【完結・R18】鉄道の恐怖

清春編

楽な道

いい大人がすぐに返信をして、やけにがっついているな…などと思われたくない… いやきっと、茉優子はそんな風に受け止めることがないのは、わかっているのだが…

俺はせめて落ち着こうと、ラーメンを食べ終わることに専念する…

お腹が空いていたのに、もはや味がどうとか、麺が膨らんでいるとかそんなことはどうでもいい… 
とにかく腹に入ればそれで…

明日、また茉優子に会える…
明日は何時位までいいのだろう…さすがに夫がいるから遅くは無理か…やはり、
食事だけで終わってしまうだろうか…

できることなら…
また… 彼女を裸にし…あの、白い肌に触れ…組み敷き…胸を柔らかに揉みしだきながら貫き、深くまで何度も突き上げ…彼女に…淫らな声を、あげさせたい… 

女にはわからないだろう…男の欲望は尽きることがない…
好きな女性のことを…その裸体を想像しただけで…健康な男なら身体が反応してしまうことだって、ある…

一度、その身体を現実に自分のモノにした瞬間から…
想像の域を超えてしまい…その欲望はさらに、大きくなる… 気がする…

真由のこともある…
重大な問題だ…すぐには、解決できないし、真由にどう話を持っていけば良いのか、皆目見当がつかない状況にある…。

だが、茉優子のラインを受けて、俺は即座に、楽な道を選んだ…

真由との対話を先延ばしにした。
真由が帰ってこないなら、茉優子と会うのには都合が良い…

ずるい俺は、
その時、
　　　　　そんなことを考えていた…