【完結 R18】ほかに相手がいるのに

～拓海～

ウィンウィン

俺をどこまでも、受け入れてくれた瑠衣に…  

何度も甘やかしてくれた瑠衣に… 
　　
俺のを咥え込んで離さなかった、瑠衣に…
　　　
俺の行為に、気持ちいいってヤバい表情で、何度ものけ反って喘いでくれた瑠衣に…

なんて言えばいいのわからない…くらいに…
感謝、している…。

「後悔なんて、ないよ…でもごめん、瑠衣…俺…　」

「ストップ…拓海くん…ごめんはナシだよ…？いい大人だもん…わかってるよ…葉月ちゃんのことでしょう…？」

「… … ん、…ああ…  」
瑠衣はお見通しか…俺はため息をつく…。

「いいよ、別にそんなこと。拓海くんが葉月ちゃんを好きって…大好きだってわかってるし…拓海くんとこれからどうにかなろうなんて、私は全く考えてないよ…いいんだよ、これで…身体の関係だけで十分…ふふ…」

「…瑠衣… …」

「そんな目で見ないでよ、拓海くんったら…。私ね、もうわかってるだろうけど、性欲、めっちゃくちゃ強いんだ…この状況で言うのもなんだけど、こういうことする相手は拓海くんだけじゃないし…

だからね、いいの…私も気持ち良くなれてさ…拓海くんもそうなら…ウィンウィンだと思わない…？」

「…win-win…？」
変な表現だな…でも、まあ… 考えようによっては…
　
「そう…ちょっと意味は違うっていうか使い方は違うけど。win-winの関係… セフレでいいからさ… 」

「セフレ… か…」

これが、俗にいう、セフレ…　　
そう…なのか…　？

「そう、セフレ…彼女が遠距離で、エッチしたくてもできない時に、私を呼んでこうやって抱いてくれたら…それで十分…私もすごく嬉しいし、満たされるから…ね？お互いに我慢して、一人エッチするよりましでしょう…？」

「… … …」

「んでさ…多分、私の方が経験豊富だからさ…これから色々教えてあげる… 女の感じるところ…とか、色々…ふふ…」

「… ん…  瑠衣…こっち、来て… 」

俺は裸のまま、
腕の中の瑠衣をぎゅっと、抱き締めてみる…。