【完結・R18】鉄道の恐怖

もえこ

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清春編

甘み

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可愛らしい声で…
それでいて、濡れたような甘い声で
俺に、囁きかける茉優子。

「ね…待って、くださ…もう少し、ゆっくりしてから…あっ…んっ…やっ…ぁ」
ギシッと、音がする。

「いやだ…待てない…会いたかったんです…すごく、今すぐ…したい…ね、いい…?」

卑怯な俺は、
茉優子が絶対に断らないとわかっていて、そんな尋ね方をした…

「あ…や…   恥ずか…し…、…
あっ…!ま…待って…せめて、電…気…を消してくださいっ…   あと…先にシャワーを、浴びたい…、んっ」

茉優子はまるで生娘のように、
可愛らしく、抗った…   
電気…と、シャワーか…  

「っ…仕方…ないですね…一度くらい、ちゃんと明るいところで貴女の全てを見たいのに…でも、そうだな…電気は消しましょう… でもシャワーはいいから…後で一緒に…入りましょう…電気ね…、待って…」

ギシリと…
ベッドをきしませながら……俺は照明のリモコンのスイッチを押し下げる。

照明が、落ちた。

その後、
俺はすぐさま自身の服をベッド下に、ばさりと投げ捨てる。

待てない……

性急に、
ベルトのバックルに手をかける。
無機質な金属音が、静かな部屋に響く。

「ああ…会いたかったです…本当に…好きだ…」
俺は、まだ服をきっちり着込んだままの茉優子に覆い被さる。

「私も…んっ…ああ…んんっ…清春っさ、んっ…
んンっ…ん…ん」

すぐに、茉優子の小さな唇を塞ぐ…

まだ、甘い…  気がする…
ちゅ…くちゅ…

…隠微な水音が、
  俺の耳を、するりとくすぐった
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