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~杉崎~
夕日
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「へーー ふ~ん…そっかーー。なんか、すっごく勿体ない話だね~~」
沙織がやたらと語尾を伸ばしながら、話す。
「…は…?そうですかね…」
「…うん… 絶対に、勿体ないよ…だって修哉くん、超絶カッコいいもん…優しいし。私が修哉くんと同じガッコにいたら間違いなく告ってるよ… 100パー、確実に。」
「…そう…ですか…?ありがとうございます…」
褒めてくれたのかもしれないが、どう返せばいいかよくわからない…
だから俺は、とりあえずお礼を言った。
「ほら…そういうとこ…実は全然、喜んでないでしょ…私なんかにそんな風に言われても…って、思ってるよね?
修哉くんよりかなり年上の、所詮おばさん、だもんね‥ふん!」
沙織がおどけたように俺を見て笑う。
「いやいや…そんな風には思ってないです、先生がおばさんだとか、思ってないです、お姉さんですよ、確実に…」
沙織を見る。
普通に、綺麗だとは思う…
だがあえて、綺麗なお姉さんなどとは言わなかった…。もともと、女性を褒めるのは苦手だ…。
沙織は、切れ長の綺麗な眼をしている… 鼻筋がスッとしていて、整った顔立ちの美人…
メイクがきっちり施されているのかもしれないが、普通に街を歩いていると目を引くレベル…。
服の上から見る限りだが、多分スタイルもいい…
おばさんなどと評価する人は恐らく、1%もいないだろう…。
「ふーーん、…そこで、綺麗なとか、可愛いとか…そんな形容詞をつけてくれないところが、とても修哉くんらしいな~~お姉さん、完全に自信なくしちゃいました…」
「いえ、そんなことは…まあ、綺麗、なんじゃないですか…世間一般的に…」
「取ってつけたように言ったね~ 全くもう…でも、私はそんな修哉くんが、好き、なんだけどね…」
好き… ??
ドキリとして、沙織を見る。
「私は結構好き、だよ… ねえ…修哉くん… 今までにさ…シタことある…??」
「… は …??」
「あれ、だよ…あれ… あれ、ないの?…」
「… … …う、わっ… っ… な、…痛っ …」
いきなり、腕を引かれて、カーペットに押し倒される…
何…
沙織を見上げる…
夕日がカーテンの隙間から差し込み、その表情は、見えなかった…
::::::::::::::::::::::::::::::
ちょこっと、お知らせ
この先は、修哉が、女性から若干無理矢理に… という描写がありますので、苦手な方はスルーしてください。脱線した割に内容はちと、長くなります(*´-`)
(なお、ここをお読みにならなくても、本編に、直接影響はないかと思います)
杉崎sideを飛ばして、引き続きお楽しみください。
沙織がやたらと語尾を伸ばしながら、話す。
「…は…?そうですかね…」
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だから俺は、とりあえずお礼を言った。
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修哉くんよりかなり年上の、所詮おばさん、だもんね‥ふん!」
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「いやいや…そんな風には思ってないです、先生がおばさんだとか、思ってないです、お姉さんですよ、確実に…」
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だがあえて、綺麗なお姉さんなどとは言わなかった…。もともと、女性を褒めるのは苦手だ…。
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メイクがきっちり施されているのかもしれないが、普通に街を歩いていると目を引くレベル…。
服の上から見る限りだが、多分スタイルもいい…
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「いえ、そんなことは…まあ、綺麗、なんじゃないですか…世間一般的に…」
「取ってつけたように言ったね~ 全くもう…でも、私はそんな修哉くんが、好き、なんだけどね…」
好き… ??
ドキリとして、沙織を見る。
「私は結構好き、だよ… ねえ…修哉くん… 今までにさ…シタことある…??」
「… は …??」
「あれ、だよ…あれ… あれ、ないの?…」
「… … …う、わっ… っ… な、…痛っ …」
いきなり、腕を引かれて、カーペットに押し倒される…
何…
沙織を見上げる…
夕日がカーテンの隙間から差し込み、その表情は、見えなかった…
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