501 / 544
清春編
眩暈
しおりを挟む
いや… そんな…
そんな、馬鹿なことは…うん…
そうだ、あり得ない…
俺と茉優子は…
いつも、ホテルの一室でのみ、抱き合っていた…
真由とともに暮らす俺の自宅や…
茉優子がDV旦那と暮らす、茉優子の家…
お互いの、個人的なテリトリー…そんな領域では一度も…抱き合ってなどいない…
そもそも、俺と茉優子は、
いまだにお互いの自宅の場所を…
位置など含めて、知らないままだ…。
最寄りの駅だけはわかっているが…互いの家がどこにあるのかもわからないまま…逢瀬を重ねていた。
こんな関係…だからかも、しれない…
不思議なことにどちらも、お互いの家の位置を特定しようとはしなかった。
俺は用意周到な男だ…
バレるわけにはいかなかった…
だから、そんな場所で…
例えば俺の家の、夫婦の寝室などでは…もちろん、そんな行為に及んだことなど、ない…
だとすると… まさか…
「どうした?清春君…顔色が悪いぞ…真っ白だ…水でも持ってこようか… 」
男が抜け抜けと…頭上で何か言っている…
まさか、ホテル…か
盗撮…か…
いや…男は、音声と言った…
まさか…盗聴… されていたのか…
いつだ… ?
嘘…だろう… 大体、
… どうやって…?
そもそも、そんなこと…そんなプライバシーに抵触するようなことを…
人として…やっていいのか…
犯罪レベル…犯罪じゃないか…
いや…この男なら…
俺を消すと、堂々と宣言しているこの男なら… 容易だ… きっと簡単にやってのける
十分に、あり得る…
俺は座ったままにして…
最近経験したこともないほどの
眩暈を覚えた …
そんな、馬鹿なことは…うん…
そうだ、あり得ない…
俺と茉優子は…
いつも、ホテルの一室でのみ、抱き合っていた…
真由とともに暮らす俺の自宅や…
茉優子がDV旦那と暮らす、茉優子の家…
お互いの、個人的なテリトリー…そんな領域では一度も…抱き合ってなどいない…
そもそも、俺と茉優子は、
いまだにお互いの自宅の場所を…
位置など含めて、知らないままだ…。
最寄りの駅だけはわかっているが…互いの家がどこにあるのかもわからないまま…逢瀬を重ねていた。
こんな関係…だからかも、しれない…
不思議なことにどちらも、お互いの家の位置を特定しようとはしなかった。
俺は用意周到な男だ…
バレるわけにはいかなかった…
だから、そんな場所で…
例えば俺の家の、夫婦の寝室などでは…もちろん、そんな行為に及んだことなど、ない…
だとすると… まさか…
「どうした?清春君…顔色が悪いぞ…真っ白だ…水でも持ってこようか… 」
男が抜け抜けと…頭上で何か言っている…
まさか、ホテル…か
盗撮…か…
いや…男は、音声と言った…
まさか…盗聴… されていたのか…
いつだ… ?
嘘…だろう… 大体、
… どうやって…?
そもそも、そんなこと…そんなプライバシーに抵触するようなことを…
人として…やっていいのか…
犯罪レベル…犯罪じゃないか…
いや…この男なら…
俺を消すと、堂々と宣言しているこの男なら… 容易だ… きっと簡単にやってのける
十分に、あり得る…
俺は座ったままにして…
最近経験したこともないほどの
眩暈を覚えた …
0
お気に入りに追加
73
あなたにおすすめの小説



どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる