【完結・R18】鉄道の恐怖

もえこ

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近親

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「さあ…どうしますか…?」
男は私の胸の敏感な部分を指で刺激し続けながら、問いかける。
男の巧みな指の動きで…痛みの中に…少しのおかしな感覚が入り混じる…。

「あ…あ…は…っ」
男の胸板に両手を突っぱねて必死に抵抗しながらも、私はまるで、声を失ったかのように、意味をなす言葉を発することができずにいた。

「どうしました…あまりのショックで、声が出ませんか…?それとも…私の貴女に対する愛撫があまりに気持ち良すぎて頭が働かずに…そんな風に淫らな顔をして喘いでいるのですか…?ふふ…そんな地味な見た目で…どこまでも淫乱な女性だ…」

男が私を…言葉と指で…なぶりつづける。

「…あ…んンっ…いや…やめ…考えますから、やめて…下さ…あっ!…はン…」
私の胸のふくらみを触り続ける…男の息が少し荒い。

「ああ…楽しいですね…音声でしか、味わうことができなかった貴女のいやらしい声…身体…これからは、私の思うままに自由にできる…、そう思うと、私はある意味、幸せなのかもしれない…」

「あ…でもまだ…決めつけは良くないか…お返事がまだでしたね…仕方がないから、いったんココをいじるのはやめますよ…さあ、選んでください…」

男が…おもむろに私の胸から手を離して、半身をどける。

ああ…もう、私に逃げ場がないのはわかっていても…
選択肢があってないようなものだとわかっていても、私は無駄に足掻く。

「あなたの目的は…本当に私…なんですか…?信じられません…私なんかより…お金とか…もっと…」言いかけると、

「…真由は入院中で…このままずっと意識が戻らない可能性もあると、医者には言われています…。きっと貴女と清春には…私の感じている絶望は、伝わらない…。」男が苦しそうに表情を歪める…。

「私は…真由を愛していました…いえ、今も心から愛しています…。本当は…真由を誰にも渡したくなかった…私の大事な…愛すべき妹が誰かの…どこかの男の…モノになるなんて…想像もしたくなかった…」

…妹を愛している…、と、この男は言ったのか…?

兄弟の情なのか…それとももしかして…近親相姦の…類だろうか…

私は男の話を聞きながら、ごくりとのどが鳴るのを抑えられずにいた…










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