【完結・R18】鉄道の恐怖

もえこ

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崩壊

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「真由…真由っ…」

俺は真由からのキスで、全く抑えが効かなくなった。
すぐに真由を押し倒し…着ているモノを全て…脱がせにかかった。

真由は…恥じらった…

「いや…こんな明るいところで…このまま…するの…?お兄ちゃん…私、恥ずかし…」

…するの…?という、真由の問いに…俺の動きは停止し、頭の中が真っ白になった。

            …するって…何を…?

今、俺は確かに間違いなく真由とキスをしたけど…真由の言う『する』って言うのは…それはつまり…
男女の…交わり…セックスのことだ…

真由と…セックス…?

色白で…可愛い、手足も長くスタイルも申し分ない…自由奔放で、茶目っ気もある、魅力的過ぎる真由…

俺より7つも下の…年若い俺の妹…真由と…俺がセックス… 

本当にいいのか…いや、普通に考えて駄目だろ…
これはきっと…世の中で、後ろ指をさされてしまう、近親相姦って…やつだ…
今まで俺がどんな思いで…真由に対する男のどす黒い感情を押し殺してきたか…

今の俺の気持ちはともかく、年上の俺が…なんとか真由の一時の気の迷い…みたいなものを止めなきゃ…


俺は即座に真由から離れ、こう、言い放った。

「ははっ…真由…なーに、言ってんだよ?バカ…冗談だよ、冗談…俺たち兄と妹だろ…おまえ、男をからかうなよ…キス位…どこの兄弟でもふざけてやったことくらいあんだろ…おまえ、もしかして他の男にもそんなん言ってんのか…?男を甘く見んなよ…?俺だから…おまえの兄ちゃんだから、ここで、ストップしてやるよ?な…」

そう言って離れようとした。

「いや…冗談、なんかじゃない…お兄ちゃん…好きなの…」そう言って真由は、泣きながら俺の手を引っ張り、自分の胸へあてた…そして、ぎゅうっと押し付けやがった…。

柔らかで…張りのある若い胸…俺の頭は…クラクラした…もう…駄目だ…こんなことされたら…俺は…俺は…

「…真由…、おまえ… 後悔しても、知らないぞ…?」俺の正面からの問いかけに、

「…後悔なんてしない…今、引き下がった方が後悔するもん…お兄ちゃん、お願いだから…一度でいいから…真由を…抱いて…めちゃくちゃにして…何も考えられなくなるくらい…お兄ちゃんと…、一つになりたい…」

俺の『兄』としてのあまりにも脆い理性は、真由のこの言葉で、すぐに弾けて消えた。

「おまえが悪い…でも、俺が一番悪い…真由…おいで…二階に行こう…」

俺は妹にそう声をかけ…二人で手を繋いで、二階の俺の寝室に向かった…。












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