【完結 R18】ほかに相手がいるのに

もえこ

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〜杉崎〜

予想外

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俺は露天を3つほど楽しみ、温まった身体で、部屋に戻った。

部屋には鍵がかかっていた。

だから、彼女もてっきり、外の温泉を楽しんでいると思っていた。
ドアを開けて室内に入り、続けて襖をそっと開ける。

もぬけの殻…
やはり…彼女も外の温泉に行ってるようだ。

「水無月さん…?」静かな部屋の中で 
一応声をかけるが、やはり返事はない。

俺は、使ったタオルを片付けに洗面所へ向かう…
顔が火照っているからついでに、水で顔も洗っとこう…そう思った。

はっ …  !?  … な…  あっ… !!

水無月さんの白い肩…背中…、…ブラジャーの…ひも…が… 

目の前に……!!


「う…わぁっ! ごっ…ごめんっ!!…」

あまりに驚き過ぎて、彼女がなんと言ったのかは覚えていないが、かなり甲高い悲鳴を上げて、彼女が崩れるように床に座り込んだ…

俺はすぐさま、その場を飛び去るように逃げ出した…。


だけど… 本当は…

見た…

見てしまった…


彼女の肌が…目の前に…浴衣がはだけて、上半身がほぼ、露出していた…

本当に一瞬ではあったが、
なだらかで華奢な肩…白い小さな背中と…鏡に映り込んだ…浴衣の間から覗くブラと…そこからのぞく小さな胸のふくらみと…谷間…。

そして…下の…下着… …と、白くて細い太もも…


なんて奴だ…俺という男は…


ごめんと謝っていながら…その場を驚く速さで後にしながら…
彼女の身体の細部を…一瞬で、この目におさめた…おさめてしまった…

最低だ…最低な男だ…



だけど…

綺麗…だった…  ああ … 可愛すぎた…。

小さくて細い…彼女の身体…  普段は服を着ているからわからないけど…

本当に華奢で…線が細くて…ただただ、白い…彼女の半身…

抱き締めたら折れそうな…本当にそんな…細さ、だった…


豊満で肉付きの良い智花の…身体のラインとは…全然違う…

まるで、10代の少女のような…そんな…身体つき…


ゾクリとした…

身体の奥底が…男の欲望が…もたげようとしていたのが、自分でもわかった。

俺は…完全に欲情していた…彼女の清楚な…身体つきに…少女のような可憐さに…

いや…だめだ、
彼女が服を着て部屋に戻るまでに、なんとか平静を装わなければ…

俺は必死に、自分を抑えた。


でも…本当に驚いたのはその後の展開だった…。

まさか彼女が…俺の申し出にイエスと答えるなんて…。

詫びとして、今度は反対に俺の裸を見せようかという、ふざけた申し出に…

あろうことか、耳を疑ったが、彼女は真面目に…イエスと答えた…。


脱いだ時に、彼女の熱い…視線を…感じた…

俺の裸を…隈なく真っすぐに見つめてくる彼女…水無月さん…


一体…何が起こっているんだ…彼女は一体、何を考えているのか…

純粋そうな彼女が…彼氏でもない男の…俺の裸を、見たいと答えたんだから…何かがおかしい…


俺はさっぱり…彼女のことが、わからなくなったんだ…























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