【完結・R18】鉄道の恐怖

もえこ

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清春編

禁忌

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「ああっ、は、ぁっ 、んっ」

男の動きに呼応するかのように、女の甘やかな喘ぎが漏れ出る…
男が紅い先端をぞろりと舐めあげ…いやらしく舌先で転がす…
女があぁっと、甲高い声を上げてのけ反る…

「俺がいるから、もう大丈夫だ…くっ…」

「あっ んっ… ぁん、あんっ…うん、お兄ちゃん… ああ…だめ、もうっ…ダメ…」
軋むベッド… 
女の白い身体と、男の少し浅黒い肌が情熱的に絡み合う…駄目だ…もう、見ていられない…

「……真由、真由… 俺の…俺だけの真由…誰にも渡さない… っくっ…、う…」

「いや…だめぇ…あ!…あああっ… は、あん … 」女が… 遂に…達し…

「好き… 真由も、好き… …私も、お兄ちゃん…のことが… 」
そう…吐息とともに、吐き出す…女…

兄と妹のセックス…  
  互いの、愛の告白… 
    信じられない…  いや…夢だ…

駄目だ…こんなことは、あってはならない… 

『… そこで静かに見ている君は、知ってるか…? 
真由のここ…    ほら…  内股にある小さな可愛い2つのホクロ…  とか…』

男は真由を貫いたまま、そこを笑いながら指差し、つつ…と、なぞる…
「やっ…ん、誰に見せてるの…いやっ…」
真由が顔を伏せる…

『真由がセックスの時に、どんな風にされると、興奮するのか…君は何もわかっていないんだよ…    …    真由はな…好きなんだよ…舐められるのが…    特に、ここを…  ふふ』

男が突如、俺を見やって、いやらしく笑う…

そんなもの…
そんなこと、知らない… 
なぜ、
おまえの口からそんな言葉が出るんだ…  
だから舐めて…いた…  舐めたのか…?
横たわったままの、真由の頬を… 舌で…

ゾクリとする…    普通じゃない…   

この男は、おかしい…

おかしい…  兄と、妹…  だぞ…
聞きたくも、ない…  ありえない… 

俺はいつものように…
直ちに夢から覚めたいと願い、

      ギュッと目を閉じた。

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