【完結・R18】鉄道の恐怖

もえこ

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あと5分

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「さ…どうぞ、あと5分程で到着です…答え、本当はもう、わかってたりするんでしょう…?」

男の手が…さきほどから遠慮なしに、私のスカートの布地の上を縦横無尽に這いまわり、指が何度も…敏感な部分をわざとこするように触れてくる。

「あっ…、…っ!…っん…」

「ダメですよ…こうされるのが気持ちいいからって、あまり変な声、出さないでください…公衆の面前で…。
…こんなところ、誰か知り合いに見られでもしたら、どうするんですか…これ、あなたの毎日の通勤電車でしょう?いるかもしれませんよ…お知り合いが…」

… なんだというのだ… 


なぜ、私は今日、こんな目に遭っているのか…
そもそもこの男は… 一体誰、なのか…  皆目見当がつかない…

ただ…この男はどうやら…私のことを…私のしたことを…知っている… 

全ての言動から…それだけは、確かな気がした。
張り詰めるほどの緊張の中で、必死にこの男の素性を探るべく考えていると

「んっ…」男の手が、グッと…私のあの場所を掌全体でつかんだ…

「…貴女、今の状況わかってます…?電車内ですけど、私は構いませんよ…もっと、進んだこと…してみましょうか…?このまま何もお話しにならないなら…ここ…もっと深くまで、探ってみましょうか…」

男がつかんだ手を強める。
指を中央に食い込ませるように強めに押し込まれ、刺激に私の身体がビクンと跳ね上がる。

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