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清春編
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両親が真由を娘のように可愛がるのと同じで…事故で両親を亡くした真由にとって、うちの両親はある意味、親のような存在だったのかもしれない。
俺は答える。
『母さん、なかなか連絡できずにごめん。
真由は未だに意識不明のまま病院にいる…
それで実は今日あたり、お兄さんと看病を交代する予定なんだよ…あと、やっぱり今見舞いにきても、まだ全然会話できるような状態ではなくて…』
『だからそんなこといいのよ…お父さんも真由さんに会いたがってるの…たとえ今意識がなくても、とにかく話しかけたいらしいのよ…清春…いい加減そちらに行っていいでしょう?できればあんたがいるときに行きたいけど…都合はどうね?』
『あー…えっと…』
その後どんなに母親を説得しようとしても無駄だった…
全く聞いてもらえず、明日の午前中、なるべく早い時間に病院に来るからそれまでは俺にいて欲しいと言われ、そのまま電話を切られてしまった…
哲也になんと説明しよう…
さすがに明日親が来る以上、俺が今ここを離れるわけにはいかない…
事情を伝えねば…
とにかく、
まだ開いていないメールを先に…
俺が気付いたようにメッセージボタンに指を伸ばした瞬間、再び着信があった…
今度こそ哲也だった。
仕方が、ない…
明日、両親が真由に会いにくることを伝え、
出来れば明日以降、交代という流れにしてもらうように説明せねば…
俺は今度こそ意を決して、
通話ボタンを押した。
俺は答える。
『母さん、なかなか連絡できずにごめん。
真由は未だに意識不明のまま病院にいる…
それで実は今日あたり、お兄さんと看病を交代する予定なんだよ…あと、やっぱり今見舞いにきても、まだ全然会話できるような状態ではなくて…』
『だからそんなこといいのよ…お父さんも真由さんに会いたがってるの…たとえ今意識がなくても、とにかく話しかけたいらしいのよ…清春…いい加減そちらに行っていいでしょう?できればあんたがいるときに行きたいけど…都合はどうね?』
『あー…えっと…』
その後どんなに母親を説得しようとしても無駄だった…
全く聞いてもらえず、明日の午前中、なるべく早い時間に病院に来るからそれまでは俺にいて欲しいと言われ、そのまま電話を切られてしまった…
哲也になんと説明しよう…
さすがに明日親が来る以上、俺が今ここを離れるわけにはいかない…
事情を伝えねば…
とにかく、
まだ開いていないメールを先に…
俺が気付いたようにメッセージボタンに指を伸ばした瞬間、再び着信があった…
今度こそ哲也だった。
仕方が、ない…
明日、両親が真由に会いにくることを伝え、
出来れば明日以降、交代という流れにしてもらうように説明せねば…
俺は今度こそ意を決して、
通話ボタンを押した。
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