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清春編
丸文字
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「寝室に行くか…」
俺はボソリと独り言を呟き、真由の部屋を出ようとした。
でも、不意にふと…頭に浮かんだ… 言葉…
真由が前に言っていた、言葉だ。
忘れっぽいから、通帳とか自分の大事なものだけは、机上にポンと置いたりはしないで取り敢えず引き出しに入れると…確かそう、言っていた…
そうだ…確か、化粧台の引き出し…
俺はすぐさま、引き出しを開ける…
一段目…化粧品のサンプル…
二段目…髪のゴム…
確か…そうだ、シュシュとか言ったか、それが大量に…なんでこんなにも沢山、あるんだ…
三段目…
ああ…あった… 通帳だ…
それと、その下に手帳… のようなもの
それも、1冊じゃない…数冊…ある…
見ると、真由が若い頃…俺と真由が出会う、さらにずっと前のもの…
年代を感じさせる少し古ぼけた色の手帳が何冊も入っていた…
少し後ろめたい気持ちになりながらも、そのうちの一冊を手に取り適当に開くと、間違いなく真由の字が並んでいた。
カラフルなペンで書かれた小さな癖のある丸文字…
シールが貼られた箇所もある…
予定と…真由の小さな字…メモ…
これは、日記だ…
俺はごくりと、唾を飲んだ…
俺はボソリと独り言を呟き、真由の部屋を出ようとした。
でも、不意にふと…頭に浮かんだ… 言葉…
真由が前に言っていた、言葉だ。
忘れっぽいから、通帳とか自分の大事なものだけは、机上にポンと置いたりはしないで取り敢えず引き出しに入れると…確かそう、言っていた…
そうだ…確か、化粧台の引き出し…
俺はすぐさま、引き出しを開ける…
一段目…化粧品のサンプル…
二段目…髪のゴム…
確か…そうだ、シュシュとか言ったか、それが大量に…なんでこんなにも沢山、あるんだ…
三段目…
ああ…あった… 通帳だ…
それと、その下に手帳… のようなもの
それも、1冊じゃない…数冊…ある…
見ると、真由が若い頃…俺と真由が出会う、さらにずっと前のもの…
年代を感じさせる少し古ぼけた色の手帳が何冊も入っていた…
少し後ろめたい気持ちになりながらも、そのうちの一冊を手に取り適当に開くと、間違いなく真由の字が並んでいた。
カラフルなペンで書かれた小さな癖のある丸文字…
シールが貼られた箇所もある…
予定と…真由の小さな字…メモ…
これは、日記だ…
俺はごくりと、唾を飲んだ…
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