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清春編
欲望
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俺は腕の中の茉優子を、更に強く抱き締める。
「あっ…」
腕の中の茉優子が、少し身じろぐ。
早い鼓動と…茉優子の体温が伝わってくる…。
「石塚さん…俺も、同じことを思っていました…もう少し、貴女と一緒にいたいと…本音を言うと、まだ、帰したくないと…」
「… はい… …」
「キス…したい… キス、してもいいですか…?」
俺の言葉に、
鏡の中にうつる茉優子の目が…明らかに、動揺の光を見せる。
「… っ… でも、あの私… あの… あっ んんっ…」
俺は茉優子の返事を待つでもなく…すぐに腕を解いて茉優子を自分の方にくるりと向き直させ、その華奢な肩を胸元に引き寄せ…
茉優子の唇を、塞いでいた…。
「んっ… ん … …」
柔らかな… 茉優子の唇… 表面だけでは満足できない…
ああ… 入れたい…
茉優子の口内に舌を入れて、滅茶苦茶に絡めたい…
でも、そんなことをすれば…茉優子は驚いて俺を突き放すだろうか…
でも、…もはや… 今日しか、チャンスはないかもしれない…
今できることを… 俺がしたいことを… したい…
茉優子が嫌がれば…引くしかないが…
恐らく茉優子に会うときに無意識に抑えていた男の欲望は…
すぐに自分に都合よく働き…俺のちっぽけな理性を、切り崩していく…。
でも、茉優子が嫌な素振りを見せれば別だ…
すぐに、止めなければ…
俺は茉優子の気持ちを見極めるかのように一旦…ゆっくりと唇を離し…茉優子の表情をうかがう…。
白い頬が…少し、赤み…色味を、帯びている…
普段は少女のように澄んだ瞳が…大人の… 女の濡れた光を放っている…
身体が燃えるように熱い…
でも、俺の身体が熱いのか…茉優子が熱いのか…もはや、わからない…
「…坂下さ… っ んんっ‥ …ん、ぅっ ん…」
俺は再び茉優子の唇に自身の唇を押し付け…両頬を包み、逃げられないようにして…
半ば無理矢理…舌で彼女の閉じた唇をこじ開け、口内に舌を侵入させた…。
熱い、茉優子の中…
舌を入れた瞬間、ビクンと震えた茉優子の身体を…強い力で抱き締めた…。
もう俺は、駄目だ…
俺は、自分自身の理性に…茉優子の、魅力に… 敗北したのだ…。
俺は、茉優子の舌に狂おしく自分の情欲にまみれた舌を絡めながら…
ゆっくりと、目を閉じた…。
「あっ…」
腕の中の茉優子が、少し身じろぐ。
早い鼓動と…茉優子の体温が伝わってくる…。
「石塚さん…俺も、同じことを思っていました…もう少し、貴女と一緒にいたいと…本音を言うと、まだ、帰したくないと…」
「… はい… …」
「キス…したい… キス、してもいいですか…?」
俺の言葉に、
鏡の中にうつる茉優子の目が…明らかに、動揺の光を見せる。
「… っ… でも、あの私… あの… あっ んんっ…」
俺は茉優子の返事を待つでもなく…すぐに腕を解いて茉優子を自分の方にくるりと向き直させ、その華奢な肩を胸元に引き寄せ…
茉優子の唇を、塞いでいた…。
「んっ… ん … …」
柔らかな… 茉優子の唇… 表面だけでは満足できない…
ああ… 入れたい…
茉優子の口内に舌を入れて、滅茶苦茶に絡めたい…
でも、そんなことをすれば…茉優子は驚いて俺を突き放すだろうか…
でも、…もはや… 今日しか、チャンスはないかもしれない…
今できることを… 俺がしたいことを… したい…
茉優子が嫌がれば…引くしかないが…
恐らく茉優子に会うときに無意識に抑えていた男の欲望は…
すぐに自分に都合よく働き…俺のちっぽけな理性を、切り崩していく…。
でも、茉優子が嫌な素振りを見せれば別だ…
すぐに、止めなければ…
俺は茉優子の気持ちを見極めるかのように一旦…ゆっくりと唇を離し…茉優子の表情をうかがう…。
白い頬が…少し、赤み…色味を、帯びている…
普段は少女のように澄んだ瞳が…大人の… 女の濡れた光を放っている…
身体が燃えるように熱い…
でも、俺の身体が熱いのか…茉優子が熱いのか…もはや、わからない…
「…坂下さ… っ んんっ‥ …ん、ぅっ ん…」
俺は再び茉優子の唇に自身の唇を押し付け…両頬を包み、逃げられないようにして…
半ば無理矢理…舌で彼女の閉じた唇をこじ開け、口内に舌を侵入させた…。
熱い、茉優子の中…
舌を入れた瞬間、ビクンと震えた茉優子の身体を…強い力で抱き締めた…。
もう俺は、駄目だ…
俺は、自分自身の理性に…茉優子の、魅力に… 敗北したのだ…。
俺は、茉優子の舌に狂おしく自分の情欲にまみれた舌を絡めながら…
ゆっくりと、目を閉じた…。
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