【完結・R18】鉄道の恐怖

清春編

茉優子

…　　　…　


…さん　…　　春さん…　
　　　　　


　…　…　なんだろう…遠くで、　声が、聞こえる…　
　　

…　清春さん…
疲れているようでしたら、今夜は早くご自宅に帰られた方が…

　　　　　　
この声は…　　…　　

　　　　　　　　
あの…すごく、顔色が悪いです、清春さん…本当に、今日は早く帰って休んだ方が…


茉優子、だ…　

…　んっ…　やぁっ…だめ…　…いや　…　　
今日はあの…　帰っ…て…ください…　駄目…です…　だめ…

俺は彼女の細く白い手首を引き寄せて、その華奢な身体を強く、抱き締める…

嫌です…　したい…　
すごく、会いたかった…
今すぐに、あなたを抱きたい…滅茶苦茶にしたい…　　

だめ　…そんなに顔色が悪いのに…そんなことをしては…余計にひどく…　


嫌です…　　帰りません…　…　好きだ…　

俺は彼女の腰を抱えて、有無を言わさず、一気に背後から、貫く…

ああっ！…　あんっ…んっ…　…　やっ　ぁ…　は…　んっん　…

好きです…　好きなんだ…　茉優子さん　…　

何度も…腰を打ちつける…

ああっ…　は、あ…　私も、好き…です…　　清春さぁ　ん　…　ああっ…　
　　　　　　　　　　
背中から茉優子を前に押し倒すように…ベッドへ倒れ込む…

好きです…茉優子さん…もう、…俺はあなたと、離れたくないんです…


ええ…私もです…　
でも、もう…　　お別れの時間…　みたい…　ですね…

あの…男が…　もう…すぐそこ、まで…

逃げな、きゃ…
　　　　　　　　　

さようなら、清春さん…　　

私、あなたのこと…　一生、忘れません。
　　　　　　　　　　
突然、俺の前から…霧のように消える茉優子…　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　え…　？


そんな…馬鹿な…　　

別れの時間…　…　　…？　

　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　男…

俺は、重たい瞼をなんとか、押し上げる…　　


　　　　　真っ暗な闇…

　　　　　　　　　

　　　　　ここ　は…　？