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清春編
モノクロ
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俺はさらに足をすすめ、耳をそばだてる。
「… 綺麗な、肌だ… 脱がすぞ… いいな…?」
今度はさっきと違い、男の声しか聞こえない… 女の返事を待たず…ぱさりと、衣擦れのような音がする…
誰に言ってる…?
もしかすると、
相手はさっきと同じ…真由に似た女か…?
俺は目を凝らす。
ぼうっと…
さっきとは違い、徐々に…俺の目の前が…視界が…ひらけてきた…
まだ距離的には遠い先の方に… 見える…
白い…白い真四角の部屋の中…
ベッドに仰向けに横たわる白い服を着た女… 微動だにしない…
眠っているのか…?
そこにのしかかる一人の男…
男は女とは対照的に、上から下まで真っ黒な服を着ている… 誰だ… ?
白だけの世界からやっと、
モノクロの世界に変わったことにおかしな話だが、俺は少しだけ安堵する…
女が、白い服を今まさに男に無理やりに脱がされようとしている…
だが、女は全く反応しない…
男の手がのび、女の襟元を掴んだかと思うと、一気に服をボタンごと引きちぎる…
突如あらわになる華奢な鎖骨…
膨らみのある胸… のぞく、白い谷間…
「あっ… 」やっと…女が目を覚ます…
自らの身体を隠すように胸元に手を当てる…
この男は誰だ… 見るからに乱暴な男…
女に…
何をするつもりだ…
「… 綺麗な、肌だ… 脱がすぞ… いいな…?」
今度はさっきと違い、男の声しか聞こえない… 女の返事を待たず…ぱさりと、衣擦れのような音がする…
誰に言ってる…?
もしかすると、
相手はさっきと同じ…真由に似た女か…?
俺は目を凝らす。
ぼうっと…
さっきとは違い、徐々に…俺の目の前が…視界が…ひらけてきた…
まだ距離的には遠い先の方に… 見える…
白い…白い真四角の部屋の中…
ベッドに仰向けに横たわる白い服を着た女… 微動だにしない…
眠っているのか…?
そこにのしかかる一人の男…
男は女とは対照的に、上から下まで真っ黒な服を着ている… 誰だ… ?
白だけの世界からやっと、
モノクロの世界に変わったことにおかしな話だが、俺は少しだけ安堵する…
女が、白い服を今まさに男に無理やりに脱がされようとしている…
だが、女は全く反応しない…
男の手がのび、女の襟元を掴んだかと思うと、一気に服をボタンごと引きちぎる…
突如あらわになる華奢な鎖骨…
膨らみのある胸… のぞく、白い谷間…
「あっ… 」やっと…女が目を覚ます…
自らの身体を隠すように胸元に手を当てる…
この男は誰だ… 見るからに乱暴な男…
女に…
何をするつもりだ…
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