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清春編
司令
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得体の知れない、男が…
正体のわからない女が…
勝手に俺の脳内に…
夢の中に出てきて…
いやらしく二人で揉み合うように絡み合って…しかも俺の目の前で、最後まで…二人で一緒に、上り詰めるとは…
早く、この場を立ち去りたい…
いや、今すぐ立ち去ろう…
俺はすぐさまその男女を背にして、
白い霧に覆われた暗い森のような場所を、歩き出す。
そして自分自身に即座に指令を出す。
夢から覚めろ…早く覚醒しろ、清春。
こんなものを見るのは、時間の無駄だ…
「… … げ、て… … … 」
な、んだ…何か… 聞こえた。
俺は声のした方をそっと、振り返る。
「逃… げ、て… 早く… 、
ああっ!んっ 」
振り向くと先ほどの女は、今度は相手の男に後ろから貫かれていた…
まだ、続ける気か…
俺は次第にげんなりとしてくる…
女の顔だけがこちらを…
白い胸が、男が女を激しく突き上げるたびに、淫らに揺れている…
顔にかかる長い髪が邪魔だ…誰だ…?
表情も見えそうで見えない…
だが動く口元だけがうっすらと見えた。
ん…
もしかすると…真由…
いや… 茉優子… なのか… ?
正体のわからない女が…
勝手に俺の脳内に…
夢の中に出てきて…
いやらしく二人で揉み合うように絡み合って…しかも俺の目の前で、最後まで…二人で一緒に、上り詰めるとは…
早く、この場を立ち去りたい…
いや、今すぐ立ち去ろう…
俺はすぐさまその男女を背にして、
白い霧に覆われた暗い森のような場所を、歩き出す。
そして自分自身に即座に指令を出す。
夢から覚めろ…早く覚醒しろ、清春。
こんなものを見るのは、時間の無駄だ…
「… … げ、て… … … 」
な、んだ…何か… 聞こえた。
俺は声のした方をそっと、振り返る。
「逃… げ、て… 早く… 、
ああっ!んっ 」
振り向くと先ほどの女は、今度は相手の男に後ろから貫かれていた…
まだ、続ける気か…
俺は次第にげんなりとしてくる…
女の顔だけがこちらを…
白い胸が、男が女を激しく突き上げるたびに、淫らに揺れている…
顔にかかる長い髪が邪魔だ…誰だ…?
表情も見えそうで見えない…
だが動く口元だけがうっすらと見えた。
ん…
もしかすると…真由…
いや… 茉優子… なのか… ?
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