オウキはリーの挑発には乗らず、逆にニヤニヤしながら、いつもの口調でリーに言い放った。
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