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清春編
衝動
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俺と茉優子はいつものように人目につきにくい個室で食事を済ませ、お互いに見つめ合った。
「石塚さん… 今日は、もう…帰られますか…?」
「今日は主人が飲み会なんです…だからまだ…大丈夫です…」
暗黙の了解…とでも、言えるかもしれない…。
俺の方から、抱きたい…などと…
茉優子の方から、抱かれたい…などといった、言葉は必要なかった…。
俺たちはその後、再び…ホテルへ向かった。
お互いに結婚している身…。
冷静に考えると、この前のように堂々と二人でホテルへ向かうのは危険だという話になり…
俺が先に室内に入り…
茉優子は食後をした店で一人、ゆっくり食後のコーヒーを飲んだあとに、俺が指定した部屋へ、一人で入室し合流する。
これで、二人で肩を寄せ合いホテルに入っていったなどと言われるような目撃者が居なくなる…
ギッ… ドアが開く。
「…お待たせしました、坂下さん…」
「いえ… 」
茉優子が、静かな足取りで部屋に入室してくる。
すぐに腕を引き寄せたい衝動にかられながらも、なんとかその感情を抑え込み、茉優子の動きを静かに見守る。
茉優子が荷物を置いて、上着をハンガーに掛ける…
シン…とした、室内に、二人の男女…
お互いに見つめ合い、
茉優子の、不安に揺らぐような…濡れた瞳を目にした瞬間、もう… 無理だった… 今すぐ、触れたい… 抱き締めたい…
「あっ… 、 んっ… んうっ…」
俺は茉優子の白い手を引き寄せ、抱きしめ、その柔らかな唇を有無を言わさず、塞ぐ…。
もう、待てない… この数日間…
茉優子と初めてセックス をして、たった数日しか経っていないにも、かかわらず…
もう、待てなかった…
「石塚さん… 今日は、もう…帰られますか…?」
「今日は主人が飲み会なんです…だからまだ…大丈夫です…」
暗黙の了解…とでも、言えるかもしれない…。
俺の方から、抱きたい…などと…
茉優子の方から、抱かれたい…などといった、言葉は必要なかった…。
俺たちはその後、再び…ホテルへ向かった。
お互いに結婚している身…。
冷静に考えると、この前のように堂々と二人でホテルへ向かうのは危険だという話になり…
俺が先に室内に入り…
茉優子は食後をした店で一人、ゆっくり食後のコーヒーを飲んだあとに、俺が指定した部屋へ、一人で入室し合流する。
これで、二人で肩を寄せ合いホテルに入っていったなどと言われるような目撃者が居なくなる…
ギッ… ドアが開く。
「…お待たせしました、坂下さん…」
「いえ… 」
茉優子が、静かな足取りで部屋に入室してくる。
すぐに腕を引き寄せたい衝動にかられながらも、なんとかその感情を抑え込み、茉優子の動きを静かに見守る。
茉優子が荷物を置いて、上着をハンガーに掛ける…
シン…とした、室内に、二人の男女…
お互いに見つめ合い、
茉優子の、不安に揺らぐような…濡れた瞳を目にした瞬間、もう… 無理だった… 今すぐ、触れたい… 抱き締めたい…
「あっ… 、 んっ… んうっ…」
俺は茉優子の白い手を引き寄せ、抱きしめ、その柔らかな唇を有無を言わさず、塞ぐ…。
もう、待てない… この数日間…
茉優子と初めてセックス をして、たった数日しか経っていないにも、かかわらず…
もう、待てなかった…
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