【完結・R18】鉄道の恐怖

もえこ

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清春編

光景

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俺はなんとなく気持ちを引き締めて、
静かに、リビングへ足を踏み入れながら
「…真由… 」と、
ものすごく小さな音量を絞り出すように、声を出したのだが…

「 … んっ… …」
リビングから、真由の小さな声… 

その後の光景をみて、  一瞬 …


心臓が、止まるかと思った…。


「あ…   …」

「… おや…?おかえり… 清春くん…
  …すまない、今日も真由に、呼ばれてね…」


そこには、真由の兄、哲也がいたのだが…

それは別に、いい…

真由の兄がいるのは、まあまあ結構、よくあることだから…。

だが、しかし… 今…目にした光景はなんだ…

俺の…見間違い…  … だろうか…

そもそもこれは、…
今見たであろう、光景は…普通のこと…なのだろうか…


俺はしばらく言葉を失ったかのように、
        
  その場に、

   呆然と立ち尽くしていた…。
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