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清春編
危険な
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「お疲れ様でした~」
「good-by…!」 「また来週ね~」
教室が終わり、生徒が口々に互いに挨拶をしながら部屋を出て行く。
いつものように最後、茉優子と二人きりになる。
「…茉優子さん、今日は…?」
前までは食事に行きませんか?などと勇気を出して誘っていた場面ではあるが、最近は、阿吽の呼吸とでもいうかのように、俺は言葉少なに、茉優子にこんな風に問いかけるようになっていた。
「はい、大丈夫です。夫も飲み会ですから…今日はどちらに行きましょうか?」
茉優子はふわりと微笑んで、俺を見上げる。
俺はドキリとする。
俺の目を奪う、茉優子の白い頬…華奢な首筋… 小さくて紅い、唇…
相変わらず、茉優子のその綺麗な白肌を足先まで全て、もったいないほどに完璧に隠し尽くす、
黒と灰色のシックな服たち…
まるで、鉄の鎧だ…
この、
人を寄せ付けないような…世の中の男たちの視線を完全に拒否するかのようなバリケード…
あまりに固すぎる茉優子の鎧を…全て、取り去ったのは俺だ…
何度も、その服を脱がせ…
DV旦那はともかく、他の男には決して見せていないであろう茉優子の…淫らで、恥ずかしいあの部分に口づけ、舐め回したのは俺だけ、なのだ…
俺が執拗に愛撫した時に、茉優子のあげるアンッという、高く、か細い喘ぎ声も…舌でつつくたびに跳ね上がる白くて細い裸体も…
俺だけの…
俺だけが…
この時の俺は、世間一般的には決して自分のものではない茉優子に対して、
まるで、所有欲… 独占欲にも似たような、危ない感情を、抱き始めていた…。
「good-by…!」 「また来週ね~」
教室が終わり、生徒が口々に互いに挨拶をしながら部屋を出て行く。
いつものように最後、茉優子と二人きりになる。
「…茉優子さん、今日は…?」
前までは食事に行きませんか?などと勇気を出して誘っていた場面ではあるが、最近は、阿吽の呼吸とでもいうかのように、俺は言葉少なに、茉優子にこんな風に問いかけるようになっていた。
「はい、大丈夫です。夫も飲み会ですから…今日はどちらに行きましょうか?」
茉優子はふわりと微笑んで、俺を見上げる。
俺はドキリとする。
俺の目を奪う、茉優子の白い頬…華奢な首筋… 小さくて紅い、唇…
相変わらず、茉優子のその綺麗な白肌を足先まで全て、もったいないほどに完璧に隠し尽くす、
黒と灰色のシックな服たち…
まるで、鉄の鎧だ…
この、
人を寄せ付けないような…世の中の男たちの視線を完全に拒否するかのようなバリケード…
あまりに固すぎる茉優子の鎧を…全て、取り去ったのは俺だ…
何度も、その服を脱がせ…
DV旦那はともかく、他の男には決して見せていないであろう茉優子の…淫らで、恥ずかしいあの部分に口づけ、舐め回したのは俺だけ、なのだ…
俺が執拗に愛撫した時に、茉優子のあげるアンッという、高く、か細い喘ぎ声も…舌でつつくたびに跳ね上がる白くて細い裸体も…
俺だけの…
俺だけが…
この時の俺は、世間一般的には決して自分のものではない茉優子に対して、
まるで、所有欲… 独占欲にも似たような、危ない感情を、抱き始めていた…。
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