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清春編
罪
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俺は今日、…大きな、罪を犯した…。
人の女…独身ではない…人の妻である女を…この手に抱いたのだ… 自身の下に組み敷き…
何度も、激しく貫き…奥まで突き上げて喘がせた…。
それも、一度じゃない…
もうやめてという、茉優子の感じていると思われる淫らな喘ぎ声に、自身が反応してしまうのをどうしても止めることができず…何度も、何度も…
自分は枯れていると、思っていた…
真由に誘われ…抱くのにも、
ある意味、気持ちを奮い立たせるような感覚があった…にも、かかわらず…茉優子には自然に自身が反応し…むしろ、制御できなくなったくらいだ…。
自分にとって…
悪く言えば、初めての女を仕留める感覚で、そんなふうに興奮したのかもしれない…だが…
そんなことは一切、言い訳にはならない…
ともかく俺は…
自分でも信じられない罪を犯した…。
今までではとても考えられない…
30年以上、正しくあるべきと生きてきた…
そう、自負していたのに…
間違いなく俺は、
人の道に反した罪を…犯してしまった…。
「あの…私は大丈夫なのですが、坂下さんは…?…」
ハッとする…。
気付けば茉優子が、
心配そうに、
俺の顔を覗き込んでいた…。
人の女…独身ではない…人の妻である女を…この手に抱いたのだ… 自身の下に組み敷き…
何度も、激しく貫き…奥まで突き上げて喘がせた…。
それも、一度じゃない…
もうやめてという、茉優子の感じていると思われる淫らな喘ぎ声に、自身が反応してしまうのをどうしても止めることができず…何度も、何度も…
自分は枯れていると、思っていた…
真由に誘われ…抱くのにも、
ある意味、気持ちを奮い立たせるような感覚があった…にも、かかわらず…茉優子には自然に自身が反応し…むしろ、制御できなくなったくらいだ…。
自分にとって…
悪く言えば、初めての女を仕留める感覚で、そんなふうに興奮したのかもしれない…だが…
そんなことは一切、言い訳にはならない…
ともかく俺は…
自分でも信じられない罪を犯した…。
今までではとても考えられない…
30年以上、正しくあるべきと生きてきた…
そう、自負していたのに…
間違いなく俺は、
人の道に反した罪を…犯してしまった…。
「あの…私は大丈夫なのですが、坂下さんは…?…」
ハッとする…。
気付けば茉優子が、
心配そうに、
俺の顔を覗き込んでいた…。
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