【完結・R18】鉄道の恐怖

もえこ

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清春編

追及

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哲也が口を開く。

「…そう時間もない。まずはハッキリさせておこうか…」

「は…はっき…り…」

俺はどうやら阿呆のようだ…
 復唱することしか、できない…

「そうだ、清春君…
君の罪について…そして、真由の自殺について… 」

「お…  俺の、罪… … 」

… 罪…  まさか、…やはり…

「そうだよ、君の罪…   大罪だ」

「… … … 」

「他人は君の行為を、たいしたことはない、男の甲斐性だなんて笑って済ませるかもしれない…だが、俺は許さない…決して、君を許すことはできない。」

「…それ…は…」
俺は咄嗟に言葉を濁す。
まだ、自白するわけにはいかない。

だが…既にバレて、いるのか…
俺のしたこと…   罪…
哲也がそういうなら、もう、あのこと、しかない…

「…この期に及んでまだ、しらばっくれるつもりか…俺は全て知っている…そして、真由もだ…真由は全て知ったうえで、自殺を図った…さあ、いい加減自らの口で、自白しろ…」

哲也の声が、段々と低くなる…

「あの女との逢瀬について…真由に似た名の…あの、おとなしそうな…それでいて、淫乱な女との淫らな行為について…全て…吐き出せ…」

「は… … っ… 」

女との、逢瀬…  

真由に似た、名…  
おとなしそうな、女… 
そこまではいいとして、淫乱、などと…

駄目だ…

この男はもう、知っているのだ…
俺に、探りを入れつつも…
既に茉優子の名前まで…そこまで、把握しているとは…  

いつだ…

    いつ、見られた…? 





















 





 






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