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清春編
闇
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俺はゆっくりと、目を開ける…
何も見えない…
何も、聞こえない…
完全なる闇だ…
シンとした場所…
なぜか、俺の部屋のはずなのに、やけにひんやりとした空気が、肌に感じられる。
…ん… ?
屋外に吹くような風はない…
確かに室内…ではあるが… 何か、違う…
直感した…
ここは俺の家じゃない…
さっきまで居た、うちのリビングじゃない…
座らされている椅子が、ひどく硬く…尻のあたりが、やけに冷たい… 金属製の椅子か…
公園などにあるベンチのような感覚…
俺の家じゃない場所… …
じゃあ、どこだ…どこなんだ、ここは… …
なんなんだ、この状況は…
堪らず声をあげようとするが
「ん、むっ… !!?… う… 」
息はかろうじてできるが…
口元は布でキツく縛られている…
あれ…
俺はさっきまで、何を…していたっけ…
そうだ、
あの男が… 哲也が俺の家に勝手に侵入し…俺に…わけのわからない話をほぼ一方的にした後、俺を…俺の口を…いきなり塞いだ… そう、だ
「くっ… !」
俺は顔をしかめる…
あたりの風景を確認しようと、少し首を動かしただけで、首の後ろにズキンと、電流のような痛みが走る…
そうだ… あの後…
…いきなり哲也に、何かで殴られたんだ…
俺は…それで気を失ったのか…
きっとそうだ…
哲也と話した後の記憶が、すっぽり抜け落ちている…
あの後…
気を失ってしまった俺は、
ここに連れて来られた…?
何も見えない…
何も、聞こえない…
完全なる闇だ…
シンとした場所…
なぜか、俺の部屋のはずなのに、やけにひんやりとした空気が、肌に感じられる。
…ん… ?
屋外に吹くような風はない…
確かに室内…ではあるが… 何か、違う…
直感した…
ここは俺の家じゃない…
さっきまで居た、うちのリビングじゃない…
座らされている椅子が、ひどく硬く…尻のあたりが、やけに冷たい… 金属製の椅子か…
公園などにあるベンチのような感覚…
俺の家じゃない場所… …
じゃあ、どこだ…どこなんだ、ここは… …
なんなんだ、この状況は…
堪らず声をあげようとするが
「ん、むっ… !!?… う… 」
息はかろうじてできるが…
口元は布でキツく縛られている…
あれ…
俺はさっきまで、何を…していたっけ…
そうだ、
あの男が… 哲也が俺の家に勝手に侵入し…俺に…わけのわからない話をほぼ一方的にした後、俺を…俺の口を…いきなり塞いだ… そう、だ
「くっ… !」
俺は顔をしかめる…
あたりの風景を確認しようと、少し首を動かしただけで、首の後ろにズキンと、電流のような痛みが走る…
そうだ… あの後…
…いきなり哲也に、何かで殴られたんだ…
俺は…それで気を失ったのか…
きっとそうだ…
哲也と話した後の記憶が、すっぽり抜け落ちている…
あの後…
気を失ってしまった俺は、
ここに連れて来られた…?
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