【完結 R18】ほかに相手がいるのに

～杉崎～

衝動

背中から、華奢な彼女を抱き締めたら…彼女の震えが伝わってきた…

彼女は緊張で、少し、震えていた…
そしてこの俺も…　この歳にも関わらず…　少し震えていた…。

小さい…俺の胸の中にすっぽりと覆われる彼女…　
愛しい…　彼女の髪からは、花のような良い香りがした…。

智花のように、こちらが圧倒されそうな豊満な身体つきではなく…
本当に力を込めて抱き締めると折れてしまいそうなほどに、華奢な彼女…

彼女の身体に触れることにより、
俺はもう…自分で自分を抑えきれないほどに欲情していた…。
俺のそこは…布地で無理矢理押さえつけられているものの、もはや屹立しかけていた…その質量がもしかしたら彼女の腰あたりに伝わっているかもしれないことがわかっていて…俺は彼女を、これ以上ないほどに抱き締めた…。
　
あらためて、彼女と正面から向きあった時に、
どうしても視線が向かう彼女の可愛い首筋や華奢な鎖骨…胸…

今すぐ邪魔な洋服…布を引きはがし、裸にして…　その膨らみに触れたい…
めちゃくちゃに揉みしだいて、震えるピンクの突起をあらゆる角度から刺激して、彼女を…喘がせたい…

願望だけ…その時はそう、思っていたのに、　
気付けば、俺の手は、既に彼女の片方の胸に洋服の上から触れていた…

もう、俺には…
大人の男の余裕の態度で、ゆっくりと彼女の服を脱がせて裸にして、
それから…胸や身体にじっくりと触れて愛撫していく…　そんな…

そんな、紳士的な男の行動をする余裕が、俺にはもはや、残されていなかった…。