【完結・R18】鉄道の恐怖

もえこ

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清春編

破壊

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『清春さん、私、清春さんと結婚できて、本っ当~~に幸せ…!大好き…おじいちゃんおばあちゃんになるまで、ずっと仲良くしてね!ふふ…』

結婚式翌日の朝…

ゆっくり目を覚ました真由が…隣にいる俺を視界に認めるなり、ぎゅうと抱きつき…そんなことを笑顔で囁いた…


結婚式の夜… 
祝いムードに満ち溢れた豪華絢爛なホテルの室内、ベッドの上で…
かつてないほどに情熱的に、俺と真由は何度も抱き合った…

白く滑らかな肌… 弾けんばかりの豊満な胸… 
綺麗なラインの背中…
細くくびれた腰から少し大きめの形の良い尻までのなだらかなラインが、あまりにセクシーで…  
その夜、いつも以上に俺は何度も…真由を貪った… 

披露宴で酒を飲んでいるにもかかわらず、皆の高嶺の花である最高に可愛らしい真由を、手に入れたことがあまりに幸せで… それを実感して… 何度も…  何度も…

なのに…    いつから、

     こうなった…   ?

あの日挙式で神に誓った…真由と約束した、真由を一生、幸せにするという言葉は…
あの、誓いの言葉は…

   もはや、泡のように消えた。

あの日の真由に対する気持ちが、
自分でも気づかぬうちに、段々と…段々と…薄れていったのだ…
  
俺が残業して疲れて帰っても家事をまともにしてくれていない真由の存在が段々と…疎ましく…なってきていた…

たまには、まともな食事をさせてくれ…
部屋は時々片付けてくれ…ゴミはゴミ箱へ…
無駄な買い物ばかりしていないで、もう少し家計を考えて… 節約してくれ…

日々の不満が溜まりに溜まり…
だが、真由に直接言うこともできず…
俺は真由を…いつしか負担に感じるようになって…

そんなとき、茉優子に出会い… 
疲れを増大させる家庭ではない場所に、救いを…  癒しを、求めてしまった…。
      


  いや、違う…  環境のせいではない。

   俺のせいだ…
    俺が自ら…   この手で、

       壊したのだ。 
  
   
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