【完結・前編】俺なりの恩返し…あれ?…もしかして、恩返しになってない?

もえこ

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恩返しって…

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カチャカチャ…

ベルトを外し、俺は自分の前をくつろがせる。
ジッパーをゆっくりと下ろすと、下着の中で、なんとかおさまりはしているものの、既に俺のモノはギンギン…完全に興奮状態に陥っていた…。

ふうん… 俺は自身のモノに、そっと触れる…

         なんか、熱いな…。

男相手でも、普通にこんな風になるなんて、意外だった。

もちろん俺は、今まで一度だって、男とセックスしたことなんて、ない。
人間界にだってまだきたばかりなもんで、日々勉強…。

交尾…おっと、男×女…男×男…の区別にかかわらず、
人間間でのセックスの知識は動画と説明書をサラッと読んだだけの、ど素人…。

不安がないと言えば、嘘になるが…そんな感情を抜きにしても、俺のこの…今の感情…欲望はヤバい…。


この、爽がいけない…。


男のくせに無駄に色気が…あって、嫌だと泣きながらも、その発する声が…異常にセクシーな感じで、…肌も…白くてきめ細やか…細身だが、うっすらと腹筋もある…どこかで鍛えたりしてるのかもしんない…。

俺はぼうっと奴の身体を眺め、視線をあらためて顔に移す。

涙で濡れる頬…悔しそうに引き結ばれた唇、…濡れた目で、俺を睨みつける。


色気…あり過ぎだろう…。

ドクドクと脈打つ、俺の分身…コイツを…爽の中に…

うまく、出来るだろうか…
俺はそこで、ハッと気づく。

そうそう、忘れていた…。
まず、手とか口とかで色々ほぐさないといけなかった…。
うっかり欲望のままに突っ込んだら泣きわめいて、騒がれた違いない…。

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