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~二人~
露天
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旅館の部屋に戻ると、いまだに同部屋の女性は戻っていないようだった。
時計を見るとまだ4時過ぎ…
十分に温泉に入る時間が残されている。
私は準備をして、前回入ったところとは違う露天風呂へ向かった。
できれば知り合いがいなければいいな…
今は、人に気を遣う精神的な余裕が残されてない…。
そう思いながら脱衣所へ向かう。
周りを見るが、一応職場の人はいないようでホッとする。
髪を洗い…丹念に身体を洗いながら、先ほどの喫茶店でのことを思い出す…。
杉崎さんは、私たちは互いに、両思いだと…確かにそう言った。
彼に抱き締められた時も…キスをされた時も… たまらない気持ちになった…。
どうしよう…この先…拓海になんて言えば…
しかも、林さんは職場の先輩だ…
今は遠方にいる状況だけど…いつか職場へ戻ったときに…きっと…恨まれる…
今…考えても仕方がないことが、頭をよぎる。
髪と身体を流し、外の露天へ出る。
お湯につかって…高鳴る心臓をおさえるように、ゆっくりと深呼吸をする。
あんなに年上の…誰が見ても素敵な男性である杉崎さん…が、こんな子供っぽい…私に、好意を寄せてくれている…なんて、まだ、信じられない…。
杉崎さんの…唇…首筋…鎖骨…胸板…ひきしまった腰…
突然、前にこの旅館で見た杉崎さんのセクシーな半身が、脳内で再生される…。
私はあの身体に…いつか…抱き締められて…そのまま… …
ああ…こんな時に、こんな場所で…私は何を考えているのか…
こんな状態で、夕方の宴会…幹事の仕事…杉崎さんとともに、まともにこなせるだろうか…
これ以上、おかしな妄想を膨らませると、のぼせ上りそうだ…。
私はすぐにお湯からあがる。
とにかく、幹事の仕事が終わったら…この社員旅行が終わってからでいい…
きちんともう一度、これからのことを、ゆっくりと彼と話そう…。
この時はそう、思っていたのに…
この日の夜、杉崎さんとあんなことになるなんて……。
いつもは優しくて紳士な男性である杉崎さんだからこそ…
あんなに激しい…杉崎さんの一面なんて、
…子供の私は、想像すらしていなかったのだ…。
時計を見るとまだ4時過ぎ…
十分に温泉に入る時間が残されている。
私は準備をして、前回入ったところとは違う露天風呂へ向かった。
できれば知り合いがいなければいいな…
今は、人に気を遣う精神的な余裕が残されてない…。
そう思いながら脱衣所へ向かう。
周りを見るが、一応職場の人はいないようでホッとする。
髪を洗い…丹念に身体を洗いながら、先ほどの喫茶店でのことを思い出す…。
杉崎さんは、私たちは互いに、両思いだと…確かにそう言った。
彼に抱き締められた時も…キスをされた時も… たまらない気持ちになった…。
どうしよう…この先…拓海になんて言えば…
しかも、林さんは職場の先輩だ…
今は遠方にいる状況だけど…いつか職場へ戻ったときに…きっと…恨まれる…
今…考えても仕方がないことが、頭をよぎる。
髪と身体を流し、外の露天へ出る。
お湯につかって…高鳴る心臓をおさえるように、ゆっくりと深呼吸をする。
あんなに年上の…誰が見ても素敵な男性である杉崎さん…が、こんな子供っぽい…私に、好意を寄せてくれている…なんて、まだ、信じられない…。
杉崎さんの…唇…首筋…鎖骨…胸板…ひきしまった腰…
突然、前にこの旅館で見た杉崎さんのセクシーな半身が、脳内で再生される…。
私はあの身体に…いつか…抱き締められて…そのまま… …
ああ…こんな時に、こんな場所で…私は何を考えているのか…
こんな状態で、夕方の宴会…幹事の仕事…杉崎さんとともに、まともにこなせるだろうか…
これ以上、おかしな妄想を膨らませると、のぼせ上りそうだ…。
私はすぐにお湯からあがる。
とにかく、幹事の仕事が終わったら…この社員旅行が終わってからでいい…
きちんともう一度、これからのことを、ゆっくりと彼と話そう…。
この時はそう、思っていたのに…
この日の夜、杉崎さんとあんなことになるなんて……。
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あんなに激しい…杉崎さんの一面なんて、
…子供の私は、想像すらしていなかったのだ…。
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