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清春編
着信
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30分ほど前…と、いえば…
俺がちょうど…洗面台の鏡の前で、茉優子の白い尻を引き寄せ後ろから貫き…
いつもよりもいやらしく、激しく…せめ立てていた頃だ…
携帯の着信音もバイブレーションも…完全にオフにしていたし、そもそも携帯は鞄に入れたままだった。
気付きようがない…
それにしても、真由が苦しんでいるとはどういう、ことだ…
まさか…
真由に何かあったのだろうか…
もしかして突然…倒れたとか、まさかとは思うが、事故とか…そういう… ?
俺がなんとか冷静を保とうとしつつ、スマホを再び操作しようとした瞬間、
プル… ピ … … 「 あ…」
たった今、向こうからかかったであろう電話に、
たまたま…指が触れて、出てしまった… みたいだ…
俺はゴクリと、唾を飲み込む。
哲也からの、今どこにいるのか、何をしているのか…などの問いの答えを何ら準備できていないのに…
心の準備すら何も、できていないのに、
そして何より…バスルームでは、茉優子がシャワーを浴びている最中だというのに…
このタイミングで電話に出てしまうなんて… なんてことを…
『…清春君…』
受話器の向こうから、
その男の、
恐ろしく低い声が聞こえた…
俺がちょうど…洗面台の鏡の前で、茉優子の白い尻を引き寄せ後ろから貫き…
いつもよりもいやらしく、激しく…せめ立てていた頃だ…
携帯の着信音もバイブレーションも…完全にオフにしていたし、そもそも携帯は鞄に入れたままだった。
気付きようがない…
それにしても、真由が苦しんでいるとはどういう、ことだ…
まさか…
真由に何かあったのだろうか…
もしかして突然…倒れたとか、まさかとは思うが、事故とか…そういう… ?
俺がなんとか冷静を保とうとしつつ、スマホを再び操作しようとした瞬間、
プル… ピ … … 「 あ…」
たった今、向こうからかかったであろう電話に、
たまたま…指が触れて、出てしまった… みたいだ…
俺はゴクリと、唾を飲み込む。
哲也からの、今どこにいるのか、何をしているのか…などの問いの答えを何ら準備できていないのに…
心の準備すら何も、できていないのに、
そして何より…バスルームでは、茉優子がシャワーを浴びている最中だというのに…
このタイミングで電話に出てしまうなんて… なんてことを…
『…清春君…』
受話器の向こうから、
その男の、
恐ろしく低い声が聞こえた…
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